Excelで資料を修正する際、取り消し線を引きたいのにどこから設定すればいいのか分からず困った経験はありませんか?ワードには取り消し線のボタンがリボンにあるのに、Excelには見当たらない…そんなもどかしさを感じている方は実は非常に多いんです。
実は、Excelには取り消し線を一瞬で引ける便利なショートカットキーが存在します。しかも、このショートカットを知っているだけで、資料作成の効率が劇的に向上するんです!今回は、基本的なショートカットから、プロフェッショナルも使っている応用テクニック、さらには自動で取り消し線を引く裏技まで、徹底的に解説していきます。
- Windowsで取り消し線を引く最速ショートカット
- Macユーザー必見!取り消し線のショートカット
- セルの一部分だけに取り消し線を引く高度テクニック
- 条件付き書式で自動的に取り消し線を引く魔法のテクニック
- リボンに取り消し線ボタンを追加する裏技
- 図形を使った二重線の取り消し線テクニック
- テキストボックスを活用した取り消し線の作成方法
- VBAを使った自動取り消し線の実装方法
- 取り消し線を簡単に削除する方法
- 取り消し線のビジネスシーンでの活用例
- 取り消し線が見えにくい時の対処法
- 現場でよく遭遇する取り消し線トラブルと即効解決法
- 実務で本当に使える取り消し線VBAコード集
- チーム作業で取り消し線を効果的に使う実践テクニック
- 取り消し線を使った高度なデータ管理術
- 取り消し線とセル保護を組み合わせた誤操作防止策
- 取り消し線のパフォーマンス最適化テクニック
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- よくある質問
- 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
- まとめ
Windowsで取り消し線を引く最速ショートカット
Excelで取り消し線を引く最も速い方法は、Ctrl + 5のショートカットキーです。このショートカットを覚えるだけで、取り消し線の設定にかかる時間を90%以上削減できます。
使い方は驚くほど簡単です。取り消し線を引きたいセルを選択した状態で、キーボードのCtrlキーを押しながら数字の5キーを押すだけ。注意点として、テンキーの5ではなく、キーボード上部にある数字キーの5を使用してください。
このショートカットの素晴らしい点は、オンとオフを切り替えられることです。つまり、一度取り消し線を引いた後に、同じショートカットCtrl + 5を押すことで取り消し線を解除できるんです。これにより、何度も書式設定ダイアログを開く手間が省けます。
さらに、複数のセルを同時に選択した状態でショートカットを使えば、一括で取り消し線を適用することも可能です。例えば、縦に10個のセルを選択してCtrl + 5を押せば、全てのセルに一度に取り消し線が引かれます。これは大量のデータを扱う際に非常に便利な機能です。
Macユーザー必見!取り消し線のショートカット
MacでExcelを使用している場合、Windowsとは異なるショートカットキーを使用します。Macで取り消し線を引くショートカットはCommand + Shift + Xです。
このショートカットもWindowsと同様に、一度押すと取り消し線が適用され、もう一度押すと解除されるトグル式になっています。Mac版Excelを使用する際は、このショートカットを必ず覚えておきましょう。
興味深いことに、このMac版のショートカットCommand + Shift + Xは、実はMac版のWordでも同じように機能します。つまり、WordとExcelで同じショートカットが使えるため、Mac環境での作業効率が大幅に向上するんです。
ただし、一部の古いMac版Excelでは、このショートカットが機能しない場合があります。その場合は、セルの書式設定ダイアログから取り消し線を設定する必要があります。Command + 1でセルの書式設定を開き、フォントタブから取り消し線にチェックを入れる方法も覚えておくと安心です。
セルの一部分だけに取り消し線を引く高度テクニック
実は、セル全体ではなく、セル内の特定の文字だけに取り消し線を引くことも可能です。この機能を使えば、より細かい編集が可能になります。
具体的な手順を説明します。まず、取り消し線を引きたい文字が入っているセルをダブルクリックして編集モードに入ります。次に、マウスでドラッグして取り消し線を引きたい文字だけを選択します。選択した状態でCtrl + 5(Macの場合はCommand + Shift + X)を押せば、選択した部分だけに取り消し線が適用されるんです。
この機能は、例えば「旧価格5000円」という文字列があった場合、「5000」の部分だけに取り消し線を引いて「旧価格5000円→4500円」のように表示したい時に非常に便利です。資料の修正履歴を残しながら、新しい情報も同時に表示できるため、プレゼン資料や見積書の作成で重宝します。
