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今すぐ使える!ExcelのIF関数で複数条件を設定する7つのテクニック

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Excelで作業していると「この条件とあの条件、両方満たす場合だけ○○って表示したいんだけど…」って思ったことありませんか?または「AかBのどちらかに当てはまれば合格にしたい」なんて場面に遭遇したこと、きっとあるはずです。実は、ExcelのIF関数には複数の条件を組み合わせる便利な方法がいくつもあるんです。でも、多くの人がその方法を知らずに、一つひとつ手作業で判定していたり、複雑すぎる数式を書いて混乱していたり…。今日はそんなあなたのために、IF関数で複数条件を扱う実践的なテクニックを徹底解説します。この記事を読めば、明日からの業務効率が劇的に変わりますよ!

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  1. ExcelのIF関数の基本をおさらいしよう
  2. テクニック1AND関数で「すべての条件を満たす」を実現
    1. AND関数の基本的な使い方
    2. 実務で使える具体例
  3. テクニック2OR関数で「いずれかの条件を満たす」を実現
    1. OR関数の基本的な使い方
    2. OR関数が活躍する実務シーン
  4. テクニック3ANDとORを組み合わせた高度な条件設定
  5. テクニック4IFS関数で3つ以上の条件をスッキリ記述
    1. IFS関数が登場した背景
    2. IFS関数使用時の重要な注意点
  6. テクニック5IF関数の入れ子(ネスト)で条件を細分化
    1. 入れ子の基本構造
    2. 入れ子を使う際の工夫
  7. テクニック6VLOOKUP関数との組み合わせで検索と判定を同時に
  8. テクニック7エラー処理でデータの見栄えを向上
  9. 実務で使える複数条件の活用例
    1. 営業成績の評価システム
    2. 在庫管理と発注判断
    3. 出勤管理と勤怠評価
  10. 複数条件を扱う際のよくあるミスと対策
    1. カッコの閉じ忘れ
    2. 条件の順序ミス
    3. 文字列のダブルクォーテーション忘れ
  11. ExcelのIF関数で複数条件を設定する際に知っておくべき比較演算子
  12. 現場で本当によくある複数条件のトラブルと解決策
    1. 売上データで「空白セル」が混在していて判定がおかしくなる問題
    2. 日付の範囲判定で月末処理がうまくいかない問題
  13. VBAで複数条件を効率的に処理する実践コード
    1. 大量データを一括判定するVBAマクロ
    2. 複数シートを跨いだ条件判定マクロ
    3. ユーザー入力に応じて動的に条件を変えるマクロ
  14. 大量データでパフォーマンスが落ちる問題の解決策
    1. 数式が多すぎてファイルが重くなる場合
    2. 揮発性関数を使いすぎている場合
  15. 条件付き書式との組み合わせで視覚的に管理
  16. チーム作業で気をつけるべき複数条件の落とし穴
    1. 他の人が数式を理解できない問題
    2. Excelのバージョン違いで動かない問題
  17. 実務で差がつく複数条件の時短テクニック
    1. 名前の定義を使って数式を分かりやすくする
    2. テーブル機能で自動拡張される数式
  18. ぶっちゃけこうした方がいい!
  19. よくある質問
    1. IF関数とIFS関数はどちらを使えばいいですか?
    2. AND関数とOR関数は同時に使えますか?
    3. 複数条件を使った数式が長くなりすぎて困っています
    4. エラーが出た場合の対処法を教えてください
    5. 条件が10個以上ある場合はどうすればいいですか?
  20. 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
  21. まとめ

ExcelのIF関数の基本をおさらいしよう

Excelのイメージ

Excelのイメージ

まずは基本から確認していきましょう。IF関数は条件によって表示内容を変えるための関数です。「もし○○なら△△、そうじゃなければ□□」という判定を自動化できる、Excelの中でも特に使用頻度の高い関数なんです。

基本的な書き方は次のとおりです。

=IF(論理式, 真の場合の値, 偽の場合の値)

例えば、テストの点数が80点以上なら「合格」、それ未満なら「不合格」と表示したい場合は「=IF(B2>=80,”合格”,”不合格”)」と書きます。B2セルの値が80以上かどうかを判定して、条件を満たせば「合格」、満たさなければ「不合格」が表示されるわけです。

