2021年10月20日AM2時(日本時間)にGoogleが開催したイベントで「Google Pixel 6」と「Google Pixel 6 Pro」の発表がありました。
10月20から予約受付を開始されており、10月28日に発売されますが、「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」どちらを購入しようか迷っている人も多いと思います。
購入を悩んでいる方向けに、「Google Pixel 6」と「Google Pixel 6 Pro」ってどんなスペックなの?前作のPixel 5シリーズとどんな違いがあるのかについて、誰でも速攻で理解できるようにまとめましたので、検討の材料にしてもらえればと思います。
また、iPhone 13とPixel 6で購入を検討している方向けに、iPhone 13とPixel 6で徹底的に比較した内容を別の記事で紹介していますので、Pixel 6の購入に確信を持ちたい方にもおすすめの内容になっています。
Pixel 6とPixel 6 Proの基本スペック
今回のPixel 6シリーズは、6.4インチの「Pixel 6」と、今までのGoogle Pixelシリーズにはなかった高価格・高性能のモデル6.7インチの「Pixel 6 Pro」の2つが発売されます、
どちらもAI機能に特化したチップ「Google Tensor」が搭載されており、音声認識や写真性能が向上しています。
新しい強力なチップによって、「カメラ撮影時の顔ブレを軽減してくれる機能」「躍動感のある流し撮り風の写真を編集できる機能」「写真に写り込んだ不要なものを消せる機能」などカメラ性能だけではなく、新しい機能によって、あなたの写真撮影体験をより良いものにしてくれます。
また、Pixel 6シリーズは、リアルタイム翻訳や会話の文字起こしにも対応しています。
セキュリティ面でも進化を遂げており、スマートフォン史上一番セキュリティの階層が多いと言われ、インストールしたアプリを監視し有害なアプリを検出する機能も備え、セキュリティアップデートの保証期間も3年間から5年間に延長されました。
もちろん、おサイフケータイ・デュアルSIM(nanoSIMとeSIM)・IP68防水防塵にも対応します。
じゃあ、具体的に、Pixel 6とPixel 6 Proって何が違うの?って思う方の為に簡単に説明すると、Pixel 6とPixel 6 Proの違いとしては、「本体サイズ」「カメラ性能」「ディスプレイ性能」「バッテリー容量」「5Gミリ波に対応」が違ってきます。
2つの基本的なスペックを比較したい方については、下記の表をご覧ください。
Pixel 6 | Pixel 6 Pro | |
---|---|---|
機種画像 | ||
カラー | Sorta Seafoam Kinda Coral Stormy Black |
Cloudy White Sorta Sunny Stormy Black |
ディスプレイ | 6.4インチ 有機EL(OLED) 最大90Hz(リフレッシュレート) フルHD HDR |
6.7インチ 有機EL(LTPO OLED) 最大120Hz(リフレッシュレート) QHD+ HDR |
画面解像度 | 1,080×2,400 411ppi |
1,440×3,120 512ppi |
カメラ性能 | 背面デュアルカメラシステム 広角カメラ(50メガピクセル) 超広角カメラ(12メガピクセル) LDAFセンサー 8メガピクセルの前面カメラ |
トリプル背面カメラシステム 広角カメラ(50メガピクセル) 超広角カメラ(12メガピクセル) 望遠カメラ(48メガピクセル) LDAFセンサー 11.1メガピクセルの前面カメラ |
高さ 幅 厚み |
158.6 mm 74.8 mm 8.9 mm |
163.9 mm 75.9 mm 8.9 mm |
重さ | 207 g | 210 g |
チップ | Google Tensor Titan M2™ セキュリティ コプロセッサ |
Google Tensor Titan M2™ セキュリティ コプロセッサ |
メモリ | 8GB | 12GB |
ストレージ | 128/256GB | 128/256GB |
バッテリー | 約4,600mAh | 約5,000mAh |
充電端子 | USB type-C | USB type-C |
Wi-Fi / Bluetooth | Wi-Fi 6E(802.11ax) Bluetooth 5.2 |
Wi-Fi 6E(802.11ax) Bluetooth 5.2 |
5G対応 | ○ | ○ |
指紋認証センサー | ○ | ○ |
顔認証センサー | × | × |
防水・防塵 | IP68 準拠の防水防塵性能 | IP68 準拠の防水防塵性能 |
価格(税込) | 128GB 74,800円 256GB 85,800円 |
128GB 116,600円 256GB 127,600円 |
※Googleの公式ページから内容を引用(「Google Pixel 6の技術仕様」と「Google Pixel 6 Proの技術仕様」)
Pixel 6シリーズはこれがすごいよ!
