皆さん、Excelでデータを集計している際に、エラー値が含まれていて正しく合計が表示されないと困ったことはありませんか？例えば、`#DIV/0!`や`#N/A`といったエラーがあると、通常の`SUM`関数ではエラーとなってしまいます。今日は、そんなエラーを無視して合計を求める方法を、初心者の方にも分かりやすくお伝えします。
AGGREGATE関数を使ってエラーを無視する
Excelのイメージ
まずご紹介するのは、`AGGREGATE`関数を使う方法です。この関数は、エラーを無視して集計を行うことができます。
AGGREGATE関数の基本的な使い方
`AGGREGATE`関数は、以下のように使用します。
=AGGREGATE(集計方法, オプション, 範囲)
– 集計方法行いたい集計の種類を指定します。例えば、合計を求める場合は`9`を指定します。
– オプション無視する項目を指定します。エラーを無視する場合は`6`を指定します。
– 範囲集計したいセル範囲を指定します。
例えば、セル範囲“の合計を、エラーを無視して求めたい場合、以下のように入力します。
=AGGREGATE(9, 6, )
これで、エラーを無視して合計を計算できます。
SUMIF関数を使ってエラーを除外する
次に、`SUMIF`関数を使ってエラーを除外して合計を求める方法をご紹介します。
SUMIF関数の基本的な使い方
`SUMIF`関数は、指定した条件に一致するセルの合計を求める関数です。エラー以外の数値を合計するには、以下のように使用します。
=SUMIF(範囲, "<>#N/A")
– 範囲合計したいセル範囲を指定します。
– 条件`”<>#N/A”`と指定することで、`#N/A`エラー以外のセルを合計対象とします。
例えば、セル範囲“で`#N/A`エラーを除外して合計を求める場合、以下のように入力します。
=SUMIF(, "<>#N/A")
これで、`#N/A`エラーを無視して合計を計算できます。
IFERROR関数とSUM関数を組み合わせる方法
最後に、`IFERROR`関数と`SUM`関数を組み合わせてエラーを無視する方法をご紹介します。
IFERROR関数とSUM関数の組み合わせ方
`IFERROR`関数は、エラーが発生した場合に指定した値を返す関数です。これを`SUM`関数と組み合わせて、エラーを`0`として扱うことで、エラーを無視して合計を求めることができます。
例えば、セル範囲“の合計を求める際に、エラーを`0`として無視する場合、以下のように入力します。
=SUM(IFERROR(, 0))
これで、エラーを`0`として扱い、正しい合計を計算できます。
よくある質問や疑問
Q1: AGGREGATE関数はどのバージョンのExcelで使用できますか？
`AGGREGATE`関数は、Excel 2010以降のバージョンで使用可能です。
Q2: SUMIF関数で他の種類のエラーも無視できますか？
はい、可能です。例えば、`#VALUE!`エラーを無視する場合は、条件を`”<>#VALUE!”`と指定します。
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まとめ
いかがでしたか？Excelでエラーを無視して合計を求める方法を3つご紹介しました。
– AGGREGATE関数エラーを無視して合計を求める。
– SUMIF関数特定のエラーを除外して合計を求める。
– IFERROR関数とSUM関数の組み合わせエラーを`0`として扱い合計を求める。
これらの方法を活用して、データ集計をスムーズに行ってくださいね。
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