この基本形を理解していれば、これから紹介する複数条件の設定もスムーズに理解できますよ。

テクニック1AND関数で「すべての条件を満たす」を実現

AND関数の基本的な使い方

複数の条件をすべて満たす場合だけ特定の処理をしたいときは、AND関数をIF関数と組み合わせます。AND関数は「かつ」という意味で、指定したすべての条件が正しいときだけTRUEを返します。

基本的な構文はこちらです。

=IF(AND(条件1, 条件2), 真の場合の値, 偽の場合の値)

例えば、売上が100万円以上で、かつ評価がAの場合のみ「優秀」と表示したいなら「=IF(AND(A1>=1000000, B1=”A”), “優秀”, “要改善”)」と書きます。

実務で使える具体例

営業成績の評価で、2回のテストで両方とも80点以上取った人だけを「合格」にしたい場合を考えてみましょう。この場合「=IF(AND(B2>=80, C2>=80), “合格”, “不合格”)」という数式になります。

B2セルとC2セルの両方が80以上という条件を同時に満たす必要があるため、片方だけ高得点でも合格にはなりません。このように、厳格な基準で判定したいときにAND関数は非常に有効です。

在庫管理の場面でも使えます。「在庫が10個以下で、かつ発注済みフラグが”未”の場合に”要発注”と表示」といった処理も、AND関数を使えば簡単に実装できます。

テクニック2OR関数で「いずれかの条件を満たす」を実現

OR関数の基本的な使い方

今度は逆に、複数の条件のどれか一つでも満たせばOKという場合を見ていきましょう。OR関数は「または」という意味で、指定した条件のうち少なくとも一つが正しければTRUEを返します。

基本的な構文はこちらです。

=IF(OR(条件1, 条件2), 真の場合の値, 偽の場合の値)

例えば、国語または数学のどちらかが80点以上なら「合格」としたい場合は「=IF(OR(C2>=80, D2>=80), “合格”, “不合格”)」と書きます。

OR関数が活躍する実務シーン

出勤管理で「遅刻または欠席のどちらかに該当したら注意」という処理を作りたいとき、OR関数が役立ちます。「=IF(OR(A1=”遅刻”, A1=”欠席”), “注意”, “OK”)」とすれば、どちらかの状態に当てはまった時点で「注意」と表示されます。

また、営業活動で「新規顧客獲得または既存顧客の売上100万円以上のどちらかを達成したら報奨金支給」といった柔軟な基準を設定する際にも、OR関数は非常に便利です。AND関数との違いをしっかり理解して、場面に応じて使い分けましょう。

テクニック3ANDとORを組み合わせた高度な条件設定

実は、AND関数とOR関数は組み合わせて使うこともできます。これによって、より複雑で実務的な条件分岐が可能になります。

例えば「東京または神奈川に住んでいて、かつ30歳以上」という条件で絞り込みたい場合を考えてみましょう。この場合の数式は「=IF(AND(OR(B2=”東京”, B2=”神奈川”), C2>=30), “OK”, “”)」となります。

構造を分解すると、まずOR関数で「東京または神奈川」という条件を作り、それをAND関数で「30歳以上」という条件と組み合わせています。このように、OR関数をAND関数の中に入れたり、その逆をしたりすることで、現実のビジネスルールに近い複雑な条件を表現できるんです。

営業成績の評価で「売上が100万円以上で、かつ担当者がAまたはBである場合に優秀と表示」したいときは「=IF(AND(C2>=1000000, OR(D2=”A”, D2=”B”)), “優秀”, “要改善”)」と書けます。こうした組み合わせ技を使いこなせるようになると、Excelの活用幅が一気に広がりますよ。

テクニック4IFS関数で3つ以上の条件をスッキリ記述

IFS関数が登場した背景

IF関数を入れ子にすれば3つ以上の条件分岐もできますが、カッコが何重にもなって非常に読みにくくなります。そこで登場したのがIFS関数です。Excel 2016以降で使える関数で、複数の条件を順番に評価して、最初に当てはまった条件の結果を返します。

基本的な構文はこちらです。

=IFS(条件1, 真の場合1, 条件2, 真の場合2, 条件3, 真の場合3, …)

