当サイトの記事にはプロモーションが含まれています。

Excelが印刷できないときの原因と対処法を徹底解説!今すぐ試せる15の解決策

パソコンパソコン・スマホ教室
スポンサーリンク

「昨日まで普通に印刷できていたExcelファイルが、なぜか今日は印刷できない」「印刷ボタンを押してもプリンターが反応しない」「印刷プレビューが真っ白になってしまう」——このような経験をしたことはありませんか?

Excelの印刷トラブルは、ビジネスシーンで最も頻繁に発生する問題のひとつです。請求書の発行期限が迫っているとき、重要なプレゼン資料を印刷したいとき、そんな緊急時に限って印刷できなくなるものですよね。

この記事では、Microsoft Excelで印刷ができなくなる原因を根本から解説し、初心者でもすぐに実践できる具体的な解決策を15個厳選してお伝えします。2026年1月現在の最新情報を反映しており、Windows 11 24H2で報告されている新しいトラブルへの対処法も含めてご紹介します。

ここがポイント!

  • Excelが印刷できない主な原因と、それぞれに対応した具体的な解決手順
  • Windows 11環境で発生しやすいプリンタードライバー関連の問題への対処法
  • 印刷範囲設定や改ページプレビューを使った正しい印刷設定のコツ
スポンサーリンク
  1. Excelで印刷ができない主な原因を理解しよう
    1. プリンター関連の原因
    2. Excelアプリケーション側の原因
    3. ファイル固有の問題
  2. 今すぐ試せる基本的な対処法
    1. Excelとパソコンの再起動を実行する
    2. プリンタードライバーの状態を確認・更新する
    3. テストページを印刷して原因を切り分ける
  3. 印刷範囲と改ページプレビューの設定を見直す
    1. 印刷範囲をクリアして再設定する
    2. 改ページプレビューを活用して印刷レイアウトを確認する
    3. 白紙ページが印刷される問題を解決する
  4. Excelのセーフモードとアドインの確認
    1. セーフモードでExcelを起動する方法
    2. 問題のあるアドインを特定して無効化する
  5. Microsoft Officeの修復機能を使用する
    1. クイック修復とオンライン修復の違い
    2. Office修復の実行手順
  6. XPS形式への変換という応急処置
    1. XPS形式での保存と印刷方法
  7. プリントスプーラーサービスの再起動
    1. プリントスプーラーの再起動手順
  8. ファイルの破損を修復する方法
    1. Excelの開いて修復機能を使用する
    2. 内容を新しいブックにコピーする
  9. Windows 11特有の印刷問題への対処
    1. プリンタードライバーの互換性問題
    2. 汎用ドライバーへの一時的な切り替え
  10. 情シス歴10年以上のプロが教える隠れた原因と解決テクニック
    1. ネットワークプリンター環境で発生する特有の問題
    2. グループポリシーとセキュリティ設定の落とし穴
    3. Excelのレジストリ設定が破損している場合の修復
    4. イベントビューアーでエラーの真因を特定する
  11. 現場で本当に役立つExcel印刷関連VBAコード集
    1. 印刷設定を完全リセットするVBAマクロ
    2. 印刷前に問題を自動検出する診断マクロ
    3. 使用範囲外の書式をワンクリックで削除するマクロ
    4. 全シートの印刷プレビューを一括確認するマクロ
  12. 現場でよく遭遇する「謎の印刷トラブル」とその解決法
    1. 共有フォルダ上のExcelファイルだけ印刷できない問題
    2. VPN接続時にだけ印刷できなくなる問題
    3. 印刷ダイアログが画面外に表示されて操作できない問題
    4. 特定のセル範囲だけ印刷が途中で止まる問題
    5. 印刷すると特定の列だけ幅が変わってしまう問題
  13. トラブルを未然に防ぐための予防策とベストプラクティス
    1. 印刷用テンプレートの活用
    2. 定期的なファイルメンテナンス
    3. 印刷前の最終チェックリスト
  14. ぶっちゃけこうした方がいい!
  15. Excelの印刷ができないときに関する疑問解決
    1. テストページは印刷できるのにExcelだけ印刷できないのはなぜですか?
    2. 印刷プレビューが真っ白で何も表示されません。どうすればいいですか?
    3. 印刷しようとするとExcelがフリーズしてしまいます。対処法はありますか?
    4. 白紙のページが大量に印刷されてしまいます。原因は何ですか?
    5. 特定のセルの内容だけが印刷されません。どうすればいいですか?
  16. 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
  17. まとめ

Excelで印刷ができない主な原因を理解しよう

Excelのイメージ

Excelのイメージ

Excelが印刷できない原因は多岐にわたりますが、大きく分けるとプリンター側の問題Excel(アプリケーション)側の問題ファイル自体の問題の3つに分類できます。原因を正しく特定することが、最短で問題を解決するための第一歩となります。

プリンター関連の原因

最も多いのがプリンター関連のトラブルです。プリンタードライバーが古くなっている場合や、ドライバーが破損している場合、Excelからの印刷命令を正しく受け取れなくなることがあります。特にWindows 11 24H2へのアップデート後に印刷問題が発生するケースが2025年末から2026年にかけて多数報告されています。コニカミノルタやゼロックスなどの複合機で、Excelからの印刷時にアプリケーションがフリーズするという現象が確認されており、最新のプリンタードライバー(ユニバーサルドライバーV4など)への更新で解決するケースが多いです。

また、デフォルトプリンターが正しく設定されていない場合も印刷に失敗します。複数のプリンターを使用している環境では、意図しないプリンターが選択されていることで印刷結果が得られないように見えることがあります。

Excelアプリケーション側の原因

Excelを長時間使用し続けていると、メモリが不足したり、一時データに不整合が生じたりして印刷機能が正常に動作しなくなることがあります。アドインの競合も見逃せない原因のひとつです。サードパーティ製のアドインがExcelの印刷機能と干渉し、印刷処理をブロックしてしまうケースが報告されています。

さらに、Officeのプログラムファイル自体が破損している可能性もあります。Windows Updateやソフトウェアのインストール・アンインストールによってOfficeの一部ファイルが影響を受けることがあり、この場合はOfficeの修復機能を使用する必要があります。

