Googleスプレッドシートで複数条件の条件付き書式を簡単に設定する方法

Googleスプレッドシートで、複数の条件を組み合わせてセルの色を変える「条件付き書式」を使いこなすと、データの視認性が格段に向上します。特に、タスク管理や進捗状況の可視化など、日々の業務で活用できる場面が多いです。この記事では、初心者の方でもわかりやすく、実際の例を交えながら解説します。

条件付き書式とは？

Googleスプレッドシートのイメージ

条件付き書式とは、セルの内容に応じて自動的に色を変える機能です。例えば、期限が迫っているタスクを赤色で表示したり、完了したタスクを緑色で表示することができます。これにより、重要な情報を一目で把握できるようになります。

複数の条件を組み合わせて書式を設定するには、以下の2つの関数を使います。

AND関数は、すべての条件が満たされた場合にTRUEを返します。例えば、「期限が今日で、担当者が佐藤さんの場合」にセルを色付けしたい場合、次のように設定します。

=AND($E2=TODAY(), $C2="佐藤")

この設定により、E列の日付が今日で、C列の担当者が佐藤さんの行が色付けされます。

OR関数は、いずれかの条件が満たされた場合にTRUEを返します。例えば、「担当者が佐藤さんまたは鈴木さんの場合」にセルを色付けしたい場合、次のように設定します。

=OR($C2="佐藤", $C2="鈴木")

この設定により、C列の担当者が佐藤さんまたは鈴木さんの行が色付けされます。

例えば、以下のようなタスク管理表があるとします。

この表に対して、以下の条件付き書式を設定すると便利です。

これにより、タスクの進捗状況が一目でわかり、優先順位をつけやすくなります。

Googleスプレッドシートでは、条件付き書式のルールは上から順に適用されます。複数の条件が重なる場合、上にあるルールが優先されます。必要に応じてルールの順番を変更してください。

はい、可能です。カスタム数式で「INDIRECT」関数を使用することで、他のシートのセルを参照できます。例えば、別のシートのセルの値を参照する場合、次のように設定します。

=INDIRECT("'シート名'!")

数式に誤りがあるとエラーが表示されます。特に、セルの参照方法や関数の構文に誤りがないか確認してください。また、数式内で使用するセルの参照が正しいかも確認してください。

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