例えば、点数に応じて「90点以上ならA、80点以上ならB、70点以上ならC、60点以上ならD、それ未満ならF」と判定したい場合、IF関数だと入れ子が4重になってしまいますが、IFS関数なら「=IFS(A1>=90, “A”, A1>=80, “B”, A1>=70, “C”, A1>=60, “D”, A1<60, "F")」とシンプルに書けます。

IFS関数使用時の重要な注意点

IFS関数を使う際は、条件の順番が非常に重要です。左から順番に評価されて、最初に当てはまった条件の結果が返されるため、必ず厳しい条件から緩い条件へと並べる必要があります。

また、どの条件にも当てはまらない場合は「#N/A」エラーが表示されます。これを避けるために、最後に「TRUE, “該当なし”」という形で「それ以外の場合」を指定しておくのがおすすめです。例えば「=IFS(A1>=90, “A”, A1>=80, “B”, A1>=70, “C”, TRUE, “不合格”)」とすれば、70点未満は全て「不合格」と表示されます。

勤続年数に応じた有給休暇日数の設定など、段階的な評価が必要な場面では、IFS関数が圧倒的に便利です。「=IFS(A1>=20, “20日”, A1>=15, “15日”, A1>=10, “10日”, A1>=5, “5日”, TRUE, “有給休暇なし”)」のように、条件と結果のペアを並べるだけで済むため、後から見ても何をしているのか一目瞭然です。

テクニック5IF関数の入れ子(ネスト)で条件を細分化

入れ子の基本構造

IFS関数が使えない環境やシンプルな3段階程度の分岐なら、IF関数を入れ子にする方法もあります。入れ子とはIF関数の中にさらにIF関数を入れる書き方のことです。

基本的な構文はこちらです。

=IF(条件1, 真の場合1, IF(条件2, 真の場合2, 偽の場合2))

例えば「80点以上なら優、60点以上なら良、それより下なら可」と表示したい場合は「=IF(A1>=80, “優”, IF(A1>=60, “良”, “可”))」と書きます。最初の条件で80点以上かチェックし、そうでなければ次のIF関数で60点以上かチェックする、という流れです。

入れ子を使う際の工夫

入れ子が深くなると、どのカッコがどれに対応しているのか分からなくなりがちです。そこで、数式を入力する際に改行を入れると見やすくなります。Excelのセル内でAlt+Enterキーを押すと改行できるので、階層ごとに整理して記述しましょう。

ただし、条件が4つ以上になる場合は、前述のIFS関数を使った方が断然読みやすくなります。IF関数の入れ子は便利ですが、使いすぎると保守性が下がるため、条件が多い場合はIFS関数への切り替えを検討してください。

テクニック6VLOOKUP関数との組み合わせで検索と判定を同時に

IF関数は他の関数と組み合わせることで、さらに強力になります。特にVLOOKUP関数との組み合わせは実務で頻繁に使われます。

例えば、商品コードから価格を検索し、その価格が10,000円以上なら「高額商品」、それ以外なら「通常商品」と表示したい場合は「=IF(VLOOKUP(A2, 商品一覧!A:B, 2, FALSE)>=10000, “高額商品”, “通常商品”)」と書きます。

VLOOKUP関数で検索した結果を条件に使うことで、データベースから値を引っ張ってきて、その値に基づいた判定を一度に行えます。在庫管理や商品管理などのシステムでは必須のテクニックです。

テクニック7エラー処理でデータの見栄えを向上

計算式にエラーが出ると「#VALUE!」や「#DIV/0!」などが表示されて見栄えが悪くなります。そこで、IF関数を使ってエラーを別の表示に置き換えるテクニックが役立ちます。

例えば、売上と件数を掛け算する際、売上欄に「実績なし」という文字が入っているとエラーになります。これを防ぐには「=IF(B1=”実績なし”, “-“, B1*C1)」と書けば、実績がない場合はハイフンを表示し、それ以外は計算結果を表示できます。

より高度な方法として、IFERROR関数を使う方法もあります。「=IFERROR(A1/B1, “エラーです”)」とすれば、計算結果がエラーの場合に指定したメッセージを表示できます。報告書やプレゼン資料など、他の人に見せるデータでは、このようなエラー処理が重要です。

