Excelを使っていると、データの管理や計算がどんどん複雑になってきますよね。そんなときに役立つのが「表の名前」を付ける機能です。これを使うと、関数やリストの設定がぐっと楽になり、作業効率がアップします。今回は、初心者の方にもわかりやすく、その活用法をご紹介します。
「表の名前」を付けると何が便利なのか？
Excelのイメージ
まず、「表の名前」を付けることで、どんなメリットがあるのか見てみましょう。
- 関数がわかりやすくなる例えば、VLOOKUP関数などでセル範囲を指定する際に、セルのアドレス（B10）ではなく、名前（例商品リスト）で指定できるので、何のデータか一目でわかります。
- リスト作成が簡単になるデータの入力規則でリストを作成する際に、名前を使うことで、リストの管理がしやすくなります。
- シート間での参照がスムーズになる複数のシートを使っている場合でも、名前を使うことで、どのシートのどの範囲を参照しているかが明確になります。
「表の名前」の付け方と使い方
では、実際に「表の名前」を付ける方法と、その活用法を見ていきましょう。
セル範囲に名前を付ける方法
- 名前を付けたいセル範囲を選択します。
- Excelの上部にある「名前ボックス」に、わかりやすい名前（例商品リスト）を入力し、Enterキーを押します。
これで、選択した範囲に名前が付きました。
名前を使って関数を設定する方法
例えば、VLOOKUP関数を使って、商品名から価格を自動で取得する場合、以下のように設定します。
- VLOOKUP関数を入力するセルを選択します。
- 数式バーに「=VLOOKUP(検索値, 商品リスト, 2, FALSE)」と入力します。
これで、商品名を入力するだけで、対応する価格が自動で表示されます。
名前を使ってデータの入力規則を設定する方法
- データを入力するセルを選択します。
- 「データ」タブの「データの入力規則」をクリックします。
- 「設定」タブで「リスト」を選択し、「元の値」に「=商品リスト」と入力します。
- 「OK」をクリックします。
これで、プルダウンリストから商品名を選ぶことができるようになります。
よくある質問や疑問
Q1: 名前を付けたセル範囲を削除したい場合はどうすればよいですか？
- 「数式」タブの「名前の管理」をクリックします。
- 削除したい名前を選択し、「削除」をクリックします。
- 「OK」をクリックして確定します。
Q2: 名前を付けたセル範囲を編集したい場合はどうすればよいですか？
- 「数式」タブの「名前の管理」をクリックします。
- 編集したい名前を選択し、「編集」をクリックします。
- 名前や参照範囲を変更し、「OK」をクリックして確定します。
Q3: 名前を付けたセル範囲を他のシートで使いたい場合はどうすればよいですか？
- 名前を付けたセル範囲を選択します。
- 「数式」タブの「名前の定義」をクリックします。
- 「スコープ」を「ブック」に設定し、「OK」をクリックします。
これで、他のシートでもその名前を使うことができます。
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まとめ
「表の名前」を上手に活用することで、Excelの作業がぐっと効率的になります。関数やリストの設定が簡単になり、データの管理もしやすくなります。ぜひ、日々の作業に取り入れてみてください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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