ExcelのFIND関数で発生するエラーの原因と対処法

皆さん、こんにちは。今日は、Excelで文字列を検索する際に便利なFIND関数についてお話しします。特に、FIND関数を使っていて「#VALUE!」というエラーに遭遇したことはありませんか？今回は、このエラーの原因とその対処法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。

FIND関数とは？基本的な使い方

Excelのイメージ

まず、FIND関数について簡単に説明します。FIND関数は、指定した文字列が他の文字列内で最初に現れる位置を返す関数です。例えば、セルに「Excelは便利なツールです」という文字列があるとします。この中から「便利」という文字が何番目にあるかを調べるには、以下のように入力します。

これは、「便利」という文字列が7文字目にあることを示しています。

しかし、FIND関数を使用していると、「#VALUE!」というエラーが表示されることがあります。このエラーが出る主な原因とその対処法を見ていきましょう。

FIND関数は、大文字と小文字を区別して検索を行います。そのため、例えば「apple」を探しているのに、セル内に「Apple」と書かれている場合、FIND関数は「apple」を見つけられず、「#VALUE!」エラーを返します。

対処法大文字と小文字を区別せずに検索したい場合は、FIND関数の代わりにSEARCH関数を使用します。SEARCH関数は大文字と小文字を区別しません。

FIND関数には、検索を開始する位置を指定する引数があります。この引数に0や負の値、または文字列の長さを超える数値を指定すると、「#VALUE!」エラーが発生します。

対処法検索開始位置は1以上、かつ文字列の長さ以内の数値を指定してください。もし特定の位置から検索を開始したい場合は、その位置を正確に指定しましょう。

検索対象のセルが空白の場合、FIND関数は「#VALUE!」エラーを返します。

対処法この場合、IF関数やIFERROR関数を組み合わせて、エラー時の処理を指定することができます。

FIND関数は大文字と小文字を区別して検索を行いますが、SEARCH関数は区別しません。例えば、「Apple」という文字列に対して「apple」を検索する場合、FIND関数ではエラーになりますが、SEARCH関数では正しく位置を返します。

FIND関数で「#VALUE!」エラーが出た場合、IFERROR関数を組み合わせてエラー時の処理を指定することができます。例えば、=IFERROR(FIND("apple", ), "見つかりませんでした")とすることで、エラー時に「見つかりませんでした」と表示させることができます。

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FIND関数は、Excelで文字列を検索する際に非常に便利な関数ですが、使用時にはいくつかの注意点があります。特に、大文字と小文字の区別や検索開始位置、エラー時の対処法などを理解しておくことで、作業効率が大幅に向上します。もし他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。