VLOOKUP関数は、Excelを使う上で非常に便利な機能ですが、複数の条件を指定してデータを検索する方法を知っている人は少ないかもしれません。この記事では、「VLOOKUP関数を使って複数の条件でデータを検索したい!」というあなたに向けて、初心者でもわかりやすく解説します。YouTube動画化もできる内容に仕上げていますので、ぜひ最後までご覧ください。
VLOOKUP関数とは?基本を押さえよう
VLOOKUP関数とは、Excelで指定した検索値を基に、縦方向に並んだデータの中から、対応する値を検索して取り出す関数です。たとえば、「顧客名から電話番号を探したい」「商品のコードから価格を取得したい」といった場合に使います。
VLOOKUP関数の基本構文
VLOOKUP関数は以下のように記述します。
- 検索値探したいデータ(例えば、顧客名や商品コード)
- 範囲検索するデータが入っている範囲(例えば、顧客名とその情報が並んだ表)
- 列番号取り出したいデータが何列目にあるかを指定(例えば、電話番号が2列目)
- 近似一致または完全一致検索する際に近似値を使うか、完全に一致するデータだけを探すかを指定
この基本的な使い方を知った上で、次に進みます。
VLOOKUPで複数条件を使う方法
VLOOKUP関数は基本的に1つの条件でデータを検索しますが、複数の条件を指定したい場合、少し工夫が必要です。実は、VLOOKUP単独では直接複数条件を扱うことはできません。しかし、簡単に複数条件を使う方法があるので紹介します。
方法1補助列を使って条件を組み合わせる
複数条件を使いたい場合、まずは条件を一つの列にまとめる方法があります。この方法は、データの追加や変更が少ない場合に便利です。
1. 最初に、元のデータに補助列を作ります。この補助列には、複数の条件を結合した値を入力します。たとえば、顧客名と商品コードを結合して「顧客名-商品コード」のように入力します。
2. 次に、VLOOKUP関数を使って、この補助列を検索します。
具体的な例を見てみましょう。
顧客名 | 商品コード | 価格 | 補助列 |
---|---|---|---|
田中 | A123 | 1000 | 田中-A123 |
佐藤 | B456 | 1500 | 佐藤-B456 |
このように、「田中-A123」といった補助列を作成した後、VLOOKUPでこの列を検索するだけです。
方法2INDEXとMATCH関数を使う
VLOOKUPの代わりに、INDEX関数とMATCH関数を組み合わせて使うことで、複数条件を扱う方法もあります。この方法は、VLOOKUPよりも柔軟性があり、列を追加しても影響を受けにくいという利点があります。
具体的には、MATCH関数で複数条件を満たす行を見つけ、その行をINDEX関数で取り出します。
- MATCH関数を使って、複数の条件を満たす行番号を取得します。
- INDEX関数を使って、その行から必要な値を取り出します。
例えば、商品コードと顧客名の2つの条件で検索したい場合、以下のように設定します。
顧客名 | 商品コード | 価格 |
---|---|---|
田中 | A123 | 1000 |
佐藤 | B456 | 1500 |
これを実現するために、MATCH関数で「田中」と「A123」を条件として検索し、INDEX関数で価格を取り出すことができます。
よくある質問や疑問
Q1. VLOOKUP関数の補助列を使う方法がわかりにくいです。具体的な例を教えてください。
もちろんです。たとえば、顧客名と商品コードを結合して「顧客名-商品コード」のような補助列を作り、その列をVLOOKUPで検索することで、複数条件を指定して検索できます。データが大きくなる前に試してみてくださいね。
Q2. INDEXとMATCH関数はVLOOKUPより難しそうですが、どう使いこなせばいいですか?
最初は少し難しいかもしれませんが、慣れれば非常に便利です。特に、VLOOKUPではできない柔軟な検索ができるようになります。複数条件を使いたい場合には、こちらを使ってみるといいでしょう。
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まとめ
今回は、VLOOKUP関数を使って複数条件でデータを検索する方法について解説しました。初心者の方でも実践できるよう、補助列を使った方法やINDEXとMATCH関数を使った方法を紹介しました。これで、複数の条件を使って効率よくデータを検索できるようになったはずです。
もしこの記事を読んでさらに質問がある方は、ぜひLINEで気軽にお声掛けください。あなたのExcelスキル向上をお手伝いしますよ!
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