ExcelのVLOOKUP関数で#N/Aエラーが出る原因とその解決方法

皆さん、こんにちは。Excelを使っていて、VLOOKUP関数を使用した際に「#N/A」というエラーが表示された経験はありませんか？今回は、このエラーの主な原因と、その解決方法について、初心者の方にも分かりやすくお話しします。

VLOOKUP関数とは？

Excelのイメージ

まず、VLOOKUP関数について簡単に説明しましょう。VLOOKUPは、Excelで非常によく使われる関数の一つで、指定した値を表の中から検索し、その値に対応する他の列のデータを取得するために使用されます。例えば、商品コードから商品名を取得する、といった場面で活躍します。

では、本題の「#N/A」エラーについて見ていきましょう。このエラーが表示される主な原因は以下の通りです。

最も一般的な原因は、検索しようとしている値が、指定したデータ範囲内に存在しない場合です。例えば、商品コード「123」を検索しようとしても、データ内に「123」が存在しない場合、VLOOKUP関数は「#N/」を返します。

検索値とデータ範囲内の値のデータ型が一致していない場合も、エラーが発生します。例えば、検索値が数値形式で入力されているのに、データ範囲内の値が文字列形式で保存されている場合などです。Excelでは、数値の「123」と文字列の「123」は別物として扱われます。

検索値やデータ範囲内の値に、前後のスペースが含まれていると、見た目は同じでもExcelは異なる値と認識します。これもエラーの原因となります。

VLOOKUP関数の第2引数で指定する検索範囲が正しく設定されていない場合、エラーが発生します。特に、検索範囲の最初の列が、検索値を含む列である必要があります。

では、これらのエラーを防ぐための具体的な方法を見ていきましょう。

VLOOKUP関数の結果がエラーとなる場合に、代替の値を表示するために、IFERROR関数を組み合わせて使用することができます。例えば、エラーが発生した場合に「データなし」と表示するには、以下のように記述します。

=IFERROR(VLOOKUP(検索値, 検索範囲, 列番号, FALSE), "データなし")

検索値とデータ範囲内の値のデータ型を一致させることが重要です。数値と文字列の違いによるエラーを防ぐために、データの入力時に注意しましょう。

検索値やデータ範囲内の値に含まれる余分なスペースを除去するために、TRIM関数を使用します。例えば、検索値のスペースを除去するには、以下のように記述します。

=VLOOKUP(TRIM(検索値), 検索範囲, 列番号, FALSE)

VLOOKUP関数の第2引数で指定する検索範囲が正しく設定されているか確認しましょう。特に、検索範囲の最初の列が、検索値を含む列であることを確認してください。

まず、検索値がデータ範囲内に存在するか確認してください。次に、検索値とデータ範囲内の値のデータ型が一致しているか、余分なスペースが含まれていないかを確認します。最後に、VLOOKUP関数の引数が正しく設定されているかをチェックしましょう。

VLOOKUP関数は基本的に完全一致を前提としていますが、第4引数をTRUEに設定することで、近似一致を行うことができます。ただし、この場合、検索範囲は昇順に並べ替えておく必要があります。

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VLOOKUP関数で「#N/A」エラーが発生する主な原因と、その解決方法についてご紹介しました。エラーの原因を特定し、適切な対策を講じることで、Excelでの作業効率を向上させることができます。もし他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。