実務で使える複数条件の活用例

営業成績の評価システム

営業部門では、売上金額と達成率の両方を見て総合評価を出すことがよくあります。「売上500万円以上かつ達成率100%以上なら優秀、売上300万円以上かつ達成率80%以上なら良好、それ以外は要改善」といった評価基準を、IFS関数とAND関数を組み合わせて実現できます。

具体的には「=IFS(AND(A2>=5000000, B2>=100), “優秀”, AND(A2>=3000000, B2>=80), “良好”, TRUE, “要改善”)」となります。この数式一つで、複雑な人事評価を自動化できるんです。

在庫管理と発注判断

在庫管理では「在庫数が安全在庫を下回り、かつ発注中でない場合に要発注」という判定がよく使われます。「=IF(AND(C2“発注中”), “要発注”, “OK”)」という数式で、在庫切れを防ぐアラートシステムが作れます。

さらに、季節商品の場合は「=IF(AND(C2“発注中”, OR(F2=”春”, F2=”夏”)), “要発注”, “OK”)」のように、特定の季節だけ発注判定を行う条件も追加できます。

出勤管理と勤怠評価

人事部門では、遅刻や早退の回数に応じた評価が必要です。「遅刻3回以上または欠席1回以上で注意、遅刻5回以上または欠席2回以上で警告」といった段階的な評価も、IF関数とOR関数の組み合わせで実現できます。

「=IF(OR(A2>=5, B2>=2), “警告”, IF(OR(A2>=3, B2>=1), “注意”, “良好”))」という数式で、複数の基準を同時に判定できます。

複数条件を扱う際のよくあるミスと対策

カッコの閉じ忘れ

IF関数を入れ子にすると、カッコの数が多くなって閉じ忘れが発生しやすくなります。数式を入力する際は、開きカッコと閉じカッコの数が一致しているか必ず確認しましょう。Excelは入力中にカッコの対応を色で表示してくれるので、この機能を活用してください。

条件の順序ミス

IFS関数を使う際、緩い条件を先に書いてしまうと、本来なら別の結果になるはずの値まで最初の条件で引っかかってしまいます。例えば「=IFS(A1>=60, “合格”, A1>=80, “優秀”)」と書いてしまうと、80点以上の人も全員「合格」になってしまいます。必ず厳しい条件から書くことを心がけましょう。

文字列のダブルクォーテーション忘れ

条件や結果に文字列を使う場合、ダブルクォーテーションで囲むのを忘れるとエラーになります。「=IF(A1>=80, 合格, 不合格)」ではなく「=IF(A1>=80, “合格”, “不合格”)」と書く必要があります。数字やセル参照は囲む必要がありませんが、文字列は必ず囲みましょう。

ExcelのIF関数で複数条件を設定する際に知っておくべき比較演算子

複数条件を正確に設定するには、比較演算子の使い方をマスターする必要があります。以下の表にまとめました。

演算子 意味 使用例
= 等しい A1=100
> より大きい A1>100
< より小さい A1<100
>= 以上 A1>=100
<= 以下 A1<=100
<> 等しくない A1<>100

特に「以上」と「より大きい」、「以下」と「より小さい」の違いには注意が必要です。80点以上を合格にしたいなら「>=80」、80点を超えたら合格にしたいなら「>80」と書き分けます。この違いを理解していないと、境界値の判定が意図しない結果になってしまいます。

現場で本当によくある複数条件のトラブルと解決策

Excelのイメージ

Excelのイメージ

売上データで「空白セル」が混在していて判定がおかしくなる問題

私が実際に経験した話なんですが、ある日先輩から「この売上評価の数式、なんか変な結果になるんだけど見てくれない?」って頼まれたんです。見てみると、売上が入力されていない空白セルに対しても「達成」って表示されちゃってるんですよね。

原因は、空白セルを数値の0として判定していたことでした。「=IF(AND(A2>=0, B2=”完了”), “達成”, “未達”)」という数式だったんですが、これだと空白も0以上として判定されちゃうんです。

解決策はISBLANK関数を追加することでした。「=IF(OR(ISBLANK(A2), ISBLANK(B2)), “データなし”, IF(AND(A2>=100000, B2=”完了”), “達成”, “未達”))」というように、まず空白チェックを先に行うようにしたら、正確に判定できるようになりました。

