ExcelのXLOOKUP関数「戻り範囲」の使い方を徹底解説！初心者でもわかる実践ガイド

2025.08.16

ExcelのXLOOKUP関数を使って、必要なデータを簡単に取り出す方法をご紹介します。特に「戻り範囲」の設定に焦点を当て、初心者の方でも理解しやすいように解説します。

はじめにXLOOKUP関数とは？

Excelのイメージ

XLOOKUP関数は、指定した検索値を検索範囲から探し、対応する戻り範囲の値を返す関数です。これにより、VLOOKUP関数のように検索範囲が左端に限定されることなく、柔軟にデータを取得できます。

戻り範囲とは、検索値に対応する結果を返す範囲のことです。例えば、社員番号を検索してその社員の名前や部署を取得する場合、名前や部署が含まれる列が戻り範囲となります。

XLOOKUP関数では、戻り範囲に複数の列を指定することで、一度の検索で複数の値を取得できます。例えば、次のように指定します。



=XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り範囲)

戻り範囲にC列からE列を指定すると、対応するC列からE列の値が一括で取得できます。

XLOOKUP関数では、検索範囲と戻り範囲の位置関係に制限がありません。これにより、検索範囲が左端にない場合でも、必要なデータを取得できます。

検索範囲と戻り範囲が上下にずれている場合でも、行数が一致していれば、対応する値を取得できます。例えば、検索範囲がB3\:B7、戻り範囲がC9\:C13の場合でも、対応する値を取得できます。

以下のような社員情報の表があるとします。

この表から、社員番号「102」に対応する「名前」と「部署」を取得するには、次のようにXLOOKUP関数を使用します。



=XLOOKUP(102, , B2:C4)

これにより、鈴木さんと経理部の情報が一括で取得できます。

戻り範囲に空白のセルがある場合、その位置に対応する結果も空白として返されます。

戻り範囲に複数の行や列を指定する際は、検索範囲と戻り範囲の行数や列数が一致していることを確認してください。

はい、XLOOKUP関数では他のシートからデータを取得することが可能です。シート名とセル範囲を指定することで、別のシートのデータを参照できます。

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