Pixel 6シリーズでまず最初にすごいな!って思ったのが、カメラ機能です。
カメラ機能のモーションモード(Motion Mode)を使うと写真の一部分だけ動いているような躍動感のあるボカしたエフェクトをかけることができます。
他にも、カメラ機能として消しゴムマジック(Magic Eraser)という写真に写り込んでいる邪魔な人やモノを削除することができる機能もあるのですが、これ自体はGoogleフォトの機能なので、今後iPhoneなどの別の端末でも使用できる可能性があります。
次にバッテリー容量です。
iPhone 13(約3,200mAh)とPixel 6(4,600mAh)を比べると1,000mAh以上も差があります。これは、iPhone 13 Pro Max(約4,400mAh)よりもバッテリー容量が大きいので、バッテリーの持ちであれば、iPhone13シリーズを軽くしのぎます。
また、少しでもバッテリーの持ちを良くしたいと思っている人は、Pixel 6 Proなら最高120Hzから10Hzまでに、リフレッシュレートを落とすことができるので、約5,000mAhという大容量バッテリーを自分の好きなように長持ちさせることも可能になりました。電池に悩む生活とはオサラバできるかも!?
そして、私が1番注目しているのが、リアルタイム翻訳や自動文字起こしが日本語対応になっている点です。
リアルタイムで翻訳や文字起こしができると、仕事の効率やコミュニケーションの幅や知識の幅が広がるんですよ。
例えば、会社の打ち合わせ内容を議事録に起こして作ったり、インタビューした内容を文字化する仕事がある人はやばい便利らしい。
なぜなら、話が終わったら、気になったキーワードを検索すれば、何を話していたのかを、すぐに文字で確認することができるからです。
これなら、長時間の打ち合わせもラクチンですよね。
もちろん、リアルタイムで翻訳できれば、外国の方とも、今までより気軽にコミュニケーションが取れたり、海外のYOUTUBE動画コンテンツなどで何を言っているのかを理解することができます。
しかも、この機能どうやらインターネット環境なくてもできるとのこと。
精度はめっちゃ気になるけど、もはや、ボイスレコーダーやAmivoiceやポケトークが要らないんじゃないか説まで出てくる。この機能はヤバイです。
Pixel 6シリーズはこんな人に向いている!
結論、Google Pixel 6シリーズは、「カメラ好きな人」で「翻訳や文字起こし」を使いたい人なら、とても向いています。
Pixel 6シリーズは、共通して、顔がブレた写真を補正する顔フォーカス機能や、音声や音声ファイルからテキストへの文字起こしや、外国の方との会話もリアルタイムで翻訳できるようになっています。
Pixel 6とPixel 6 Proの大きな違いとしては、「ディスプレイ性能」「カメラ性能」「バッテリー容量」「高速な5Gのミリ波に対応」「メモリの容量」なので、ゲーム・カメラ・5Gを楽しみたい人には、Pixel 6 Proがおすすめです。
また、iPhoneシリーズでバッテリーの持ちに悩んでいた方についてはPixel 6の方がバッテリー性能が上です。
具体的には、iPhone 13 Pro Maxが約4,400mAhと言われているのに対し、Pixel 6は約4,600mAh。バッテリー性能だけで言ったら間違いなく現行最高峰です。
Pixel 6と前作Pixel 5のとの違い
Googleは、Pixel 6で初めて独自開発した「Google Tensor」というチップを搭載しました。Pixel 5に搭載されたSnapdragon 765 5Gに比べて、CPUの性能は最大80%、GPU性能は最大370%もパフォーマンスが向上しているので、日常の操作やアプリを快適に起動できる点は大きく進化しています。
また、カメラ機能が「消しゴムマジック」「モーションモード」「リアルトーン」「顔のぼかし解除」「パノラマ」などのカメラ機能も増えており、自分のイメージした写真に近いものを撮影できるようになりました。
バッテリーの容量も約4,100mAh(Pixel 5)から約4,600mAh(Pixel 6)に増えました。Pixel 6 Proに至っては、規格外の約5000mAhとシンプルにデカい!デカさはパワーですね。
ぶっちゃけ、前作のPixel 5は高機能ではなく、微妙なスペックでした。
