ExcelのVLOOKUP関数で値が見つからない場合に0を返す方法

皆さん、こんにちは。今日は、ExcelのVLOOKUP関数を使ってデータを検索する際、目的の値が見つからなかった場合に0を返す方法についてお話しします。特に、パソコンやスマホの操作に不慣れな方でも理解しやすいように、ゆっくり丁寧に説明していきますね。

VLOOKUP関数とは？基本のおさらい

Excelのイメージ

まず、VLOOKUP関数について簡単におさらいしましょう。VLOOKUPは、Excelで縦方向にデータを検索し、指定した列の値を取得するための関数です。例えば、商品コードから商品名を探すときなどに使われます。

通常、VLOOKUP関数で指定した値が見つからないと、「#N/A」というエラーが表示されます。これは、「Not Available（利用できない）」の略で、該当するデータが存在しないことを示しています。しかし、このエラー表示は見栄えが良くないだけでなく、他の計算にも支障をきたすことがあります。

では、値が見つからなかった場合に「#N/A」エラーの代わりに0を返す方法を見ていきましょう。主に2つの方法があります。

IFERROR関数は、数式でエラーが発生した場合に、指定した値を返すことができます。VLOOKUP関数と組み合わせることで、エラー時に0を返すように設定できます。

例えば、以下のように入力します。

=IFERROR(VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE), 0)

この式では、VLOOKUP関数でエラーが発生した場合に0を返します。これは、Excel 2007以降のバージョンで利用可能です。

IFNA関数は、特に「#N/A」エラーを処理するための関数です。VLOOKUP関数と組み合わせて使用することで、値が見つからない場合に0を返すことができます。

例えば、以下のように入力します。

=IFNA(VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE), 0)

この式でも、VLOOKUP関数で値が見つからない場合に0を返します。IFNA関数は、Excel 2013以降のバージョンで利用可能です。

例えば、以下のような商品リストがあるとします。

このリストから商品コード「A004」の商品名を取得しようとすると、通常のVLOOKUP関数では「#N/A」エラーが表示されます。しかし、IFERROR関数やIFNA関数を使うことで、エラーの代わりに0を返すことができます。

はい、可能です。IFERROR関数やIFNA関数のエラー時の返り値を空の文字列（””）に設定することで、値が見つからない場合に空白を返すことができます。

はい、あります。例えば、SUM関数で合計を計算する際に「#N/A」エラーが含まれていると、正しく計算されません。エラーを0や空白に置き換えることで、この問題を回避できます。

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今回は、ExcelのVLOOKUP関数で値が見つからない場合に0を返す方法についてお話ししました。IFERROR関数やIFNA関数を組み合わせることで、エラー表示を回避し、スムーズなデータ処理が可能となります。ぜひ、日々の業務に活用してみてください。

他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。