こんにちは、皆さん。今日は、Excelを使ってデータを効率的に抽出する方法をご紹介します。特に、FILTER関数とドロップダウンリストを組み合わせることで、作業がぐっと楽になりますよ。
FILTER関数とは?
まず、FILTER関数についてお話ししましょう。これは、特定の条件に合致するデータだけを抽出するための関数です。例えば、大量のデータの中から「担当者が山田さんのものだけ」を取り出す、といったことが簡単にできます。これにより、手作業でデータを探す手間が省けますね。
ドロップダウンリストの活用
次に、ドロップダウンリストです。これは、セルをクリックすると選択肢が表示され、その中から選べる機能です。入力ミスを防ぎ、データ入力をスムーズにします。
FILTER関数とドロップダウンリストの組み合わせ
では、この二つを組み合わせて、より便利なデータ抽出を行ってみましょう。具体的には、ドロップダウンリストで選んだ条件に応じて、FILTER関数が自動的にデータを抽出する仕組みを作ります。
手順1UNIQUE関数でリストを作成
まず、データ内の重複しない値を抽出するUNIQUE関数を使って、ドロップダウンリストの元となるリストを作成します。例えば、担当者名の一覧を作る場合、以下のように入力します。
- 適当なセルに「=UNIQUE(C2:C89)」と入力します。これで、担当者名の重複しないリストが作成されます。
手順2ドロップダウンリストの作成
次に、先ほど作成したリストを使ってドロップダウンリストを作成します。
- ドロップダウンリストを作成したいセルを選択します。
- 「データ」タブの「データの入力規則」をクリックします。
- 「設定」タブで「入力値の種類」を「リスト」に設定し、「元の値」に「=$K$2#」と入力します。ここで、「#」はスピルした範囲全体を参照することを意味します。
- 「OK」をクリックすると、ドロップダウンリストが作成されます。
手順3FILTER関数でデータを抽出
最後に、ドロップダウンリストで選択した値に基づいて、データを抽出します。
- 抽出結果を表示させたいセルに「=FILTER(A2:G89,C2:C89=I2)」と入力します。ここで、I2セルにはドロップダウンリストで選択した担当者名が入ります。
- Enterキーを押すと、選択した担当者のデータだけが表示されます。
よくある質問や疑問
FILTER関数はどのバージョンのExcelで使えますか?
FILTER関数は、Excel 2021およびMicrosoft 365のExcelで利用できます。以前のバージョンでは使用できないので、ご注意ください。
ドロップダウンリストの項目を追加・削除したい場合はどうすればいいですか?
ドロップダウンリストの元となるリスト(例えば、先ほどのUNIQUE関数で作成したリスト)に項目を追加・削除すれば、自動的にドロップダウンリストにも反映されます。
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まとめ
いかがでしたか?FILTER関数とドロップダウンリストを組み合わせることで、Excelでのデータ抽出がとても簡単になります。ぜひ試してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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