また、F2キーを押してセルの編集モードに入り、Shiftキーと矢印キーで文字を選択する方法もあります。マウスを使わずにキーボードだけで操作できるため、作業スピードがさらに向上します。
条件付き書式で自動的に取り消し線を引く魔法のテクニック
ここからは、多くの人が知らない応用テクニックをご紹介します。条件付き書式を使えば、特定の条件を満たした時に自動的に取り消し線を引くことができるんです。
例えば、タスク管理表で「完了」と入力したら自動的にそのタスクに取り消し線が引かれる仕組みを作ることができます。設定方法は以下の通りです。
まず、取り消し線を自動適用したい範囲を選択します。次に、ホームタブの条件付き書式から「新しいルール」を選択します。ダイアログボックスが開いたら、「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択しましょう。
数式の入力欄には、例えば=$D2=”完了”のように入力します。このD2は条件を判定する列のセルを指します。ドル記号$の位置が重要で、列には$を付けますが、行番号には付けません。これにより、各行で正しく条件を判定できます。
次に「書式」ボタンをクリックして、フォントタブから取り消し線にチェックを入れます。OKボタンを押して設定を完了すれば、D列に「完了」と入力するたびに、その行全体に自動的に取り消し線が引かれるようになります。
この機能を活用すれば、チェックボックスと組み合わせることも可能です。チェックボックスを選択したら自動的に取り消し線が引かれるTODOリストを作成できるため、タスク管理の効率が格段に向上します。
リボンに取り消し線ボタンを追加する裏技
頻繁に取り消し線を使用する方には、リボンに取り消し線ボタンを追加する方法をおすすめします。一度設定すれば、ワンクリックで取り消し線を適用できるようになります。
設定手順を詳しく説明します。まず、ファイルタブをクリックして「オプション」を選択します。Excelのオプションダイアログが開いたら、左側のメニューから「リボンのユーザー設定」を選択してください。
右側の「コマンドの選択」のドロップダウンから「リボンにないコマンド」を選びます。コマンドの一覧から「取り消し線」を探して選択し、右側のリボンのカスタマイズエリアで追加したいタブとグループを指定します。「追加」ボタンをクリックすれば、リボンに取り消し線ボタンが表示されるようになります。
もっと手軽に設定したい場合は、クイックアクセスツールバーに追加する方法もあります。クイックアクセスツールバー右側の下向き矢印をクリックし、「その他のコマンド」を選択します。同様に「コマンドの選択」から「リボンにないコマンド」を選び、取り消し線を追加すれば完了です。この方法なら、Excelのどの画面からでもワンクリックで取り消し線を適用できるようになります。
図形を使った二重線の取り消し線テクニック
通常の取り消し線では物足りない、もっと目立つ形で取り消したいという場合もあるでしょう。そんな時は、図形機能を使った二重線の取り消し線がおすすめです。
設定方法を説明します。挿入タブの「図形」から「線」を選択します。カーソルが十字マークに変わったら、取り消したい文字の上でドラッグして線を引きます。このとき、Shiftキーを押しながらドラッグすると、まっすぐな線を引くことができるんです。
線を引いた後、その線を選択した状態で「図形の書式」タブを開きます。「図形のスタイル」グループから「図形の枠線」を選択し、「二重線」のスタイルを選びましょう。さらに、線の幅を4pt程度に設定すると、見やすい二重線の取り消し線が完成します。
この方法の利点は、取り消し線の色を自由に変更できることです。例えば、赤い二重線にすれば「削除予定」、青い二重線にすれば「保留中」のように、色分けして意味を持たせることもできます。社外向けの資料や重要な会議資料では、このような視覚的な工夫が効果的です。
テキストボックスを活用した取り消し線の作成方法
もう一つ、プロフェッショナルな見た目の取り消し線を作る方法として、テキストボックスを活用するテクニックがあります。
挿入タブから「図形」を選び、「テキストボックス」を選択します。適切な位置にテキストボックスを配置して、元のセルと同じ内容を入力します。フォントサイズやスタイルも元のセルに合わせましょう。
次に、テキストボックス内の文字を選択した状態で、ホームタブのフォントグループ右下にある小さな矢印(フォントの設定)をクリックします。フォントタブで「二重取り消し線」にチェックを入れます。
最後に、テキストボックスの背景を透明にする必要があります。テキストボックスを右クリックして「図形の書式設定」を開き、「塗りつぶし」を「塗りつぶしなし」に、「線」を「線なし」に設定すれば完成です。これで、周囲のセルになじんだ二重線の取り消し線が作成できます。
VBAを使った自動取り消し線の実装方法
さらに高度な自動化を求める方には、VBAを使った方法もあります。VBAマクロを使えば、ボタン一つで選択範囲全体に取り消し線を適用することができます。
