皆さん、Excelを使っていて「#DIV/0!」や「#N/A」といったエラー表示に困ったことはありませんか？特に、パソコンやスマホが得意でない方にとって、これらのエラーは戸惑いの原因となります。今回は、そんなエラーを簡単に処理できる「IFERROR関数」について、初心者の方にもわかりやすくお伝えします。
IFERROR関数とは？
Excelのイメージ
まず、「IFERROR関数」についてご紹介します。この関数は、計算やデータの参照でエラーが発生した際に、指定した別の値やメッセージを表示することができます。例えば、エラーが出たときに「データが見つかりません」と表示させることが可能です。
IFERROR関数の基本的な使い方
使い方はとても簡単です。以下のように入力します。
=IFERROR(計算式, "エラー時に表示させたいメッセージ")
例えば、セルの値をセルB1の値で割る計算を行い、エラーが出た場合に「計算エラー」と表示させたい場合は、次のように入力します。
=IFERROR(/B1, "計算エラー")
これで、B1が0の場合などでエラーが発生しても、「計算エラー」と表示されるようになります。
具体的な活用例
では、実際にどのように活用できるのか、具体的な例を見てみましょう。
VLOOKUP関数と組み合わせてエラーを処理する
データを検索する際に便利な「VLOOKUP関数」ですが、検索対象が見つからないと「#N/A」というエラーが表示されます。これを避けるために、IFERROR関数と組み合わせて使うことができます。
例えば、商品コードを入力すると商品名が表示されるように設定している場合、該当する商品コードが存在しないと「#N/A」と表示されてしまいます。これを「該当商品なし」と表示させるには、以下のように入力します。
=IFERROR(VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, FALSE), "該当商品なし")
これで、商品コードが見つからない場合でも「該当商品なし」と表示され、見た目もスッキリします。
よくある質問や疑問
Q1: IFERROR関数はどのバージョンのExcelで使えますか？
IFERROR関数は、Excel 2007以降のバージョンで使用可能です。古いバージョンをご利用の場合は、IF関数とISERROR関数を組み合わせて同様の処理が可能です。
Q2: エラー時に空白を表示させることはできますか？
はい、可能です。エラー時に何も表示させたくない場合は、以下のように入力します。
=IFERROR(計算式, "")
これで、エラーが発生した際には空白が表示されます。
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まとめ
いかがでしたか？IFERROR関数を使うことで、Excelでのエラー表示を簡単に管理し、見やすい表やデータを作成することができます。ぜひ試してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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