この経験から学んだのは、実務データには必ず「想定外」があるってことです。数式を作る前に、実際のデータをよく観察して、空白や異常値がないか確認する習慣をつけることが大切ですね。

日付の範囲判定で月末処理がうまくいかない問題

月次の売上集計で「今月分」を自動判定したいとき、よくある失敗パターンがあります。「=IF(AND(A2>=DATE(2025,1,1), A2<=DATE(2025,1,31)), "今月", "対象外")」って書いたら、1月は31日まであるから良いんですけど、2月や4月なんかで月末の日数を間違えると、判定漏れが発生します。 もっと賢い方法はEOMONTH関数を使うことです。「=IF(AND(A2>=DATE(2025,1,1), A2<=EOMONTH(DATE(2025,1,1), 0)), "今月", "対象外")」とすれば、月末日を自動計算してくれるので、どの月でも正確に判定できます。 さらに応用として、「今月または先月」という条件にしたいときは「=IF(OR(AND(A2>=DATE(2025,1,1), A2<=EOMONTH(DATE(2025,1,1), 0)), AND(A2>=EOMONTH(DATE(2025,1,1), -2)+1, A2<=EOMONTH(DATE(2025,1,1), -1))), "対象", "対象外")」という感じで、EOMONTH関数を活用すると月の範囲判定が楽になります。

VBAで複数条件を効率的に処理する実践コード

大量データを一括判定するVBAマクロ

Excelの関数だけだと処理が遅くなる場合や、もっと複雑な条件分岐が必要な場合は、VBAを使うと劇的に速くなります。実務で使える複数条件判定のVBAコードを紹介します。

まずは基本的な複数条件判定のコードです。


Sub 複数条件判定()
Dim 最終行 As Long
Dim i As Long

最終行 = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row

For i = 2 To 最終行
'売上が100万円以上かつ評価がAまたはBの場合
If Cells(i, 1).Value >= 1000000 And _
(Cells(i, 2).Value = "A" Or Cells(i, 2).Value = "B") Then
Cells(i, 3).Value = "優秀"
'売上が50万円以上かつ評価がAの場合
ElseIf Cells(i, 1).Value >= 500000 And Cells(i, 2).Value = "A" Then
Cells(i, 3).Value = "良好"
Else
Cells(i, 3).Value = "要改善"
End If
Next i

MsgBox "判定が完了しました!", vbInformation
End Sub

このコードは、1行目を見出しとして2行目から最終行まで自動で判定してくれます。数万行のデータでも数秒で処理できるので、関数で重くなってしまった場合に便利です。

複数シートを跨いだ条件判定マクロ

実務では「マスタシートの情報を参照しながら、データシートの内容を判定する」というケースがよくあります。こんなときに使えるVBAコードがこちらです。


Sub シート間条件判定()
Dim データシート As Worksheet
Dim マスタシート As Worksheet
Dim i As Long, j As Long
Dim 最終行 As Long
Dim 商品コード As String
Dim 見つかった As Boolean

Set データシート = Worksheets("売上データ")
Set マスタシート = Worksheets("商品マスタ")

最終行 = データシート.Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row

For i = 2 To 最終行
商品コード = データシート.Cells(i, 1).Value
見つかった = False

'マスタシートで商品コードを検索
For j = 2 To マスタシート.Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row
If マスタシート.Cells(j, 1).Value = 商品コード Then
'商品区分が「特A」または「特B」かつ在庫が10以上の場合
If (マスタシート.Cells(j, 2).Value = "特A" Or _
マスタシート.Cells(j, 2).Value = "特B") And _
マスタシート.Cells(j, 3).Value >= 10 Then
データシート.Cells(i, 5).Value = "即納可能"
Else
データシート.Cells(i, 5).Value = "要確認"
End If
見つかった = True
Exit For
End If
Next j

