Excelを使っていると、シートをコピーした際に「名前’○○’はすでに定義されています」といったメッセージが表示されることがあります。これは、見えないところに「非表示の名前」が残っているためです。特に、他の人から受け取ったファイルや古いデータを使うときに、意図しない情報漏洩の原因になることもあります。今回は、そんな「非表示の名前」を確認し、削除する方法をわかりやすく解説します。
非表示の名前とは?
Excelでは、セルや範囲に名前をつけることができます。例えば、売上金額のセル範囲に「売上」と名前をつけると、数式で「=売上」と入力するだけでその範囲を参照できます。しかし、シートをコピーしたり、他の人と共有したりすると、不要な名前が残ることがあります。これらは「非表示の名前」と呼ばれ、通常の操作では確認できません。
非表示の名前を確認・削除する方法
非表示の名前を確認・削除するには、VBA(Visual Basic for Applications)を使います。以下の手順で実行できます。
VBAエディタを開く
- Excelを開き、AltキーとF11キーを同時に押します。
- これで「Microsoft Visual Basic for Applications」ウィンドウが開きます。
モジュールを追加する
- VBAエディタで、AltキーとIキーを同時に押し、次にMキーを押します。
- これで新しいモジュールが追加されます。
コードを入力する
- 新しく追加されたモジュールに、以下のコードをコピーして貼り付けます。
Public Sub ShowHiddenNames()
Dim wName As Name
For Each wName In ActiveWorkbook.Names
wName.Visible = True
Next
End Sub
コードを実行する
- コードを貼り付けたら、F5キーを押して実行します。
- これで非表示の名前がすべて表示されます。
名前の管理で削除する
- Excelに戻り、「数式」タブの「名前の管理」をクリックします。
- 表示された一覧から不要な名前を選択し、「削除」をクリックします。
- 削除が完了したら、VBAエディタを閉じてください。
注意点と補足
- 非表示の名前を削除すると、関連する数式やマクロが正常に動作しなくなる可能性があります。削除前にバックアップを取ることをおすすめします。
- 特に、他の人から受け取ったファイルや古いデータを使うときには、非表示の名前が残っていることがあります。共有前に確認・削除しておくと安心です。
よくある質問や疑問
Q1: 非表示の名前を削除すると、どんな影響がありますか?
非表示の名前を削除すると、それに関連する数式やマクロが正常に動作しなくなる可能性があります。削除前にバックアップを取ることをおすすめします。
Q2: VBAのコードを入力するのが不安です。間違っても大丈夫ですか?
VBAのコードは慎重に入力してください。間違ったコードを入力すると、Excelが正常に動作しなくなることがあります。入力後は必ず動作確認を行ってください。
Q3: 他の人から受け取ったファイルで非表示の名前が気になります。どうすればいいですか?
他の人から受け取ったファイルでは、非表示の名前が残っていることがあります。上記の手順で確認・削除することで、不要な名前を取り除くことができます。
まとめ
非表示の名前は、Excelのシートをコピーした際に「名前’○○’はすでに定義されています」といったメッセージが表示される原因となります。VBAを使って非表示の名前を表示し、不要なものを削除することで、ファイルの整理や情報漏洩の防止に役立ちます。操作に不安がある方は、バックアップを取ってから実行することをおすすめします。
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