なぜなら、Pixel 5のメインCPUがQualcomm Snapdragon 765Gという当時から考えても明らかに低スペックのスマートフォンだったからです。せめて800Gだろ…。Pixel 4はCPUがQualcomm Snapdragon 855Gだったのになんで性能落としてるんだよ!って、思っちゃいました。正直、同時期に発売されたiPhone12シリーズと比較すると、Googleのオワコン感が否めなかったです。
しかし、今回はしっかりと進化をしたモデルになっています。
Pixel 6と前作のPixel 5との違いがわかる詳細なスペックについては、下記の表をご覧ください。
Pixel 6 | Pixel 5 | |
---|---|---|
機種画像 | ||
カラー | Sorta Seafoam Kinda Coral Stormy Black |
Just Black Sorta Sage |
ディスプレイ | 6.4インチ 有機EL(OLED) 最大90Hz(リフレッシュレート) フルHD HDR |
6.0インチ 有機EL(フレキシブル OLED) 最大90Hz(リフレッシュレート) フルHD HDR |
画面解像度 | 1,080×2,340 411ppi |
1,080×2,340 432ppi |
カメラ性能 | 背面デュアルカメラシステム 広角カメラ(50メガピクセル) 超広角カメラ(12メガピクセル) LDAFセンサー 8メガピクセルの前面カメラ |
背面デュアルピクセルカメラ 広角カメラ(12.2メガピクセル) 超広角カメラ(16メガピクセル) 8メガピクセルの前面カメラ |
高さ 幅 厚み |
158.6 mm 74.8 mm 8.9 mm |
144.7 mm 74.8 mm 8 mm |
重さ | 207 g | 151 g |
チップ | Google Tensor Titan M2™ セキュリティ コプロセッサ |
Qualcomm® Snapdragon™ 765G、オクタコア Adreno 620 |
メモリ | 8GB | 8GB |
ストレージ | 128/256GB | 128GB |
バッテリー | 約4,600mAh | 約4,100mAh |
充電端子 | USB type-C | USB type-C |
Wi-Fi / Bluetooth | Wi-Fi 6E(802.11ax) Bluetooth 5.2 |
Wi-Fi 5(802.11ac) Bluetooth 5.0 |
5G対応 | ○ | ○ |
指紋認証センサー | ○ | ○ |
顔認証センサー | × | × |
防水・防塵 | IP68 準拠の防水防塵性能 | IP68 準拠の防水防塵性能 |
価格(税別) | 128GB 74,800円 256GB 85,800円 |
128GB 74,800円 |
※Googleの公式ページから内容を引用(「Google Pixel 6の技術仕様」と「比較」にてGoogle Pixel 5の情報を参照)
まとめ
Pixel 6シリーズは前作のPixel 5に比べ、大きく進化したもはや別物のスマートフォンと言っても過言ではありません。
Pixel 6シリーズの特徴的な進化は、次の5つです。
Pixel 6シリーズの大きな進化
- 音声認識や写真性能を向上させているAIチップ「Google Tensor」。
- カメラ自体の性能向上や新しいカメラ機能が追加された。
- リアルタイム翻訳や音声認識性能の使い勝手がヤバイ。
- バッテリーの容量はiPhone13シリーズをもしのぐ。
- セキュリティ面の機能や性能も向上している。
「Pixel 6」の本体価格は74,800円(税込み)~「Pixel 6 Pro」が116,600円(税込み)~になります。発売は10月28日からですが、日本では10月20日から、すでにGoogle Storeで予約受付を開始しており、2021年11月7日までにGoogleストアで、購入すると11,000円分のGoogleストアクレジットが還元されるなんてキャンペーンもやっています。
他のキャリアからは、ソフトバンクとKDDIから販売されます。ソフトバンクは「Pixel 6」を85,680円(税込み)~「Pixel 6 Pro」を127,440円(税込み)~販売し、KDDIが「Pixel 6」を82,695円(税込み)~になります。キャンペーンで2万円近く値引きがないと割に合わない金額ですね💦
購入する際は、Google Storeで購入するか、今使っているキャリアで購入するかは、金額のシュミレーションをした上で、あなたにとって一番メリットのある買い方で購入してくださいね。
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