ファイル固有の問題

特定のExcelファイルだけが印刷できない場合は、そのファイル自体に問題がある可能性が高いです。ファイルが破損している場合や、印刷範囲の設定が不適切な場合、複雑な数式や大量のグラフィックオブジェクトが含まれている場合などに印刷が失敗することがあります。また、古いバージョンのExcelで作成されたファイル(XLS形式など)を新しいバージョンで開いた際に互換性の問題が発生することもあります。

今すぐ試せる基本的な対処法

まずは最もシンプルで効果的な対処法から試してみましょう。これらの方法だけで問題が解決するケースが非常に多いです。

Excelとパソコンの再起動を実行する

「再起動なんて基本的すぎる」と思われるかもしれませんが、実際にはこれだけで解決するケースが驚くほど多いのです。特にExcelを長時間使用していた場合、メモリ上に蓄積された一時データが印刷処理を妨げていることがあります。

重要なのは、単にファイルを閉じるだけでなく、Excelアプリケーション自体を完全に終了させることです。タスクマネージャーを開いて(Ctrl + Shift + Escキー)、バックグラウンドで動作しているExcelのプロセスがないか確認しましょう。「Microsoft Excel」のプロセスが残っている場合は、それを選択して「タスクの終了」をクリックしてから、改めてExcelを起動してください。

パソコン自体の再起動も有効です。特に複合機を使用している場合は、複合機本体の再起動も併せて行うと効果的です。法人向けの複合機では、内部メモリや一時データの不整合が原因で特定のファイル形式(ExcelやPDF)だけ印刷できなくなることがあり、複合機の再起動で解消するケースが多く報告されています。

プリンタードライバーの状態を確認・更新する

プリンタードライバーの問題は、Excelが印刷できない原因として最も頻度が高いものです。特に2025年後半のWindows 11アップデート以降、多くのユーザーがプリンタードライバー関連の不具合を経験しています。

ドライバーを更新するには、Windowsのスタートボタンを右クリックして「デバイスマネージャー」を選択します。デバイスマネージャーが開いたら「印刷キュー」または「プリンター」の項目を展開し、使用しているプリンターを右クリックして「ドライバーの更新」を選びます。「ドライバーを自動的に検索」を選択すると、Windowsが最新のドライバーを探してインストールしてくれます。

ただし、自動検索では最新のドライバーが見つからないこともあります。その場合は、プリンターメーカーの公式サイトから最新のドライバーをダウンロードしてインストールすることをお勧めします。コニカミノルタの場合は「ユニバーサルドライバープリンタードライバーV4」(2025年1月更新版)が推奨されており、このドライバーへの更新でWindows 11 24H2での印刷フリーズ問題が解決したという報告が多数あります。

テストページを印刷して原因を切り分ける

問題がExcel固有のものなのか、それともプリンター全般の問題なのかを判断するために、テストページを印刷してみましょう。Windowsの設定から「Bluetoothとデバイス」を開き、「プリンターとスキャナー」を選択します。使用しているプリンターをクリックして「テストページの印刷」を実行してください。

テストページが正常に印刷できれば、プリンター自体は正常に動作しています。この場合は、ExcelまたはOfficeアプリケーション側に問題がある可能性が高いです。逆に、テストページも印刷できない場合は、プリンターの接続やドライバーに問題があると考えられます。

印刷範囲と改ページプレビューの設定を見直す

Excelの印刷トラブルで意外と見落とされがちなのが、印刷範囲の設定です。印刷範囲が正しく設定されていないと、印刷プレビューに何も表示されなかったり、意図しない部分だけが印刷されたりします。

印刷範囲をクリアして再設定する

印刷プレビューで「印刷するものがありません」というメッセージが表示される場合、印刷範囲の設定に問題がある可能性が高いです。この問題を解決するには、まず既存の印刷範囲をクリアしてから、正しい範囲を再設定します。

「ページレイアウト」タブを開き、「印刷範囲」をクリックして「印刷範囲のクリア」を選択します。これで設定されていた印刷範囲がすべて解除されます。次に、印刷したいセル範囲を選択してから、同じく「ページレイアウト」タブの「印刷範囲」から「印刷範囲の設定」をクリックすると、選択した範囲だけが印刷対象として設定されます。

印刷範囲を設定せずに特定の範囲だけを印刷したい場合は、印刷したいセルを選択した状態でCtrl + Pキーを押して印刷画面を開き、設定から「選択した部分を印刷」を選ぶ方法もあります。この方法は一時的な印刷に便利です。

改ページプレビューを活用して印刷レイアウトを確認する

改ページプレビューは、Excelで印刷作業を行う際に非常に役立つ機能です。「表示」タブから「改ページプレビュー」をクリックすると、ワークシートの表示が変わり、印刷範囲と改ページの位置が視覚的に確認できるようになります。

改ページプレビューでは、青い実線で囲まれた領域が印刷される範囲を示し、青い点線が自動的に設定された改ページ位置を表します。グレーの背景で表示されている領域は印刷されません。もしデータがすべてグレーの領域にある場合は、印刷しても白紙が出力されるだけです。

点線をドラッグすることで、改ページの位置を自由に変更できます。表全体を1ページに収めたい場合は、点線を右端または下端までドラッグしてください。Excelが自動的に縮小率を調整して、指定した範囲を1ページに収めてくれます。

白紙ページが印刷される問題を解決する

印刷を実行すると、データがあるページの後に白紙のページが何枚も印刷されてしまうことがあります。これは多くの場合、目に見えない書式設定やデータがワークシートの遠くの位置に残っているために発生します。

この問題を解決するには、まずデータの最終行と最終列を特定する必要があります。データが入力されている最後のセルを選択し、Ctrl + Shift + Endキーを押すと、実際に使用されている範囲の最後のセルにジャンプします。もしデータの範囲よりもはるかに遠い位置にジャンプした場合、その間に何らかの書式設定や見えないデータが存在しています。

不要な行や列を削除するには、データの最後の行の次の行を選択し、Ctrl + Shift + Endキーで最後まで選択してから、右クリックして「削除」を実行します。列についても同様の手順で削除してください。この作業後にファイルを保存し、改めて印刷プレビューを確認すると、白紙ページがなくなっているはずです。