VBAエディタを開くには、Alt + F11キーを押します。メニューから「挿入」→「標準モジュール」を選択し、以下のようなコードを入力します。
コードの内容は、選択範囲のすべてのセルに対して取り消し線を適用するというシンプルなものです。このマクロをシート上の図形やボタンに割り当てれば、クリック一つで取り消し線を適用できるようになります。
応用として、条件に応じて自動的に取り消し線を適用するマクロも作成できます。例えば、特定の列に「削除」という文字が入力されたら自動的にその行全体に取り消し線を引く、といった処理も実現可能です。
取り消し線を簡単に削除する方法
取り消し線を設定したものの、やっぱり削除したいという場合もあります。削除方法は、取り消し線をどの方法で設定したかによって異なります。
ショートカットキーやセルの書式設定で設定した取り消し線の場合は、再度同じショートカットCtrl + 5(Macの場合はCommand + Shift + X)を押すだけで削除できます。または、セルの書式設定を開いて取り消し線のチェックを外す方法でも削除可能です。
条件付き書式で設定した取り消し線を削除する場合は、ホームタブの「条件付き書式」から「ルールのクリア」→「選択したセルからルールをクリア」を選択します。特定のルールだけを削除したい場合は、「ルールの管理」から該当するルールを選んで削除してください。
図形で作成した取り消し線は、その図形を選択してDeleteキーを押せば削除できます。テキストボックスの場合も同様に、テキストボックス自体を選択して削除するか、テキストボックス内の文字から取り消し線の書式を解除します。
取り消し線のビジネスシーンでの活用例
取り消し線は単なる装飾ではなく、ビジネスシーンで非常に実用的なツールです。効果的な活用例をいくつかご紹介します。
まず、タスク管理表での活用です。プロジェクトのタスクリストで完了した項目に取り消し線を引くことで、進捗状況が一目で分かります。削除せずに残しておくことで、どのタスクが完了したかの履歴も保持できます。
見積書や価格表での活用も効果的です。商品の旧価格に取り消し線を引き、隣に新価格を表示することで、値下げや価格変更を視覚的に強調できます。キャンペーン資料などでよく使われる手法です。
修正指示や校正作業でも取り消し線は重宝します。複数人で資料を編集する際、削除予定の箇所に取り消し線を引いておけば、他のメンバーに修正意図が明確に伝わります。実際に削除する前に確認を取るというワークフローも実現できます。
データの変更履歴を残したい場合にも有効です。例えば、月次報告書で前月のデータに取り消し線を引き、今月のデータを併記することで、変化を分かりやすく示すことができます。
取り消し線が見えにくい時の対処法
取り消し線を設定したものの、文字と重なって見えにくいという問題が発生することがあります。そんな時の対処法をお教えします。
最も簡単な方法は、フォントの色を変更することです。取り消し線と文字が同じ黒色だと見分けがつきにくいため、取り消し線を引いたセルの文字色をグレーに変更すると、取り消されたことが明確になります。
もう一つの方法は、図形を使った二重線の取り消し線を利用することです。前述した図形の線機能を使えば、通常の取り消し線よりも目立つ二重線を作成できます。線の色を赤やオレンジなどの目立つ色に変更すれば、さらに視認性が向上します。
セル自体の背景色を変更するのも効果的です。取り消し線を引いたセルの背景を薄いグレーや薄い黄色にすることで、そのセルが特別な状態であることを示せます。条件付き書式と組み合わせれば、取り消し線と背景色の変更を同時に自動適用することも可能です。
現場でよく遭遇する取り消し線トラブルと即効解決法
実務でExcelを使っていると、取り消し線に関する予期せぬトラブルに遭遇することがあります。ここでは、私自身が経験した、または同僚から相談を受けた実際のトラブル事例と、その場で使える解決方法をご紹介します。
まず最も多いのが、「ショートカットキーが突然効かなくなった」というケースです。Ctrl + 5を押しても何も反応しない、または全く違う動作をしてしまう場合があります。これは実は、ExcelをTeamsやブラウザ経由で開いている時に起こりやすい現象なんです。
新しいバージョンのTeamsでExcelファイルを開いている場合、Ctrl + 5を押すとOneDriveのタブに戻ってしまうことがあります。この場合の解決策は、ファイルをいったんダウンロードして、デスクトップ版のExcelで開き直すことです。どうしてもTeams上で作業する必要がある場合は、セルの書式設定(Ctrl + 1)から取り消し線を設定するしかありません。
次によくあるのが、「コピー&ペーストで取り消し線が消えてしまう」問題です。取り消し線を引いたセルをコピーして別の場所に貼り付けると、なぜか取り消し線だけが消えてしまうことがあります。これは貼り付けオプションが「値のみ」になっているためです。書式も含めてコピーしたい場合は、貼り付け後に表示される「貼り付けのオプション」アイコンをクリックし、「元の書式を保持」を選択してください。さらに確実な方法として、書式のみをコピーするCtrl + Shift + Cと書式のみを貼り付けるCtrl + Shift + Vのショートカットも覚えておくと便利です。