If Not 見つかった Then
データシート.Cells(i, 5).Value = "マスタ未登録"
End If
Next i

MsgBox "処理完了!", vbInformation
End Sub

このコードは複数のシートを参照して判定できるので、VLOOKUP関数とIF関数を組み合わせた処理をVBAで高速化したいときに重宝します。

ユーザー入力に応じて動的に条件を変えるマクロ

条件を柔軟に変更したい場合は、InputBoxで条件を入力してもらう方法が便利です。


Sub 動的条件判定()
Dim 売上基準 As Long
Dim 評価基準 As String
Dim i As Long
Dim 最終行 As Long

'条件を入力してもらう
売上基準 = InputBox("売上の基準額を入力してください(例1000000)", "基準設定", 1000000)
評価基準 = InputBox("評価基準を入力してください(例A)", "評価設定", "A")

最終行 = Cells(Rows.Count, 1).End(xlUp).Row

For i = 2 To 最終行
If Cells(i, 1).Value >= 売上基準 And Cells(i, 2).Value = 評価基準 Then
Cells(i, 3).Value = "条件達成"
'条件達成行を黄色でハイライト
Cells(i, 1).Resize(1, 3).Interior.Color = RGB(255, 255, 0)
Else
Cells(i, 3).Value = "未達成"
Cells(i, 1).Resize(1, 3).Interior.ColorIndex = xlNone
End If
Next i

MsgBox "売上基準" & Format(売上基準, "#,##0") & "円" & vbCrLf & _
"評価基準" & 評価基準 & vbCrLf & _
"で判定しました!", vbInformation
End Sub

このマクロを使えば、毎回基準を変えて判定し直すような作業が一瞬で終わります。月次で基準が変わる営業評価なんかで重宝しますよ。

大量データでパフォーマンスが落ちる問題の解決策

数式が多すぎてファイルが重くなる場合

1万行を超えるデータに複雑なIF関数を入れると、ファイルを開くだけで数分かかったり、保存に時間がかかったりします。私も以前、取引先から送られてきたExcelファイルが開くのに5分もかかって困ったことがあります。

この問題の解決策は計算結果を値に変換することです。数式で判定が終わったら、その列を選択してコピーし、「値として貼り付け」を実行すれば、数式が消えて値だけになります。ショートカットは「Ctrl+C」でコピー後、「Alt→H→V→V」で値貼り付けです。

ただし、元データが変わったら再計算が必要になるので、運用ルールとして「判定用シート」と「確定版シート」を分けて管理するのがおすすめです。判定用シートでは数式を使って自動判定し、確定したら確定版シートに値だけコピーする運用にすれば、パフォーマンスと利便性を両立できます。

揮発性関数を使いすぎている場合

TODAY関数やNOW関数は便利ですが、これらは揮発性関数と呼ばれ、何か操作するたびに再計算されます。複数条件の中でTODAY関数を使っていると、それだけでファイルが重くなることがあるんです。

私の対策は、別セルにTODAY関数を一つだけ置いて、それを参照する方法です。例えば、A1セルに「=TODAY()」と入力し、条件式では「=IF(AND(B2>=A$1, B2<=A$1+30), "今月", "対象外")」のようにA1を参照します。こうすると、TODAY関数が1個だけで済むので、再計算の負荷が減ります。

条件付き書式との組み合わせで視覚的に管理

IF関数の結果を条件付き書式と組み合わせると、視覚的に分かりやすいシートが作れます。例えば、「優秀」と判定されたセルを自動で緑色にしたり、「要改善」を赤色にしたりできるんです。

設定方法は、範囲を選択して「ホーム」タブの「条件付き書式」→「新しいルール」→「数式を使用して書式設定するセルを決定」を選び、「=$C2=”優秀”」のように数式を入力します。すると、C列が「優秀」の行全体を自動で色付けできます。

さらに応用として、複数条件を組み合わせた条件付き書式も作れます。「=AND($A2>=1000000, $B2=”A”)」という数式を使えば、売上100万円以上かつ評価Aの行だけハイライトできます。これなら、IF関数で判定列を作らなくても視覚的に確認できるので、シートがスッキリします。

チーム作業で気をつけるべき複数条件の落とし穴

他の人が数式を理解できない問題

自分では完璧に作ったつもりの複雑なIF関数が、同僚には「何をしているか全く分からない」と言われることがあります。特に、AND関数とOR関数を何重にも組み合わせた数式は、後から見た人が理解するのに時間がかかります。

