ExcelのSEQUENCE関数とスピル機能を使いこなす！初心者でもできる連番作成術

Excelを使っていると、連番を作りたい場面がよくありますよね。例えば、名簿の番号や商品コード、日付など、連続した数値を簡単に入力したいときに便利なのが、Excelの「SEQUENCE関数」と「スピル機能」です。これらを使うと、手作業で入力する手間が省け、作業効率が格段にアップします。

今回は、これらの機能を初心者の方にもわかりやすく解説します。パソコンに詳しくない方でも安心して使えるように、具体的な例を交えて説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。

SEQUENCE関数とは？

Excelのイメージ

SEQUENCE関数は、指定した数だけ連続する数値を生成するExcelの関数です。例えば、「1から5までの数を縦に並べたい」「3行2列の連番を作りたい」といった場合に使います。

基本的な使い方は以下の通りです

セルに「=SEQUENCE(5)」と入力すると、1から5までの数が縦に表示されます。
「=SEQUENCE(1,5)」と入力すると、1から5までの数が横に表示されます。
「=SEQUENCE(5,3)」と入力すると、5行3列の連番が表示されます。
「=SEQUENCE(5,3,11)」と入力すると、11から始まる5行3列の連番が表示されます。
「=SEQUENCE(5,3,11,10)」と入力すると、11から始まり、増分が10の5行3列の連番が表示されます。

これらの数式を使うことで、手作業で連番を入力する手間が省け、作業効率が大幅に向上します。

スピル機能は、Excelの新しい機能で、1つのセルに入力した数式の結果が、隣接する複数のセルに自動的に展開される仕組みです。これにより、従来のように数式をコピー＆ペーストする手間が省け、作業がスムーズになります。

例えば、「=SEQUENCE(5)」と入力すると、1つのセルに入力しただけで、5つの連番が縦に展開されます。これがスピル機能の特徴です。

SEQUENCE関数とスピル機能を組み合わせることで、さまざまな作業を効率化できます。以下にいくつかの活用例を紹介します

日付の連番を作成する「=DATE(2025,4,1)+SEQUENCE(7,1,0,1)」と入力すると、2025年4月1日から始まる7日間の日付が縦に表示されます。
曜日のリストを作成する「=TEXT(DATE(2025,4,1)+SEQUENCE(7,1,0,1),”aaaa”)」と入力すると、2025年4月1日から始まる7日間の曜日が縦に表示されます。
ランダムな数値のリストを作成する「=SEQUENCE(5,6,INT(RAND()*100),INT(RAND()*100))」と入力すると、5行6列のランダムな数値が表示されます。

これらの活用例を参考に、SEQUENCE関数とスピル機能を使いこなして、Excel作業を効率化しましょう。