「印刷すると取り消し線が見えない、または薄すぎる」という悩みも頻繁に聞きます。画面上では取り消し線がはっきり見えているのに、印刷すると線が薄くて分かりにくくなることがあります。これはプリンターの設定やトナー残量の問題もありますが、Excel側で対策できることもあります。印刷プレビューで確認しながら、取り消し線を引いたセルのフォントを太字にしたり、フォントサイズを若干大きくしたりすることで、印刷時の視認性が向上します。
実務で本当に使える取り消し線VBAコード集
ここからは、実際の業務で即戦力となるVBAコードを複数ご紹介します。コピーしてすぐに使えるように、詳しい説明も添えています。
選択範囲の取り消し線を一括トグルするマクロ
最も基本的で使いやすいのが、このトグル式のマクロです。選択しているセルに取り消し線があれば解除し、なければ適用するという動作をします。
Sub ToggleStrikethrough()
Dim cell As Range
For Each cell In Selection
If cell.Font.Strikethrough = True Then
cell.Font.Strikethrough = False
Else
cell.Font.Strikethrough = True
End If
Next cell
End Sub
このコードの優れている点は、複数セルを選択していても、それぞれのセルの現在の状態を判定して個別に処理できることです。Alt + F8でマクロを実行するか、クイックアクセスツールバーにボタンとして追加すれば、いつでも瞬時に実行できます。
特定の文字列を含むセルに自動で取り消し線を引くマクロ
大量のデータがある場合、特定のキーワードを含むセルだけに取り消し線を引きたいことがあります。このマクロは、指定した文字列を含むすべてのセルに自動的に取り消し線を適用します。
Sub StrikethroughByKeyword()
Dim ws As Worksheet
Dim cell As Range
Dim searchRange As Range
Dim keyword As String
keyword = InputBox("取り消し線を引きたいキーワードを入力してください", "キーワード検索")
If keyword = "" Then Exit Sub
Set ws = ActiveSheet
Set searchRange = ws.UsedRange
For Each cell In searchRange
If InStr(1, cell.Value, keyword, vbTextCompare) > 0 Then
cell.Font.Strikethrough = True
End If
Next cell
MsgBox "'" & keyword & "'を含むセルに取り消し線を適用しました", vbInformation
End Sub
このマクロを実行すると、まずキーワードの入力を求められます。例えば「削除」と入力すれば、「削除予定」「削除済み」など、「削除」という文字を含むすべてのセルに取り消し線が引かれます。大規模なデータクリーニング作業で特に威力を発揮します。
完了日が入力されたら自動的にタスクに取り消し線を引くマクロ
プロジェクト管理でよく使われるのが、このタイプのマクロです。完了日の列に日付が入力されたら、自動的にタスク名に取り消し線を引きます。
Private Sub Worksheet_Change(ByVal Target As Range)
Dim taskRange As Range
Dim completionColumn As Integer
Dim taskColumn As Integer
' 完了日の列番号(例D列=4)
completionColumn = 4
' タスク名の列番号(例B列=2)
taskColumn = 2
' 変更されたセルが完了日の列かチェック
If Target.Column = completionColumn And Target.Row > 1 Then
' 値が入力されている場合
If Not IsEmpty(Target.Value) Then
Cells(Target.Row, taskColumn).Font.Strikethrough = True
Else
' 値が削除された場合は取り消し線を解除
Cells(Target.Row, taskColumn).Font.Strikethrough = False
End If
End If
End Sub
このコードはワークシートモジュールに貼り付けて使用します。VBAエディタでシート名を右クリックし、「コードの表示」を選択してから貼り付けてください。完了日の列と、タスク名の列の番号は、実際のシート構成に合わせて変更する必要があります。
