エクセルのVLOOKUP関数を使いこなすことができると、データ管理や業務の効率化に大きなメリットがあります。しかし、特に「別シートを参照する」という部分になると、初心者の方はどこから手をつけていいのか分からず、つまずいてしまうことが多いです。「どうしても別シートのデータを参照できない」「シート間でデータを引き出す方法がわからない」と悩んでいませんか？
この記事では、そんな悩みを解決し、VLOOKUP関数を使って別シートのデータを正確に引き出す方法を、初心者でもわかりやすく5つのステップに分けて解説します。これを読めば、あなたも一歩上のエクセル使いに成長できますよ！
VLOOKUP関数の基本から別シート参照まで
Excelのイメージ
VLOOKUP関数の基本を押さえよう
まずは、VLOOKUP関数の基本的な使い方を理解しましょう。VLOOKUPは「垂直検索」の意味で、指定したデータを「左から右に」検索して抽出する関数です。基本的な使い方としては、以下の4つの引数を設定します。
- 検索値検索したいデータ（例商品コードや社員番号など）
- 範囲検索を行う範囲（別シートからも指定できます）
- 列番号取得したいデータが何列目にあるか
- 検索方法完全一致を求める場合は「FALSE」、近似一致を使う場合は「TRUE」
基本を抑えた後、別シートからのデータ参照方法に進んでいきましょう。
別シートのデータをVLOOKUPで参照する方法
次に、VLOOKUPを別シートで活用する方法を解説します。ここで重要なのは、VLOOKUPの「範囲」を他のシートに設定することです。別シートを参照するには、参照元のシート名を数式に含める必要があります。
例えば、シート名が「商品リスト」で、そのシートのA列に商品コード、B列に商品名があるとしましょう。この商品コードを元に商品名を引き出すには、次のような式になります。
=VLOOKUP(, '商品リスト'!B, 2, FALSE)
この式では、“に入力された商品コードを「商品リスト」シートのA列から検索し、対応する商品名（B列）を取得します。シート名の後ろに「！」を付けることを忘れないようにしましょう。
別シート参照の手順を順を追って解説
別シートを参照するには、少し工夫が必要ですが、手順さえ押さえれば簡単にできるようになります。次の手順で、実際に別シートのデータをVLOOKUPで引き出す方法を見ていきましょう。
- マスタシートを用意まず、別シートにデータを準備します。新しいシートを作り、そこに商品コードや価格などのマスタデータを入力します。
- VLOOKUP関数を入力データを参照したいシートに移動し、VLOOKUP関数を入力します。ここで参照する範囲には、先ほど作ったマスタシートを指定します。
- シート名の記載範囲を指定する際、別シートのデータを指定するため、シート名を「’シート名’!範囲」の形式で入力します。
- 列番号の設定取り出したいデータが何列目にあるかを確認し、列番号を設定します。例えば、商品名が2列目にあれば「2」と入力します。
- 完全一致を指定通常、VLOOKUPは完全一致を使うので、`FALSE`（または`0`）を指定しましょう。
これで、別シートからデータを正しく引き出すことができました。
よくある疑問とその解決方法
他のシートでエラーが出た！どうして？
VLOOKUP関数を使って別シートのデータを参照すると、時々「#REF!」や「#N/A」などのエラーが出ることがあります。これらは、範囲指定やシート名の記載ミス、あるいは参照するデータが見つからない場合に発生します。
解決方法としては、まずシート名が正しく入力されているか、範囲が適切かを確認してください。また、データが参照先のシートに正しく存在しているかもチェックすることが大切です。
別シート間でデータが追加された場合は？
マスタシートにデータが追加された場合でも、範囲に列番号を使った設定をしていれば問題なく対応できます。列番号を手動で修正せず、列を指定するだけで、自動的に対応できるので便利です。
例えば、商品情報が増えた場合でも、範囲を「A\:B」のように指定しておけば、列が増えても対応可能です。
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エクセルVLOOKUP関数で別シート参照をマスターしよう！
エクセルのVLOOKUP関数を使って別シートを参照する方法は、最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、手順に従っていけば誰でも習得できます。基本的な使い方をマスターし、次に別シートを使った実践的な方法に進んでいくことで、業務効率が格段に向上します。
今回紹介した5つのステップを実践し、VLOOKUP関数を使いこなすことで、あなたのエクセルスキルはさらにアップします。これで、ビジネスの現場でもしっかりと役立てることができるようになりますよ！
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