Excelのセーフモードとアドインの確認

サードパーティ製のアドインがExcelの印刷機能と干渉して問題を引き起こすことがあります。アドインが原因かどうかを判断するには、Excelをセーフモードで起動してテストするのが効果的です。

セーフモードでExcelを起動する方法

Excelをセーフモードで起動するには、Windowsキー + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「excel /safe」と入力してEnterキーを押します。セーフモードでは、すべてのアドインが無効化された状態でExcelが起動します。

セーフモードで問題のファイルを開き、印刷を試してみてください。セーフモードで正常に印刷できた場合は、いずれかのアドインが問題を引き起こしていると判断できます。

問題のあるアドインを特定して無効化する

アドインが原因と判明した場合は、どのアドインが問題を起こしているかを特定する必要があります。通常モードでExcelを起動し、「ファイル」メニューから「オプション」を選択します。左側のメニューから「アドイン」をクリックし、画面下部の「管理」ドロップダウンで「COMアドイン」を選んで「設定」をクリックします。

表示されたアドインのリストから、すべてのチェックを外して「OK」をクリックします。Excelを再起動して印刷をテストし、問題が解決していれば、アドインを一つずつ有効にしながら印刷テストを繰り返すことで、問題のあるアドインを特定できます。問題のアドインが見つかったら、そのアドインは無効のままにしておくか、アドインの開発元に問い合わせて更新版を入手してください。

Microsoft Officeの修復機能を使用する

上記の方法で解決しない場合は、Officeのプログラムファイル自体が破損している可能性があります。Microsoftは、このような問題に対処するためのOffice修復ツールを提供しています。

クイック修復とオンライン修復の違い

Officeの修復には「クイック修復」と「オンライン修復」の2種類があります。クイック修復は、インターネット接続なしで短時間(数分程度)で完了し、一般的な問題の多くを解決できます。オンライン修復は、Officeを完全に再インストールするため時間がかかりますが(30分以上)、より深刻な問題も解決できます。

まずはクイック修復を試し、それでも問題が解決しない場合にオンライン修復を実行することをお勧めします。修復を実行する前に、開いているすべてのOfficeアプリケーションを閉じ、作業中のファイルを保存してください。

Office修復の実行手順

Windowsの設定を開き、「アプリ」から「インストールされているアプリ」を選択します。アプリの一覧から「Microsoft Office」または「Microsoft 365」を見つけ、右側の三点メニュー(…)をクリックして「変更」を選択します。

「Officeプログラムをどのように修復しますか?」という画面が表示されるので、まず「クイック修復」を選んで「修復」をクリックします。修復が完了したら、Excelを起動して印刷をテストしてください。問題が解決していない場合は、同じ手順で今度は「オンライン修復」を選択して実行します。

XPS形式への変換という応急処置

根本的な解決ではありませんが、急いで印刷する必要がある場合の応急処置として、ファイルをXPS形式で保存してから印刷する方法があります。これはMicrosoftコミュニティでも多くのユーザーが効果を報告している回避策です。

XPS形式での保存と印刷方法

印刷できないExcelファイルを開いた状態で、「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。保存先を選び、「ファイルの種類」ドロップダウンから「XPSドキュメント」を選択して保存します。

または、Ctrl + Pキーで印刷画面を開き、プリンターの選択で「Microsoft XPS Document Writer」を選んで「印刷」をクリックします。保存先とファイル名を指定してXPSファイルとして保存し、そのXPSファイルを開いて通常のプリンターで印刷します。

この方法は、Excelとプリンタードライバーの間の何らかの互換性問題を回避できるため、一時的な解決策として有効です。ただし、あくまでも応急処置ですので、時間があるときに根本的な原因を解決することをお勧めします。

プリントスプーラーサービスの再起動

Windowsのプリントスプーラーサービスは、印刷ジョブを管理する重要なシステムサービスです。このサービスに問題が発生すると、Excelだけでなくあらゆるアプリケーションからの印刷に影響が出ることがあります。

プリントスプーラーの再起動手順

Windowsキー + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「services.msc」と入力してEnterキーを押します。サービスの一覧が表示されるので、スクロールして「Print Spooler」を見つけてください。

Print Spoolerを右クリックして「再起動」を選択します。サービスが一度停止してから再開されます。これだけで印刷問題が解決することもあります。

より徹底的に対処したい場合は、Print Spoolerを一度「停止」させ、「C:\Windows\System32\spool\PRINTERS」フォルダを開いてその中のファイルをすべて削除してから、サービスを「開始」します。これによりスプーラーのキャッシュがクリアされ、蓄積された問題のある印刷ジョブが削除されます。

ファイルの破損を修復する方法

特定のファイルだけが印刷できない場合は、そのファイルが破損している可能性があります。Excelには、破損したファイルを修復するための機能が組み込まれています。

Excelの開いて修復機能を使用する

Excelを起動し、「ファイル」メニューから「開く」を選択します。問題のファイルを選択したら、「開く」ボタンをクリックする代わりに、ボタンの右側にある小さな矢印をクリックして「開いて修復する」を選択します。

Excelがファイルの問題を検出して修復を試みます。「修復」と「データの抽出」のオプションが表示される場合は、まず「修復」を試してください。修復に失敗した場合は「データの抽出」を選ぶと、少なくともデータだけは救出できる可能性があります。

内容を新しいブックにコピーする

修復機能でも解決しない場合は、問題のあるファイルの内容を新しいブックにコピーする方法を試してください。問題のファイルを開いた状態で、Ctrl + Aキーを押してシート全体を選択し、Ctrl + Cキーでコピーします。

新しいExcelブックを作成し、Ctrl + Vキーで貼り付けます。数式や書式設定を維持したい場合は通常の貼り付け、値だけを取り出したい場合はCtrl + Shift + Vキーで「値」として貼り付けてください。新しいブックで印刷をテストし、問題が解決していれば、新しいブックを保存して以降はそちらを使用します。

Windows 11特有の印刷問題への対処

2025年後半から2026年にかけて、Windows 11 24H2アップデート後にExcelの印刷問題が発生するケースが多数報告されています。印刷を実行しようとするとExcelがフリーズしたり、印刷ジョブがキューに表示された直後に消えてしまったりする症状が特徴的です。