取り消し線が引かれているセルをカウントするマクロ
進捗管理で「完了タスクが全体の何%か」を知りたい場合に便利なマクロです。
Function CountStrikethrough(rng As Range) As Long
Dim cell As Range
Dim count As Long
count = 0
For Each cell In rng
If cell.Font.Strikethrough = True Then
count = count + 1
End If
Next cell
CountStrikethrough = count
End Function
このコードはユーザー定義関数として機能します。セルに「=CountStrikethrough(A1:A100)」のように入力すれば、指定範囲内で取り消し線が引かれているセルの数を返します。完了率を計算する式と組み合わせれば、リアルタイムで進捗状況を把握できます。
チーム作業で取り消し線を効果的に使う実践テクニック
複数人でExcelファイルを共有して作業する場合、取り消し線の使い方にルールを設けておくことが重要です。実際の現場で効果があった運用方法をご紹介します。
まず、取り消し線の意味を統一しておくことです。あるチームでは「取り消し線=削除予定」という意味で使い、別のチームでは「取り消し線=完了済み」という意味で使っていたら混乱します。ファイルの先頭に凡例シートを作成し、「赤の取り消し線=削除予定」「黒の取り消し線=完了済み」のようにルールを明記しておきましょう。
共有ブックを使用している場合、取り消し線の変更履歴を残しておくことも有効です。Excelの「変更履歴の記録」機能を有効にすれば、誰がいつ取り消し線を引いたのかを追跡できます。これにより、「勝手に削除された」というトラブルを防げます。
OneDriveやSharePointで共有している場合は、バージョン履歴機能を活用しましょう。万が一、誤って大量のセルに取り消し線を引いてしまった場合でも、以前のバージョンに戻すことができます。
取り消し線を使った高度なデータ管理術
取り消し線は単なる装飾ではなく、データベース的な使い方もできます。ここでは、一歩進んだ活用方法をご紹介します。
例えば、在庫管理表で廃番商品を管理する場合、商品コードに取り消し線を引いておくことで、「データとしては残しているが現在は取り扱っていない」という状態を表現できます。完全に削除してしまうと過去の注文履歴との照合ができなくなりますが、取り消し線で残しておけば参照は可能です。
顧客管理でも応用できます。退会した顧客のデータに取り消し線を引くことで、「過去の顧客」であることを視覚的に示せます。再度入会した場合は取り消し線を外すだけで済むため、データ入力の手間が省けます。
重要なのは、取り消し線とフィルター機能を組み合わせることです。残念ながらExcelの標準フィルターでは取り消し線の有無で絞り込むことはできませんが、先ほど紹介したVBAの関数「CountStrikethrough」を応用すれば可能になります。補助列を作成し、各行が取り消し線かどうかを判定する式を入れておけば、その列でフィルターをかけることができます。
取り消し線とセル保護を組み合わせた誤操作防止策
重要なデータを扱う場合、誤って取り消し線を解除してしまうリスクがあります。これを防ぐために、セル保護機能と組み合わせる方法があります。
まず、取り消し線を引いたセルだけを選択します。次に、Ctrl + 1でセルの書式設定を開き、「保護」タブで「ロック」にチェックを入れます。その後、校閲タブから「シートの保護」を実行すれば、取り消し線が引かれたセルは編集できなくなります。
ただし、この方法だと新しく取り消し線を引くこともできなくなってしまいます。そこで、「セルの書式設定」だけは許可し、「セルの内容の編集」を禁止する設定にすれば、取り消し線は変更できるが値は変更できないという状態を作れます。
取り消し線のパフォーマンス最適化テクニック
大規模なExcelファイルで大量のセルに取り消し線を使用すると、ファイルの動作が重くなることがあります。特に条件付き書式で複雑な数式を使っている場合、計算に時間がかかります。
パフォーマンスを改善する方法として、まず条件付き書式のルール数を減らすことが挙げられます。複数の似たようなルールがある場合、一つの数式にまとめることで処理速度が向上します。また、条件付き書式の適用範囲を必要最小限に絞ることも重要です。
VBAで大量のセルを処理する場合は、画面更新を一時的に停止することで劇的に速度が向上します。マクロの最初に「Application.ScreenUpdating = False」を追加し、最後に「Application.ScreenUpdating = True」を追加するだけです。
