Excelを使っていると、「.xlsx」や「.xlsm」といったファイル形式を見かけることがありますが、それぞれの違いをしっかり理解していますか？特に、パソコンやスマホの操作に自信がない方にとっては、これらの違いがわからないと、ファイルを開けなかったり、意図しない動作をしてしまうこともあります。そこで今回は、初心者の方にもわかりやすく、これらの拡張子の違いと使い分けについて解説します。
「.xlsx」と「.xlsm」の基本的な違いとは？
Excelのイメージ
まず、「.xlsx」と「.xlsm」の違いを簡単に説明します。
- .xlsxマクロ（自動化された作業手順）を含まないExcelファイル形式です。通常のデータ入力や計算にはこちらを使用します。
- .xlsmマクロを含むことができるExcelファイル形式です。繰り返し行う作業を自動化したい場合に使用します。
例えば、毎月の売上データを集計する際に、同じ操作を何度も繰り返すのは面倒ですよね。そんなときに「.xlsm」形式を使うと、マクロを組み込むことで、ボタン一つで集計が完了するようになります。
「.xlsx」と「.xlsm」の使い分けポイント
次に、どちらの形式を選べば良いのか、具体的なポイントを挙げてみましょう。
- マクロを使わない場合データの入力や計算だけであれば、.xlsx形式で十分です。
- マクロを使いたい場合繰り返しの作業を自動化したいときは、.xlsm形式を選びましょう。
- 他の人と共有する場合相手がマクロを使わない場合や、セキュリティ上の理由からマクロを含まない方が良い場合は、.xlsx形式が適しています。
例えば、同僚に毎月の売上データを送る場合、相手がマクロを使わないのであれば「.xlsx」形式で送る方が安心です。
「.xlsm」ファイルを開くときの注意点
「.xlsm」ファイルを開く際には、いくつかの注意点があります。
- セキュリティの警告マクロには自動化の便利さがありますが、悪意のあるコードが含まれている可能性もあります。そのため、Excelでは「.xlsm」ファイルを開くときに警告が表示されることがあります。
- マクロの有効化警告を確認し、信頼できるファイルであると判断した場合に限り、マクロを有効にすることができます。
- 古いExcelバージョンとの互換性Excel 2003以前のバージョンでは「.xlsm」ファイルを開くことができません。最新のExcelバージョンを使用することをおすすめします。
例えば、知らない人から送られてきた「.xlsm」ファイルを開く際には、まずその送信者が信頼できるかを確認しましょう。信頼できる場合のみ、マクロを有効にしてファイルを開くようにしましょう。
よくある質問や疑問
Q1: 「.xlsx」と「.xlsm」のどちらを使うべきですか？
マクロを使わない場合は「.xlsx」を、マクロを使いたい場合は「.xlsm」を選びましょう。共有相手がマクロを使わない場合や、セキュリティ上の理由からマクロを含まない方が良い場合は「.xlsx」が適しています。
Q2: 「.xlsm」ファイルを開くときに警告が出ますが、どうすれば良いですか？
警告が表示された場合、そのファイルが信頼できるものであると確認できたら、マクロを有効にして開くことができます。信頼できない場合は、マクロを無効にして開くことをおすすめします。
Q3: 古いExcelバージョンを使っていますが、「.xlsm」ファイルを開けますか？
Excel 2003以前のバージョンでは「.xlsm」ファイルを開くことができません。最新のExcelバージョンを使用することをおすすめします。
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まとめ
「.xlsx」と「.xlsm」の違いを理解することで、Excelをより効率的に活用することができます。マクロを使わない場合は「.xlsx」を、マクロを使いたい場合は「.xlsm」を選びましょう。また、ファイルを開く際にはセキュリティにも注意し、信頼できるファイルであることを確認してからマクロを有効にするようにしましょう。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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