皆さん、こんにちは。今日は、ExcelのVLOOKUP関数でワイルドカードを使って部分一致の検索を行う方法についてお話しします。これをマスターすれば、データ検索の効率が格段にアップしますよ。
VLOOKUP関数とは?
まず、VLOOKUP関数について簡単におさらいしましょう。VLOOKUP関数は、指定した値を表の左端の列から探し出し、その行の中で指定した列の値を返す関数です。例えば、商品コードを入力すると、その商品名や価格を自動的に表示する、といった使い方ができます。
ワイルドカードとは?
次に、ワイルドカードについて説明します。ワイルドカードは、文字列の検索において、任意の文字や文字列を表す特殊な記号のことです。Excelでは主に以下の2つが使われます
- *(アスタリスク)任意の文字列を表します。例えば、「*田」と指定すると、「山田」や「田中」など、前にどんな文字があっても「田」で終わる文字列を検索します。
- ?(クエスチョンマーク)任意の1文字を表します。例えば、「?田」と指定すると、「山田」や「川田」など、前に1文字だけある「田」で終わる文字列を検索します。
VLOOKUP関数でワイルドカードを使った部分一致検索の方法
それでは、VLOOKUP関数でワイルドカードを使って部分一致の検索を行う方法を見ていきましょう。以下の手順で行います。
- 検索値にワイルドカードを組み合わせる。
- 検索範囲を指定する。
- 取得したい値がある列番号を指定する。
- 検索の型をFALSE(完全一致)に設定する。
具体的な例を見てみましょう。以下のような商品リストがあるとします。
商品コード | 商品名 |
---|---|
A001 | りんご |
A002 | みかん |
B001 | バナナ |
B002 | ぶどう |
この中から、商品コードの末尾が「001」の商品名を取得したい場合、以下のようにVLOOKUP関数を設定します。
=VLOOKUP(“*001”, A2:B5, 2, FALSE)
この数式では、「*001」という検索値を使って、商品コードの末尾が「001」である行を検索し、その商品名を取得しています。
ワイルドカードを使う際の注意点
ワイルドカードを使う際には、以下の点に注意が必要です。
- 検索値が複数該当する場合、VLOOKUP関数は最初に見つかった値を返します。例えば、「*001」で検索した場合、「A001」と「B001」の両方が該当しますが、上から順に検索するため、最初に見つかった「A001」の商品名を返します。
- ワイルドカードを使用すると検索範囲が広がるため、予期しない結果を招く可能性があります。必要に応じて、検索条件を具体的に設定することが重要です。
よくある質問や疑問
Q1: VLOOKUP関数でワイルドカードを使った部分一致検索がうまくいかないのですが、何が原因でしょうか?
いくつかの原因が考えられます。まず、検索値にワイルドカードを正しく使用しているか確認してください。例えば、任意の文字列を表す「*」を適切に配置しているかなど。また、検索範囲や列番号が正しく指定されているか、検索の型がFALSE(完全一致)になっているかも確認してください。
Q2: ワイルドカードを使った検索で、複数の結果がある場合、すべての結果を取得することはできますか?
VLOOKUP関数は最初に見つかった値しか返しません。複数の結果を取得したい場合は、フィルター機能を使うか、または他の関数(例えば、FILTER関数)を使用する必要があります。
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まとめ
今回は、ExcelのVLOOKUP関数でワイルドカードを使った部分一致検索の方法についてお話ししました。ワイルドカードを活用することで、データ検索の柔軟性が高まり、作業効率が向上します。ぜひ試してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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