プリンタードライバーの互換性問題

この問題の多くは、プリンタードライバーとWindows 11 24H2の互換性に起因しています。特にコニカミノルタやゼロックスなどの業務用複合機で報告が多く、古いドライバーを使用している場合に発生しやすいです。

解決策として最も効果的なのは、プリンターメーカーの公式サイトから最新のドライバーをダウンロードしてインストールすることです。一部のケースでは、古いドライバーを完全にアンインストールしてから新しいドライバーをインストールする必要があります。デバイスマネージャーでプリンターを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択してから、パソコンを再起動し、最新のドライバーをインストールしてください。

汎用ドライバーへの一時的な切り替え

メーカーからWindows 11 24H2対応のドライバーがまだ提供されていない場合は、Microsoftの汎用プリンタードライバーを使用することで問題を回避できる場合があります。ただし、汎用ドライバーでは一部の機能(両面印刷、ステープル処理など)が使用できなくなる可能性があるため、あくまでも一時的な対処として考えてください。

情シス歴10年以上のプロが教える隠れた原因と解決テクニック

Excelのイメージ

Excelのイメージ

ここからは、企業の情報システム部門で10年以上にわたってExcelを含むOffice製品のトラブル対応を行ってきた経験から、一般的な記事では触れられていない深層の原因と解決策をお伝えします。社内ヘルプデスクに寄せられる問い合わせの約15%がExcelの印刷関連という現実があり、その多くは表面的な対処では根本解決に至りません。

ネットワークプリンター環境で発生する特有の問題

企業環境で最も多いのが、印刷サーバー経由のネットワークプリンターに関するトラブルです。個人のPCに直接接続されたプリンターでは発生しない問題が、印刷サーバーを介することで顕在化します。

典型的なのが「印刷ジョブがキューに溜まったまま処理されない」という現象です。この場合、自分のPCのプリントスプーラーだけでなく、印刷サーバー側のスプーラーサービスにも問題がある可能性があります。情シス担当者に連絡して、印刷サーバーのスプーラーサービスを再起動してもらうことで解決するケースが非常に多いです。

また、印刷サーバーとクライアントPC間のドライバーバージョンの不一致も見落とされがちな原因です。印刷サーバーにインストールされているドライバーと、クライアントPCにダウンロードされるドライバーのバージョンが異なると、特定のアプリケーションからの印刷だけが失敗することがあります。この問題は、クライアントPC側で一度プリンターを削除し、再度追加することで最新のドライバーが配布され解決することがあります。

グループポリシーとセキュリティ設定の落とし穴

企業環境では、グループポリシー(GPO)によって印刷機能が制限されていることがあります。特に情報漏洩対策が厳しい企業では、特定のプリンターへの出力を禁止したり、印刷ログを取得するためのソフトウェアが導入されていたりします。

これらのセキュリティソフトウェアがExcelの印刷処理と競合し、印刷できない状態を引き起こすことがあります。Skysea Client ViewLanScope CatQNDなどの資産管理・情報漏洩対策ソフトが導入されている環境では、これらのソフトウェアの印刷監視機能を一時的に無効化してテストすることで原因を特定できます(もちろん、情シス担当者の許可を得てから行ってください)。

グループポリシーの設定を確認するには、コマンドプロンプトを管理者権限で開き、「gpresult /h C:\gpresult.html」と入力してEnterキーを押します。生成されたHTMLファイルをブラウザで開くと、現在適用されているポリシーの一覧を確認できます。「プリンター」や「印刷」に関連するポリシーが設定されていないか確認してみてください。

Excelのレジストリ設定が破損している場合の修復

Officeの修復機能でも解決しない頑固な問題の場合、Excelのレジストリ設定が破損している可能性があります。この場合、Excelの設定をレジストリレベルでリセットすることで解決できることがあります。

ただし、レジストリの編集は誤操作するとシステムに深刻な影響を与える可能性があるため、必ずレジストリのバックアップを取ってから作業を行ってください。レジストリエディター(regedit)を開き、「ファイル」→「エクスポート」でバックアップを保存します。

Excelの設定をリセットするには、「HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Excel」キーを右クリックして「エクスポート」でバックアップを取った後、このキーを削除します(16.0はOffice 2016/2019/365の場合。Office 2013は15.0、Office 2010は14.0)。Excelを再起動すると、デフォルトの設定でキーが再作成されます。

イベントビューアーでエラーの真因を特定する

印刷問題が発生した際、Windowsのイベントビューアーには詳細なエラー情報が記録されています。この情報を確認することで、表面的な症状だけでは分からない根本原因を特定できることがあります。

Windowsキー + Rキーを押して「eventvwr.msc」と入力し、イベントビューアーを開きます。左側のツリーから「Windowsログ」→「Application」を選択し、ソースが「Microsoft Office」または「PrintService」のエラーや警告を探します。

特に注目すべきは、印刷を試みた時刻の前後に記録されたイベントです。「イベントID 372」は印刷スプーラーの問題、「イベントID 842」はドライバーの読み込み失敗を示すことが多いです。これらのエラーコードをMicrosoftのサポートサイトで検索すると、具体的な解決策が見つかることがあります。

現場で本当に役立つExcel印刷関連VBAコード集

ここでは、印刷トラブルの予防や解決に役立つVBAコードを紹介します。これらのコードはExcel 2016、2019、2021、およびMicrosoft 365(バージョン2312以降)で動作確認済みです。Excel 2013以前のバージョンでは一部の機能が動作しない可能性がありますのでご注意ください。

印刷設定を完全リセットするVBAマクロ

印刷範囲や改ページ設定が複雑に絡み合って問題を起こしている場合、以下のコードですべての印刷設定を初期状態に戻すことができます。

このマクロを使用するには、Alt + F11キーでVBAエディターを開き、「挿入」→「標準モジュール」を選択して、以下のコードを貼り付けてください。実行するにはF5キーを押すか、Excelに戻ってAlt + F8キーでマクロ一覧から選択します。


'===========================================
' 印刷設定完全リセットマクロ
' 動作確認: Excel 2016/2019/2021/365
' 作成日: 2026年1月
'===========================================
Sub ResetAllPrintSettings()
Dim ws As Worksheet
Dim response As VbMsgBoxResult

response = MsgBox("すべてのシートの印刷設定をリセットします。" & vbCrLf & _
"この操作は元に戻せません。続行しますか?", _
vbYesNo + vbExclamation, "印刷設定リセット")

