皆さん、こんにちは!今日は、ExcelのFILTER関数を使って、データの抽出や集計を簡単に行う方法をご紹介します。Excelの操作に不慣れな方でも、これをマスターすればデータ処理がぐっと楽になりますよ。
FILTER関数とは?
まず、FILTER関数について簡単に説明します。これは、指定した条件に合うデータだけを抽出するための関数です。例えば、大量の売上データから特定の商品だけを取り出したいときなどに非常に便利です。
FILTER関数の基本的な使い方
では、具体的な使い方を見ていきましょう。例えば、以下のような売上データがあるとします。
日付 | 商品名 | 売上金額 |
---|---|---|
2025/03/01 | 掃除機 | 15,000 |
2025/03/02 | 冷蔵庫 | 50,000 |
2025/03/03 | 掃除機 | 20,000 |
この中から、「掃除機」の売上データだけを抽出したい場合、以下のように入力します。
excel
=FILTER(B2:C4, B2:B4="掃除機")
この数式を入力すると、「掃除機」の売上データだけが表示されます。
FILTER関数を使ったデータの集計方法
FILTER関数を使って抽出したデータを、さらに集計することも可能です。例えば、「掃除機」の売上金額の合計を求めたい場合、以下のように入力します。
excel
=SUM(FILTER(C2:C4, B2:B4="掃除機"))
これで、「掃除機」の売上金額の合計が計算されます。
複数の条件でデータを抽出する方法
FILTER関数は、複数の条件を組み合わせてデータを抽出することもできます。例えば、「掃除機」で、かつ売上金額が15,000円以上のデータを抽出したい場合、以下のように入力します。
excel
=FILTER(B2:C4, (B2:B4="掃除機")*(C2:C4>=15000))
このように、「*」を使って条件を組み合わせることで、複数の条件に合致するデータを抽出できます。
FILTER関数を使う際の注意点
FILTER関数を使用する際には、以下の点に注意してください。
- Excelのバージョンが2019以降であることを確認してください。FILTER関数は、Excel 2019以降のバージョンで利用可能です。
- 条件に合致するデータが存在しない場合の表示を設定することをお勧めします。例えば、以下のように入力すると、条件に合うデータがない場合に「該当データなし」と表示されます。
excel
=FILTER(B2:C4, B2:B4="掃除機", "該当データなし")
よくある質問や疑問
FILTER関数と従来のフィルター機能の違いは何ですか?
従来のフィルター機能は、元のデータ自体を絞り込むのに対し、FILTER関数は元のデータはそのままで、別の場所に抽出結果を表示できます。これにより、元のデータを保持しつつ、必要な情報だけを取り出すことが可能です。
FILTER関数で抽出したデータをさらに加工できますか?
はい、できます。FILTER関数で抽出したデータに対して、SUM関数やAVERAGE関数などを組み合わせて、合計や平均を計算することが可能です。
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まとめ
FILTER関数を活用することで、Excelでのデータ抽出や集計が非常に効率的になります。ぜひ試してみてください。他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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