私が実践している対策は、数式の横に説明コメントを入れることです。セルを右クリックして「コメントの挿入」を選び、「この数式は売上100万円以上かつ(評価AまたはB)の場合に優秀と判定」のように、日本語で説明を書いておきます。

また、非常に複雑な条件の場合は、中間判定を別列で行う方法も有効です。D列で「売上基準達成」をYes/Noで判定し、E列で「評価基準達成」を判定して、F列でそれらを組み合わせるという段階的なアプローチにすれば、各数式がシンプルになって理解しやすくなります。

Excelのバージョン違いで動かない問題

IFS関数やMAXIFS関数などの新しい関数は、Excel 2016より前のバージョンでは使えません。取引先に送ったファイルが「#NAME?」エラーだらけになっていた、という経験をした人も多いのではないでしょうか。

対策としては、互換性チェック機能を使うことです。「ファイル」→「情報」→「問題のチェック」→「互換性チェック」を実行すると、古いバージョンで開いたときに問題が起きる数式を教えてくれます。

互換性が必要な場合は、IFS関数の代わりにIF関数の入れ子を使うか、VBAマクロで対応するのが確実です。マクロなら、Excel 2010以降であれば基本的に同じように動作します。

実務で差がつく複数条件の時短テクニック

名前の定義を使って数式を分かりやすくする

「A1>=100000」という条件を何度も使う場合、セル範囲に名前を付けると数式が格段に読みやすくなります。例えば、A列に「売上」という名前を定義すれば、「=IF(AND(売上>=1000000, 評価=”A”), “優秀”, “要改善”)」と書けます。

名前の定義は、範囲を選択して左上の名前ボックスに名前を入力するだけです。これだけで、数式が日本語で書けるようになって、後から見たときの理解が圧倒的に早くなります。

テーブル機能で自動拡張される数式

データ範囲をテーブル化(Ctrl+T)すると、新しい行を追加したときに数式が自動でコピーされます。毎日データが追加される売上管理表なんかでは、テーブル機能を使わないと毎回数式をコピーする手間が発生します。

テーブルにすると、列の参照も「」のような構造化参照になって分かりやすくなるので、複数条件を扱うときは特に便利です。「=IF(AND>=1000000, =”A”), “優秀”, “要改善”)」という感じで、どの列を参照しているかが一目瞭然になります。

ぶっちゃけこうした方がいい!

ここまで色々な方法を紹介してきましたけど、正直に言うと、複雑な条件は無理にIF関数で実現しようとしない方が絶対にいいです。

私の経験上、IF関数を5重も6重も入れ子にして「できた!」って思っても、3ヶ月後に自分で見返したときに「これ何やってるんだっけ?」ってなることが本当に多いんですよ。それで結局、一から作り直すことになって、二度手間になります。

だから、条件が3つ以上になったら迷わずIFS関数を使う。IFS関数が使えない環境なら、素直にVBAマクロに切り替える。これが一番効率的です。「関数だけで完結させなきゃ」っていう謎のこだわりは捨てた方がいいですね。

それと、実務で本当に大事なのは「他の人が理解できるか」なんです。どんなに完璧な数式でも、自分しか理解できなかったら、引き継ぎのときに困るし、自分が休んだときに誰も触れないブラックボックスになっちゃいます。

だから私は、複雑な判定が必要なときは、あえて判定ステップを分割して複数の列で段階的に処理するようにしています。D列で「基準1クリア」、E列で「基準2クリア」、F列で「総合判定」みたいに分けると、各列の数式はシンプルになるし、どこで判定がおかしくなっているか一目で分かります。列が増えても、非表示にすればいいだけですからね。

あと、もう一つぶっちゃけると、Excel関数の限界を知ることも大事です。10万行のデータに複雑なIF関数を入れたら、そりゃ重くなりますよ。そういうときは、最初からAccessやPower Queryを使うべきなんです。Excelは便利だけど万能じゃない。適材適所で、データ量や処理内容に応じてツールを選ぶのがプロの仕事です。

最後に、どんな複雑な条件でも、まずは紙に日本語で書き出す癖をつけてください。「売上が100万円以上で、かつ、評価がAまたはBで、かつ、地域が東京または神奈川」みたいに、日本語で整理してから数式に落とし込むと、間違いが激減します。いきなり数式を書き始めるから、AND関数とOR関数の組み合わせが変になったり、カッコの対応がおかしくなったりするんです。

結局のところ、Excelの複数条件判定って、技術的なスキルというより「論理的に物事を整理する力」なんですよね。その力を磨くためにも、焦らず、段階的に、誰が見ても分かる数式を書くことを心がけてください。それが、長い目で見たときに一番効率的で、ミスも少なく、チーム全体の生産性を上げる方法です。

よくある質問

IF関数とIFS関数はどちらを使えばいいですか?

