Excelの新しい関数「XVERWEIS（エックスフェアヴァイス）」をご存じですか？これは、従来の「SVERWEIS（エスフェアヴァイス）」や「WVERWEIS（ヴェヴェアヴァイス）」を置き換える、より柔軟で使いやすい検索機能です。特に、パソコンやスマホに不安がある方でも、直感的に使えるように解説します。
目次
Excelのイメージ
XVERWEISとは？
XVERWEISは、Excelの新しい検索関数で、英語では「XLOOKUP」と呼ばれています。これまでのSVERWEISやWVERWEISと比べて、以下の点で優れています
- 検索方向の自由度縦横どちらの方向でも検索可能
- 検索範囲の柔軟性検索する列と返す列が隣接していなくてもOK
- エラー処理の簡便さ値が見つからない場合の表示を自由に設定できる
これにより、複雑なデータでも簡単に検索・抽出が可能になります。
基本の使い方XVERWEISの構文と例
XVERWEISの基本構文は以下の通りです
=XVERWEIS(Suchkriterium; Suchmatrix; Rückgabematrix; ; ; )
例えば、社員IDから名前を検索する場合
=XVERWEIS(12345; ; B2:B10; "未登録")
この式では、\:の範囲から12345を探し、対応するB2\:B10の値を返します。もし見つからなければ、「未登録」と表示されます。
応用編複数の条件や検索方向を指定する
XVERWEISでは、複数の条件を組み合わせて検索することも可能です。例えば、名前と部署名の両方で検索する場合
=XVERWEIS("田中" & "営業"; & B2:B10; C2:C10; "該当なし")
また、検索方向を指定することで、検索の開始位置を変更できます
- 1上から下へ（デフォルト）
- -1下から上へ
- 2昇順のバイナリ検索
- -2降順のバイナリ検索
これにより、データの並び順に応じた柔軟な検索が可能となります。
よくある質問とその回答
Q1: XVERWEISはどのExcelバージョンで使用できますか？
XVERWEISは、Excel 2021以降のバージョンやMicrosoft 365で利用可能です。古いバージョンでは使用できません。
Q2: 複数の結果を一度に取得できますか？
はい、XVERWEISでは複数の列を指定することで、複数の結果を同時に取得できます。
Q3: XVERWEISとSVERWEISの違いは何ですか？
XVERWEISは、検索方向の自由度やエラー処理の柔軟性が向上しており、SVERWEISよりも多機能です。
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まとめと次のステップ
XVERWEISは、従来の検索関数に比べて多くの利点があります。特に、検索方向の自由度やエラー処理の柔軟性が向上しており、データ分析の効率を大幅に改善できます。
次のステップとして、実際のデータを使ってXVERWEISを試してみてください。例えば、社員名簿や売上データなどを用いて、XVERWEISの活用方法を実践的に学ぶことができます。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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