ExcelのVLOOKUP関数で文字列が一致しないときの対処法

皆さん、こんにちは。今日は、ExcelのVLOOKUP関数を使っているときに、文字列がうまく一致せず、期待した結果が得られない場合の原因とその解決策についてお話しします。特に、パソコンやスマホにあまり詳しくない方でも理解できるように、わかりやすく説明していきますね。

VLOOKUP関数とは？

Excelのイメージ

まず、VLOOKUP関数について簡単におさらいしましょう。VLOOKUP関数は、Excelでデータを検索して取り出すための便利な関数です。例えば、商品コードを入力すると、その商品名や価格を自動的に表示してくれる、といった使い方ができます。

VLOOKUP関数の基本的な書き方は以下のとおりです

例えば、商品コードが「A001」の商品の名前を取得したい場合、次のように入力します



=VLOOKUP("A001", A2:C10, 2, FALSE)

さて、VLOOKUP関数を使っていると、「#N/A」というエラーが表示されることがあります。これは、指定した検索値が見つからない場合に表示されるエラーです。以下に、主な原因とその解決策を紹介します。

原因検索値や検索対象のセルに、見えないスペースや空白が含まれていると、同じ文字列でも一致しないと判断されます。

解決策TRIM関数を使って、余分なスペースを取り除きましょう。例えば、検索値がセルA1にある場合、`=TRIM(A1)`とすることで、前後のスペースを除去できます。

原因全角と半角の違いにより、同じ文字列でも一致しないと判断されることがあります。

解決策データを入力する際に、全角・半角が統一されているか確認しましょう。必要に応じて、データを修正してください。

原因セルの表示形式が「文字列」になっていると、数値として認識されず、正しく検索できないことがあります。

解決策セルの表示形式を「標準」や適切な形式に変更しましょう。変更後、セルを再度編集して確定すると効果的です。

原因VLOOKUP関数の第4引数である検索方法を指定しない場合、デフォルトで「TRUE」（近似一致）となり、正確な結果が得られないことがあります。

解決策検索方法には「FALSE」（完全一致）を指定するようにしましょう。例えば、`=VLOOKUP(“A001”, C10, 2, FALSE)`のように入力します。

原因検索範囲の指定が正しくないと、期待した結果が得られません。

解決策検索範囲の左端の列が、検索値を含む列になっているか確認しましょう。また、検索範囲を指定する際は、絶対参照（$マーク）を使うと便利です。例えば、`$A$2:$C$10`のように指定します。

IFERROR関数を使うと、エラー時に空白や任意の文字列を表示できます。例えば、`=IFERROR(VLOOKUP(“A001”, C10, 2, FALSE), “”)`と入力すると、エラー時に空白が表示されます。

VLOOKUP関数自体は大文字と小文字を区別しません。そのため、特別な対応をしなくても大丈夫です。

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VLOOKUP関数は非常に便利なツールですが、文字列が一致しないと期待した結果が得られないことがあります。今回紹介したポイントを押さえて、正確なデータ検索を行いましょう。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。