条件が2つまでの場合はIF関数、3つ以上の段階的な判定が必要な場合はIFS関数を使うのがおすすめです。ただし、IFS関数はExcel 2016以降でしか使えないため、古いバージョンを使っている場合やファイルを共有する相手が古いバージョンを使っている可能性がある場合は、IF関数の入れ子を使いましょう。基本的には、数式の可読性を重視してIFS関数を選び、互換性が必要な場合だけIF関数の入れ子を使うという判断基準で問題ありません。

AND関数とOR関数は同時に使えますか?

はい、同時に使えます。むしろ実務では両方を組み合わせて使うケースが非常に多いです。例えば「商品Aまたは商品Bを購入し、かつ購入金額が1万円以上の顧客にクーポンを発行」といった条件は、OR関数とAND関数の組み合わせで実現します。ただし、カッコの対応関係が複雑になりやすいので、数式を書く前に紙に条件を整理してから入力することをおすすめします。

複数条件を使った数式が長くなりすぎて困っています

数式が長くなる場合は、いくつかの対策があります。一つ目は、セル内で改行(Alt+Enter)を使って階層的に整理する方法です。二つ目は、中間的な判定結果を別のセルに出力してから、それを参照する方法です。例えば、A列で条件1の判定、B列で条件2の判定を行い、C列でそれらを組み合わせるという段階的なアプローチにすれば、各数式がシンプルになります。三つ目は、IFS関数やCHOOSE関数など、より適切な関数に切り替えることです。

エラーが出た場合の対処法を教えてください

エラーには種類があり、それぞれ原因が異なります。「#VALUE!」は不適切な値が含まれている場合に表示され、文字列と数値を計算しようとした際などに発生します。「#DIV/0!」はゼロで割り算をした場合、「#REF!」は参照先のセルが削除された場合、「#NAME?」は関数名のスペルミスがある場合に表示されます。エラーメッセージを見て原因を特定し、数式を修正しましょう。また、IFERROR関数を使えば、エラーが発生した場合に別の値を表示させることもできます。

条件が10個以上ある場合はどうすればいいですか?

条件が非常に多い場合は、VLOOKUP関数やINDEX・MATCH関数を使った参照テーブル方式を検討してください。別シートに条件と結果の対応表を作成し、そこから値を引っ張ってくる方式にすれば、数式がシンプルになり、条件の変更も容易になります。また、条件を階層化できる場合は、大分類と小分類に分けて段階的に判定する方法も有効です。例えば、まず地域で大きく3つに分け、その後各地域内で細かい条件を設定するといった具合です。

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まとめ

ExcelのIF関数で複数条件を扱う方法について、7つのテクニックを詳しく解説しました。AND関数を使えば「すべての条件を満たす」判定が、OR関数を使えば「いずれかの条件を満たす」判定が可能になります。さらに、IFS関数を使えば3つ以上の段階的な条件もスッキリ記述でき、これらを組み合わせることで実務のほぼすべての条件分岐に対応できます。

最初は複雑に感じるかもしれませんが、実際に手を動かして試していくことで、自然と理解が深まっていきます。まずは簡単なAND関数やOR関数から始めて、徐々に複雑な組み合わせにチャレンジしてみてください。これらのテクニックをマスターすれば、データ集計や分析の効率が劇的に向上し、仕事の質も大幅にアップするはずです。今日学んだことを明日からの業務にぜひ活かしてくださいね!

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

現場や身近で実際に起きたトラブルをベースに、手順だけでなく「なぜそうなるか」「失敗しやすい落とし穴」「安全な設定(セキュリティ)」まで含めて解説します。

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