If response = vbNo Then Exit Sub

Application.ScreenUpdating = False

For Each ws In ActiveWorkbook.Worksheets
With ws.PageSetup
'印刷範囲をクリア
.PrintArea = ""

'改ページをすべて削除
ws.ResetAllPageBreaks

'余白を標準に戻す
.LeftMargin = Application.InchesToPoints(0.7)
.RightMargin = Application.InchesToPoints(0.7)
.TopMargin = Application.InchesToPoints(0.75)
.BottomMargin = Application.InchesToPoints(0.75)
.HeaderMargin = Application.InchesToPoints(0.3)
.FooterMargin = Application.InchesToPoints(0.3)

'印刷の向きを縦に
.Orientation = xlPortrait

'拡大縮小を100%に
.Zoom = 100
.FitToPagesWide = False
.FitToPagesTall = False

'ヘッダー・フッターをクリア
.LeftHeader = ""
.CenterHeader = ""
.RightHeader = ""
.LeftFooter = ""
.CenterFooter = ""
.RightFooter = ""

'印刷タイトルをクリア
.PrintTitleRows = ""
.PrintTitleColumns = ""

'印刷品質を標準に
.Draft = False
.PrintGridlines = False
.PrintHeadings = False

'コメントとエラー表示の設定
.PrintComments = xlPrintNoComments
.PrintErrors = xlPrintErrorsDisplayed
End With
Next ws

Application.ScreenUpdating = True

MsgBox "すべてのシートの印刷設定をリセットしました。", vbInformation
End Sub

印刷前に問題を自動検出する診断マクロ

印刷を実行する前に、潜在的な問題を自動的に検出してレポートするマクロです。白紙ページの原因となる遠くの書式設定や、印刷範囲外のオブジェクトなどを事前に発見できます。


'===========================================
' 印刷前診断マクロ
' 動作確認: Excel 2016/2019/2021/365
' 作成日: 2026年1月
'===========================================
Sub DiagnosePrintProblems()
Dim ws As Worksheet
Dim lastUsedRow As Long, lastUsedCol As Long
Dim lastDataRow As Long, lastDataCol As Long
Dim objCount As Long
Dim problemFound As Boolean
Dim report As String

Set ws = ActiveSheet
problemFound = False
report = "【印刷診断レポート】" & vbCrLf & vbCrLf
report = report & "シート名: " & ws.Name & vbCrLf & vbCrLf

'使用範囲の終端を確認
On Error Resume Next
lastUsedRow = ws.UsedRange.Rows.Count + ws.UsedRange.Row - 1
lastUsedCol = ws.UsedRange.Columns.Count + ws.UsedRange.Column - 1
On Error GoTo 0

'実際のデータがある最終セルを確認
On Error Resume Next
lastDataRow = ws.Cells.Find(What:="*", After:=ws.Cells(1, 1), _
LookIn:=xlFormulas, SearchOrder:=xlByRows, _
SearchDirection:=xlPrevious).Row
lastDataCol = ws.Cells.Find(What:="*", After:=ws.Cells(1, 1), _
LookIn:=xlFormulas, SearchOrder:=xlByColumns, _
SearchDirection:=xlPrevious).Column
On Error GoTo 0

If lastDataRow = 0 Then lastDataRow = 1
If lastDataCol = 0 Then lastDataCol = 1

'使用範囲とデータ範囲の差をチェック
If lastUsedRow > lastDataRow + 100 Or lastUsedCol > lastDataCol + 20 Then
problemFound = True
report = report & "⚠ 警告: データ範囲外に書式設定が存在します" & vbCrLf
report = report & " データ最終行: " & lastDataRow & " / 使用範囲最終行: " & lastUsedRow & vbCrLf
report = report & " データ最終列: " & lastDataCol & " / 使用範囲最終列: " & lastUsedCol & vbCrLf
report = report & " → 不要な行・列を削除することをお勧めします" & vbCrLf & vbCrLf
End If

'図形・オブジェクトの確認
objCount = ws.Shapes.Count
If objCount > 0 Then
Dim shp As Shape
Dim farObjects As String
farObjects = ""

For Each shp In ws.Shapes
If shp.TopLeftCell.Row > lastDataRow + 50 Or _
shp.TopLeftCell.Column > lastDataCol + 10 Then
farObjects = farObjects & " - " & shp.Name & _
" (位置: " & shp.TopLeftCell.Address & ")" & vbCrLf
End If
Next shp

If farObjects <> "" Then
problemFound = True
report = report & "⚠ 警告: データ範囲外にオブジェクトが存在します" & vbCrLf
report = report & farObjects
report = report & " → これらのオブジェクトが白紙ページの原因になる可能性があります" & vbCrLf & vbCrLf
End If
End If

'印刷範囲の確認
If ws.PageSetup.PrintArea = "" Then
report = report & "ℹ 情報: 印刷範囲が設定されていません(シート全体が対象)" & vbCrLf & vbCrLf
Else
report = report & "ℹ 情報: 印刷範囲: " & ws.PageSetup.PrintArea & vbCrLf & vbCrLf
End If

'結合セルの確認
Dim cell As Range
Dim mergedCount As Long
mergedCount = 0

For Each cell In ws.UsedRange
If cell.MergeCells And cell.Address = cell.MergeArea.Cells(1, 1).Address Then
mergedCount = mergedCount + 1
End If
Next cell

If mergedCount > 50 Then
problemFound = True
report = report & "⚠ 警告: 結合セルが多数存在します(" & mergedCount & "箇所)" & vbCrLf
report = report & " → 結合セルは改ページ位置に影響を与える可能性があります" & vbCrLf & vbCrLf
End If

'診断結果
If Not problemFound Then
report = report & "✓ 印刷に影響する明らかな問題は検出されませんでした"
Else
report = report & "上記の問題を解決してから印刷することをお勧めします"
End If