また、セルの値ではなく書式だけを変更する場合は、「Application.Calculation = xlCalculationManual」で自動計算を一時停止することも効果的です。処理が終わったら「Application.Calculation = xlCalculationAutomatic」で元に戻すことを忘れないでください。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで様々なテクニックをご紹介してきましたが、正直に言うと、実務で一番重要なのは「シンプルさ」なんです。
私自身、最初は条件付き書式やVBAを使った複雑な仕組みを作って「完璧だ!」と思っていました。でも、半年後に自分のファイルを開いたとき、どういう仕組みだったか思い出せなくて困った経験があります。他の人に引き継ぐ時も、説明するのに1時間かかったこともありました。
だから、個人的には基本的なCtrl + 5のショートカットを完璧にマスターすることが一番効率的だと思います。これさえ覚えていれば、どんな環境でも、他の人のPCでも、すぐに使えます。
条件付き書式による自動化は確かに便利ですが、使うべき場面を見極めることが大切です。例えば、毎日更新する定型業務のファイルなら自動化の価値がありますが、一回きりの資料作成なら手動で十分です。設定に10分かけるより、手動で3分でやった方が結果的に早いことも多いんです。
VBAについても同様で、本当に何百回も繰り返す作業なら作る価値がありますが、月に1回程度の作業なら手動でいいと思います。VBAを書く時間、テストする時間、メンテナンスする手間を考えると、必ずしも効率的とは言えません。
もう一つ大事なのは、取り消し線に頼りすぎないことです。本当に削除すべきデータは思い切って削除し、履歴が必要なら別シートやバージョン管理で対応する方が、ファイルがスッキリして見やすくなります。取り消し線だらけのシートは、かえって重要な情報が埋もれてしまいます。
結局のところ、ツールは手段であって目的ではありません。「見やすい資料を作る」「チームで効率よく作業する」という本来の目的を忘れずに、状況に応じて最適な方法を選ぶ柔軟性が一番重要です。Ctrl + 5という基本を押さえた上で、本当に必要な時だけ応用テクニックを使う。これが、長く使える実践的なスキルだと私は考えています。
よくある質問
Excel Onlineでも同じショートカットが使えますか?
はい、Excel Online(Web版Excel)でもCtrl + 5のショートカットが使用できます。ただし、Excel Onlineには便利な点があり、リボンのホームタブ内のフォントグループに取り消し線ボタンが表示されています。デスクトップ版のExcelにはないこの便利な機能により、ボタンをクリックするだけで取り消し線を適用できます。
Googleスプレッドシートでも同じショートカットが使えますか?
いいえ、Googleスプレッドシートでは異なるショートカットを使用します。Googleスプレッドシートで取り消し線を引くショートカットはAlt + Shift + 5です。ExcelとGoogleスプレッドシートを両方使用する場合は、それぞれのショートカットを覚えておく必要があります。MacでGoogleスプレッドシートを使用する場合は、Option + Shift + 5になります。
取り消し線の太さや種類を変更できますか?
残念ながら、Excelの標準機能では取り消し線の太さや種類を直接変更することはできません。ただし、図形機能を使用することで、線の太さ、種類(実線、点線、二重線など)、色を自由にカスタマイズした取り消し線を作成できます。より見栄えの良い資料を作成したい場合は、この方法がおすすめです。
セル内の数式の結果に取り消し線を引けますか?
はい、可能です。数式が入力されているセルでも、表示された結果に対して通常通り取り消し線を適用できます。ただし、セルの書式として取り消し線を設定しているため、数式の結果が変わっても取り消し線は残り続けます。条件付き書式を使用すれば、数式の結果に応じて動的に取り消し線を表示・非表示にすることも可能です。
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まとめ
Excelの取り消し線機能をマスターすることで、資料作成の効率が大幅に向上します。基本的なCtrl + 5のショートカット(Macの場合はCommand + Shift + X)を覚えるだけでも、日々の作業時間を短縮できるでしょう。
さらに、条件付き書式を使った自動化、図形を使った二重線テクニック、VBAによる高度な自動化など、様々な応用方法を活用すれば、より効率的で見やすい資料を作成できます。特に、タスク管理や修正指示など、ビジネスシーンでの実用性は非常に高いです。
今日から早速、これらのテクニックを実践してみてください。最初は基本的なショートカットから始めて、徐々に応用的な機能も使いこなせるようになれば、Excelでの作業効率が驚くほど向上するはずです。あなたの資料作成がより快適になることを願っています!






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