Excel XLOOKUP関数で複数条件を使いこなす方法

こんにちは！今回は、ExcelのXLOOKUP関数を使って、複数の条件でデータを抽出する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。特に、45歳から55歳以上のパソコンやスマホに詳しくない方々に向けて、親しみやすい語り口でお伝えしますね。

はじめにXLOOKUP関数とは？

Excelのイメージ

まず、XLOOKUP関数って何？と思われるかもしれません。簡単に言うと、XLOOKUP関数は、指定した条件に一致するデータを表から探し出すためのExcelの新しい関数です。例えば、商品コードから商品名を探したり、社員番号から名前を調べたりするのに使います。

さて、XLOOKUP関数を使って複数の条件でデータを抽出する方法を見ていきましょう。

例えば、「部署が総務部」で「役職が課長」の社員情報を探したいとします。この場合、次のような数式を使います。

excel

=XLOOKUP(検索値1&検索値2, 検索範囲1&検索範囲2, 戻り範囲)

ここで、`&`（アンパサンド）を使って、複数の条件を一つにまとめています。例えば、検索値1が「総務部」、検索値2が「課長」の場合、`検索値1&検索値2`は「総務部課長」となります。これを検索範囲1と検索範囲2に同様に適用し、該当するデータを戻り範囲から取得します。

次に、「部署が総務部」または「役職が課長」のいずれかに該当する社員情報を探したい場合です。この場合、次のような数式を使います。

excel

=XLOOKUP(TRUE, (検索範囲1=検索値1)+(検索範囲2=検索値2)>0, 戻り範囲)

ここでは、`(検索範囲1=検索値1)`と`(検索範囲2=検索値2)`の結果を足し合わせ、いずれかがTRUE（条件を満たす）であればTRUEを返すようにしています。

では、実際に例を挙げてみましょう。

この表から、「部署が総務部」で「役職が課長」の社員を探す場合、次のような数式を使います。

excel

=XLOOKUP("総務部課長", &B2:B5, C2:C5)

この数式を入力すると、結果として「田中」が返されます。

基本的には`&`を使うのが一般的ですが、条件が複雑な場合や区切りを明確にしたい場合は、例えば`”-“`（ハイフン）や`”_”`（アンダースコア）などを使っても問題ありません。例えば、`検索値1&”-“&検索値2`のように記述します。

はい、大丈夫です。ただし、検索範囲と戻り範囲の行数は一致させる必要があります。また、範囲が広くなると計算に時間がかかる場合があるので、必要な範囲だけを指定するようにしましょう。

エラーが出る場合、まずは条件や範囲が正しいか確認してください。また、`IFERROR`関数を使ってエラー時の表示を工夫することもできます。例えば、`=IFERROR(数式, “該当なし”)`のように記述します。

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今回は、ExcelのXLOOKUP関数を使って複数の条件でデータを抽出する方法をご紹介しました。複数条件を使うことで、より精度の高いデータ検索が可能になります。ぜひ、実際の業務や日常のデータ管理で活用してみてください。

他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。