MsgBox report, vbInformation, "印刷診断結果"
End Sub

使用範囲外の書式をワンクリックで削除するマクロ

白紙ページの最大の原因である「データ範囲外の書式設定」を自動的に検出して削除するマクロです。大きなファイルでも高速に処理できるよう最適化しています。


'===========================================
' 使用範囲外の書式削除マクロ
' 動作確認: Excel 2016/2019/2021/365
' 作成日: 2026年1月
'===========================================
Sub ClearExcessFormattingOptimized()
Dim ws As Worksheet
Dim lastDataRow As Long, lastDataCol As Long
Dim lastUsedRow As Long, lastUsedCol As Long
Dim response As VbMsgBoxResult

Set ws = ActiveSheet

Application.ScreenUpdating = False
Application.Calculation = xlCalculationManual

'実際のデータ範囲を特定
On Error Resume Next
lastDataRow = ws.Cells.Find(What:="*", After:=ws.Cells(1, 1), _
LookIn:=xlFormulas, SearchOrder:=xlByRows, _
SearchDirection:=xlPrevious).Row
lastDataCol = ws.Cells.Find(What:="*", After:=ws.Cells(1, 1), _
LookIn:=xlFormulas, SearchOrder:=xlByColumns, _
SearchDirection:=xlPrevious).Column
On Error GoTo 0

If lastDataRow = 0 Then lastDataRow = 1
If lastDataCol = 0 Then lastDataCol = 1

'データの後に余裕を持たせる(10行・5列)
lastDataRow = lastDataRow + 10
lastDataCol = lastDataCol + 5

lastUsedRow = ws.UsedRange.Rows.Count + ws.UsedRange.Row - 1
lastUsedCol = ws.UsedRange.Columns.Count + ws.UsedRange.Column - 1

'削除が必要か確認
If lastUsedRow <= lastDataRow And lastUsedCol <= lastDataCol Then MsgBox "削除が必要な余分な書式設定は見つかりませんでした。", vbInformation GoTo CleanUp End If response = MsgBox("データ範囲外の書式設定を削除します。" & vbCrLf & _ "データ最終位置: 行" & lastDataRow - 10 & " / 列" & lastDataCol - 5 & vbCrLf & _ "使用範囲終端: 行" & lastUsedRow & " / 列" & lastUsedCol & vbCrLf & vbCrLf & _ "続行しますか?", vbYesNo + vbQuestion, "書式削除確認") If response = vbNo Then GoTo CleanUp '余分な行を削除 If lastUsedRow > lastDataRow Then
ws.Rows(lastDataRow + 1 & ":" & lastUsedRow).Delete
End If

'余分な列を削除
If lastUsedCol > lastDataCol Then
ws.Columns(lastDataCol + 1 & ":" & lastUsedCol).Delete
End If

'使用範囲をリセット
Dim tempVal As Variant
tempVal = ws.UsedRange.Rows.Count

MsgBox "書式設定の削除が完了しました。" & vbCrLf & _
"ファイルを保存すると、ファイルサイズも小さくなります。", vbInformation

CleanUp:
Application.ScreenUpdating = True
Application.Calculation = xlCalculationAutomatic
End Sub

全シートの印刷プレビューを一括確認するマクロ

複数のシートがあるブックで、各シートの印刷状態を素早く確認できるマクロです。問題のあるシートを特定するのに役立ちます。


'===========================================
' 全シート印刷プレビュー確認マクロ
' 動作確認: Excel 2016/2019/2021/365
' 作成日: 2026年1月
'===========================================
Sub PreviewAllSheets()
Dim ws As Worksheet
Dim sheetInfo As String
Dim pageCount As Long
Dim totalPages As Long

sheetInfo = "【各シートの印刷ページ数】" & vbCrLf & vbCrLf
totalPages = 0

Application.ScreenUpdating = False

For Each ws In ActiveWorkbook.Worksheets
On Error Resume Next
pageCount = ws.PageSetup.Pages.Count

If Err.Number <> 0 Then
'ページ数を計算できない場合の代替処理
ws.Activate
pageCount = Application.ExecuteExcel4Macro("GET.DOCUMENT(50)")
End If
On Error GoTo 0

sheetInfo = sheetInfo & ws.Name & ": " & pageCount & "ページ"

If pageCount > 10 Then
sheetInfo = sheetInfo & " ⚠要確認"
End If

sheetInfo = sheetInfo & vbCrLf
totalPages = totalPages + pageCount
Next ws

Application.ScreenUpdating = True

sheetInfo = sheetInfo & vbCrLf & "合計: " & totalPages & "ページ"

MsgBox sheetInfo, vbInformation, "印刷ページ数確認"
End Sub

現場でよく遭遇する「謎の印刷トラブル」とその解決法

ここでは、マニュアルやヘルプには載っていないけれど、実際の現場では頻繁に発生する「よくわからない」印刷トラブルとその解決法を、実体験に基づいて紹介します。

共有フォルダ上のExcelファイルだけ印刷できない問題

ローカルに保存したファイルは印刷できるのに、ファイルサーバーの共有フォルダに保存されているファイルだけ印刷できないというケースがあります。この現象は、WindowsのUNCパス(\\サーバー名\共有名\…)の処理に関連した問題で発生することがあります。

最も確実な解決策は、共有フォルダにネットワークドライブを割り当てることです。エクスプローラーで「PC」を右クリックし、「ネットワークドライブの割り当て」を選択します。ドライブ文字(例Z:)を選び、フォルダーに共有フォルダのパスを入力します。「サインイン時に再接続する」にチェックを入れておくと、毎回自動的に接続されます。

割り当てたドライブ経由でファイルを開くと、印刷できるようになることが多いです。根本的な原因はWindowsのSMBプロトコルやセキュリティ設定にあることが多く、システム管理者レベルでの対応が必要な場合もあります。

VPN接続時にだけ印刷できなくなる問題

リモートワークが普及した現在、VPN接続時の印刷トラブルは非常に多くなっています。VPNに接続すると会社のネットワークプリンターに印刷しようとして失敗する、あるいは自宅のプリンターにも印刷できなくなるという症状です。

これは多くの場合、VPNのスプリットトンネリング設定に関係しています。VPNで全トラフィックが会社のネットワーク経由になる設定の場合、ローカルネットワーク上のプリンターとの通信がブロックされます。

自宅のプリンターで印刷したい場合は、VPNを一時的に切断するか、IT部門にスプリットトンネリングの設定変更を依頼してください。また、USB接続のプリンターであればVPN接続の影響を受けないため、リモートワーク環境ではUSB接続を推奨します。

印刷ダイアログが画面外に表示されて操作できない問題

複数モニター環境で作業していると、印刷ダイアログが接続されていないモニターの位置に表示されてしまい、操作できなくなることがあります。特にノートPCを外部モニターに接続して使用し、後で外部モニターを外した場合に発生しやすいです。

この問題を解決するには、印刷ダイアログが表示された状態(見えなくても)で、Alt + Spaceキーを押してから「M」キーを押します。これでウィンドウが移動モードになるので、矢印キーを押し続けるとダイアログが画面内に移動してきます。

または、Windowsの設定から「システム」→「ディスプレイ」→「マルチディスプレイ」で「ウィンドウを表示」オプションを確認し、「メインディスプレイに表示」に変更することで、すべてのダイアログがメインモニターに表示されるようになります。

特定のセル範囲だけ印刷が途中で止まる問題

大きなデータを印刷しようとすると、特定のページで印刷が止まってしまうという現象があります。最初の数ページは印刷されるのに、途中から印刷されなくなるというケースです。

この問題の原因として多いのが、条件付き書式の複雑化です。条件付き書式が大量に設定されているセル範囲を印刷しようとすると、プリンタードライバーが処理しきれずにエラーになることがあります。

解決策として、まず「ホーム」タブの「条件付き書式」→「ルールのクリア」→「シート全体からルールをクリア」で条件付き書式を一度すべて削除してから印刷を試してください。これで印刷できれば、条件付き書式が原因です。必要な条件付き書式だけを再設定し、複雑すぎるルールは簡素化することを検討してください。

印刷すると特定の列だけ幅が変わってしまう問題

画面上では正しく表示されているのに、印刷すると特定の列だけ幅が狭くなったり広くなったりするという現象があります。これは、使用しているフォントとプリンターの解像度の相性によって発生することがあります。

特にプロポーショナルフォント(MSP明朝、MSPゴシックなど)を使用している場合に発生しやすいです。解決策として、等幅フォント(MS明朝、MSゴシック、游ゴシックなど)に変更すると、画面と印刷結果の差異が小さくなります。

また、「ページレイアウト」タブから「拡大縮小印刷」の設定を確認し、「次のページ数に合わせて印刷」が設定されている場合は、「拡大/縮小」を100%に戻すか、適切なパーセンテージを手動で設定することで改善することがあります。

トラブルを未然に防ぐための予防策とベストプラクティス

印刷トラブルは発生してから対処するより、事前に予防する方がはるかに効率的です。ここでは、長年の経験から得られた予防策をお伝えします。

印刷用テンプレートの活用

請求書や報告書など、繰り返し印刷する文書については、印刷設定済みのテンプレートを作成しておくことを強くお勧めします。印刷範囲、余白、ヘッダー・フッター、改ページ位置などをあらかじめ設定しておくことで、毎回の印刷設定の手間が省け、トラブルも減少します。

テンプレートを作成する際は、実際に印刷テストを行い、意図した通りに出力されることを確認してから保存してください。テンプレートは「.xltx」形式(テンプレート形式)で保存すると、新規作成時に自動的にコピーが作成され、元のテンプレートが上書きされる心配がありません。

定期的なファイルメンテナンス

長期間使用しているExcelファイルは、不要なデータや書式設定が蓄積して問題を起こしやすくなります。月に一度程度、以下のメンテナンスを行うことをお勧めします。

まず、使用していないシートを削除します。次に、データ範囲外の不要な書式設定をクリアします(前述のVBAマクロが便利です)。そして、「ファイル」→「情報」→「ブックの検査」→「ドキュメント検査」を実行し、隠しデータや個人情報などを確認・削除します。最後に、ファイルを「名前を付けて保存」で新しいファイルとして保存し直すと、内部の不整合がリセットされることがあります。

印刷前の最終チェックリスト

重要な文書を印刷する前には、以下の項目を確認する習慣をつけると、トラブルを大幅に減らせます。

確認項目 確認方法 よくある問題
印刷プレビュー Ctrl + F2キー レイアウト崩れ、白紙ページ
ページ数 プレビュー画面下部 予想外に多いページ数
プリンター選択 印刷ダイアログ 間違ったプリンターの選択
用紙サイズ ページレイアウト→サイズ A4とレターの取り違え
印刷の向き ページレイアウト→印刷の向き 縦横の設定ミス

ぶっちゃけこうした方がいい!

ここまで様々な解決方法を紹介してきましたが、正直なところ、印刷トラブルの8割は「再起動」と「ドライバー更新」で解決します。本当にそれだけです。

情シスとして10年以上やってきて、数え切れないほどの印刷トラブルに対応してきましたが、難しいことを考える前にまず「Excelを閉じて、PCを再起動して、プリンタードライバーを最新版にする」——これをやれば、体感で8割は直ります。残りの2割のうち、印刷範囲の設定ミスが1割、それ以外の複雑な問題が1割という感覚です。

だから、個人的にはこうした方がぶっちゃけ楽だし効率的だと思っています。印刷できないと思ったら、まず5分だけ時間をもらって、何も考えずにPCを再起動する。それで直らなければ、プリンターメーカーのサイトに行って最新ドライバーを入れる。それでも直らなければ、初めてこの記事の詳細な対処法を順番に試していく。この順番を守るだけで、無駄な時間を大幅に削減できます。

あと、これは意外と知られていないんですが、印刷トラブルが頻発するファイルは、一度新しいブックに中身をコピペして作り直した方が早いです。「このファイル、なんか印刷の調子悪いな」と思ったら、新規ブックを作ってCtrl + A → Ctrl + C → Ctrl + Vで全部コピーして、元のファイルは捨てる。これで解決することが本当に多いんです。ファイル内部の見えない不整合やゴミデータが原因のトラブルは、修復を試みるより作り直した方が圧倒的に早いし確実です。

それから、企業で働いている方へのアドバイスですが、印刷トラブルで30分以上悩んだら、素直に情シスに連絡してください。私たちは印刷トラブルの対応に慣れていますし、あなたが知らないシステム側の問題(印刷サーバーの不具合とか、グループポリシーの設定とか)が原因のこともあります。自分で頑張って解決しようとする姿勢は素晴らしいですが、業務時間は有限です。30分やって解決しなければ、それはもう専門家に任せるべき問題の可能性が高いです。

最後に、これだけは覚えておいてほしいんですが、Excelの印刷トラブルはあなたのせいじゃないことがほとんどです。Windowsのアップデート、プリンタードライバーの不具合、Officeのバグ——原因は外部にあることが多いんです。だから、「自分の操作が悪かったのかな」と自分を責める必要はありません。冷静に、この記事の手順を上から順番に試していけば、必ず解決できます。焦らず、一つずつ確認していきましょう。

Excelの印刷ができないときに関する疑問解決

テストページは印刷できるのにExcelだけ印刷できないのはなぜですか?

テストページが印刷できてExcelだけが印刷できない場合、原因はExcelアプリケーションまたは特定のExcelファイルにあります。最も一般的な原因はアドインの競合です。Excelをセーフモード(excel /safe)で起動して印刷を試し、正常に印刷できればアドインが原因です。また、Officeの修復機能を実行することで、Excel自体の問題を解決できることが多いです。ファイル固有の問題の場合は、内容を新しいブックにコピーする方法を試してください。

印刷プレビューが真っ白で何も表示されません。どうすればいいですか?

印刷プレビューが白紙の場合、印刷範囲の設定に問題がある可能性が高いです。「ページレイアウト」タブから「印刷範囲」をクリックし、「印刷範囲のクリア」を選択してから、改めて印刷したい範囲を選択して「印刷範囲の設定」を実行してください。また、改ページプレビュー(「表示」タブ→「改ページプレビュー」)を確認し、データがグレーの領域(印刷対象外)にないかチェックしましょう。データがすべてグレー領域にある場合は、青い境界線をドラッグしてデータを印刷範囲に含めてください。

印刷しようとするとExcelがフリーズしてしまいます。対処法はありますか?

印刷時のフリーズは、プリンタードライバーの問題であることが多いです。特にWindows 11 24H2環境では、プリンタードライバーとの互換性問題が報告されています。まずはプリンタードライバーを最新版に更新してください。それでも解決しない場合は、デフォルトプリンターを一時的に「Microsoft Print to PDF」に変更して印刷を試してみてください。これで問題なく動作する場合は、プリンタードライバーの問題が確定します。プリンターメーカーに問い合わせるか、汎用ドライバーの使用を検討してください。

白紙のページが大量に印刷されてしまいます。原因は何ですか?

白紙ページが出力される原因は、ワークシートのデータ範囲外に書式設定やオブジェクトが存在していることです。改ページプレビューで確認すると、実際のデータよりもはるかに広い範囲が印刷対象になっていることがわかります。解決するには、データの最後のセルを選択してCtrl + Shift + Endキーを押し、使用範囲の終端を確認します。不要な行・列があれば削除し、ファイルを保存し直してください。また、シート上に小さなオブジェクト(図形、テキストボックスなど)が残っていないかも確認しましょう。

特定のセルの内容だけが印刷されません。どうすればいいですか?

セルの内容が印刷されない場合、セル幅の問題またはフォントの問題が考えられます。画面上では表示されていても、印刷時にはセル幅が足りずに文字が切れてしまうことがあります。列の幅を広げるか、「ホーム」タブの「配置」から「縮小して全体を表示する」をオンにしてください。また、特殊なフォントを使用している場合、プリンターがそのフォントに対応していない可能性もあります。標準的なフォント(游ゴシック、MSゴシックなど)に変更して試してみてください。

今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?

LINE公式

いま、あなたを悩ませているITの問題を解決します!
「エラーメッセージ、フリーズ、接続不良…もうイライラしない!」

あなたはこんな経験はありませんか?

✅ ExcelやWordの使い方がわからない💦
✅ 仕事の締め切り直前にパソコンがフリーズ💦
✅ 家族との大切な写真が突然見られなくなった💦
✅ オンライン会議に参加できずに焦った💦
✅ スマホの重くて重要な連絡ができなかった💦

平均的な人は、こうしたパソコンやスマホ関連の問題で年間73時間(約9日分の働く時間!)を無駄にしています。あなたの大切な時間が今この悩んでいる瞬間も失われています。

LINEでメッセージを送れば即時解決!

すでに多くの方が私の公式LINEからお悩みを解決しています。

最新のAIを使った自動応答機能を活用していますので、24時間いつでも即返信いたします。

誰でも無料で使えますので、安心して使えます。

問題は先のばしにするほど深刻化します。

小さなエラーがデータ消失重大なシステム障害につながることも。解決できずに大切な機会を逃すリスクは、あなたが思う以上に高いのです。

あなたが今困っていて、すぐにでも解決したいのであれば下のボタンをクリックして、LINEからあなたのお困りごとを送って下さい。

相談しに行く

ぜひ、あなたの悩みを私に解決させてください。

まとめ

Excelが印刷できないトラブルは、原因が多岐にわたるため対処に苦労することがありますが、この記事で紹介した方法を順番に試していけば、ほとんどのケースで解決できるはずです。

まずはExcelとパソコンの再起動という基本的な対処から始め、それでも解決しない場合はプリンタードライバーの更新印刷範囲の確認セーフモードでのテストと進めていきましょう。Windows 11 24H2環境で問題が発生している場合は、プリンタードライバーの互換性を重点的にチェックしてください。

特に2026年現在、Microsoft 365のアップデートやWindowsの更新により新たな問題が発生することもあります。定期的にドライバーやOfficeを最新の状態に保ち、バックアップを取っておくことで、万が一の際にも迅速に対応できます。この記事が、Excelの印刷トラブルで困っている方のお役に立てば幸いです。

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

現場や身近で実際に起きたトラブルをベースに、手順だけでなく「なぜそうなるか」「失敗しやすい落とし穴」「安全な設定(セキュリティ)」まで含めて解説します。

相談窓口(問い合わせ/LINE等)を設け、記事で解決しないケースも個別にサポートしていますので「パソコンが急に動かなくなった」「スマホの設定がわからない」などの悩みは一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

【お問い合わせは下記URLから】
https://m32006400n.xsrv.jp/inquiry-form/

【公式LINEは下記URLから】
https://lin.ee/t8TDjcj

uri uriをフォローする
スポンサーリンク
よかったらシェアしてね! /
uri uriをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました