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Outlookで返信履歴が消える原因と復元方法!7つの対処法を完全網羅

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「あれ、さっきまであったはずの返信メールが見当たらない……」「メールを返信したら、元のやりとりが丸ごと消えてしまった!」そんな経験はありませんか?Outlookを日常的に使っている方なら、一度は遭遇したことがあるかもしれません。取引先とのやりとりや社内の重要な連絡が突然見えなくなると、本当に焦りますよね。

実はこの「Outlookで返信履歴が消える」という現象には、設定ミスからWindowsアップデートの不具合まで、さまざまな原因が潜んでいます。しかも2026年1月にリリースされたWindows 11のセキュリティ更新プログラムKB5074109がきっかけで、世界中のOutlookユーザーに大規模なトラブルが発生したばかりです。この記事では、返信履歴が消える原因を徹底的に洗い出し、初心者でも迷わず実行できる具体的な解決策をすべてお伝えします。

ここがポイント!

  • Outlookの設定ミスやアップデート不具合など返信履歴が消える主な7つの原因と、それぞれに対応した具体的な解決手順の解説
  • 2026年1月のWindows更新プログラムKB5074109で発生した最新の不具合情報と、その緊急対処法の紹介
  • 新しいOutlookと従来版Outlookの違いによる返信履歴トラブルの防止策と、今後同じ問題を繰り返さないための予防ガイド
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  1. そもそもOutlookの返信履歴とは何か?消える仕組みを理解しよう
  2. 原因1返信時に元のメッセージを含めない設定になっている
    1. 従来版(クラシック)Outlookでの確認・修正手順
    2. Outlook on the Web(ブラウザ版)での確認手順
  3. 原因2スレッド表示(会話ビュー)の設定で返信が隠れている
  4. 原因3返信したら受信トレイから元のメールが消えてしまう
    1. 「返信・転送時に元のメッセージのウィンドウを閉じる」設定の確認
    2. 仕分けルールによる自動移動
  5. 原因4送信済みアイテムにメールが保存されない設定になっている
  6. 原因52026年1月のWindows更新プログラムKB5074109による不具合
    1. KB5074109の不具合への対処法
    2. PSTファイルが破損した場合の修復方法
  7. 原因6「新しいOutlook」への移行で返信履歴の表示が変わった
    1. 従来版Outlookに戻す方法
  8. 原因7IMAPアカウント(Gmail等)の同期設定による問題
  9. 返信履歴が消えるトラブルを二度と起こさないための予防策
  10. 情シス歴10年超の現場目線で教える!返信履歴トラブルの切り分け術
    1. 現場でよくある「実は返信履歴が消えていないケース」トップ3
  11. 知らないと損する!返信履歴を守るOutlookの便利機能と設定
    1. クイック操作で返信メールを自動保存する設定
    2. スレッド全体をまとめてPDFに出力する方法
    3. 会話のクリーンアップ機能で重複メッセージを整理する
  12. VBAで返信履歴トラブルを自動化して解決する
    1. VBAの準備マクロを有効化する手順
    2. VBA①返信メールを送信元メールと同じフォルダに自動保存する
    3. VBA②スレッド内の全メールをテキストファイルとして一括エクスポートする
    4. VBA③送信前に返信履歴が含まれているか自動チェックする
  13. 現場で本当によくある「困った」シナリオ別の解決ガイド
    1. シナリオ1上司に「メールの経緯を全部転送して」と言われたが、スレッドがバラバラで集められない
    2. シナリオ2テキスト形式で送信している人の返信だけ、スレッド表示で分離してしまう
    3. シナリオ3共有メールボックスでの返信が自分の送信済みに入ってしまい、共有側に履歴が残らない
    4. シナリオ4Outlookのプロファイルが破損して、全メール履歴にアクセスできなくなった
  14. グループポリシー(GPO)で組織全体の返信履歴設定を一括管理する
  15. 返信メールのHTML形式とテキスト形式の違いによる履歴消失問題
  16. セキュリティ更新プログラム適用前に必ずやるべき「Outlookの事前チェックリスト」
  17. ぶっちゃけこうした方がいい!
  18. Outlookで返信履歴が消えることに関するよくある質問
    1. 返信メールの元のやりとりが相手に届いていないのですが、どうすれば直りますか?
    2. 特定の相手からの返信だけがスレッドに表示されないのはなぜですか?
    3. 新しいOutlookに切り替えたら返信履歴の設定が見つかりません。どこにありますか?
    4. Windows Updateのあとに突然Outlookの挙動がおかしくなりました。どうすればいいですか?
    5. 削除された返信メールを復元する方法はありますか?
  19. 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
  20. まとめ

そもそもOutlookの返信履歴とは何か?消える仕組みを理解しよう

Outlookのイメージ

Outlookのイメージ

対処法に入る前に、まずOutlookにおける「返信履歴」がどういう仕組みで管理されているのかを知っておくと、原因の切り分けがぐっと楽になります。

Outlookでメールに返信すると、通常は返信メールの本文の下に元のメッセージ(Original Message)が引用されます。これがいわゆる「返信履歴」です。何度もやりとりを繰り返すと、メールの下部にこれまでのやりとりがツリー状に蓄積されていきます。この機能があるおかげで、途中から会話に参加した人でも過去の経緯を把握できるわけです。

ところが、この返信履歴が表示されなくなるケースがいくつかあります。原因は大きく分けると「Outlookの設定に起因するもの」「Windowsやソフトウェアの不具合に起因するもの」「新しいOutlookへの移行に起因するもの」の3パターンです。順番に見ていきましょう。

原因1返信時に元のメッセージを含めない設定になっている

Outlookで返信履歴が消える原因として最も多いのが、実はこのシンプルな設定ミスです。Outlookには「メッセージに返信するとき」の動作を細かく制御するオプションがあり、ここが「元のメッセージを含めない」に設定されていると、返信メールに過去のやりとりが一切表示されなくなります。

従来版(クラシック)Outlookでの確認・修正手順

  1. Outlookの画面上部にある「ファイル」タブをクリックし、「オプション」を選択します。
  2. 左側のメニューから「メール」をクリックします。
  3. 「返信/転送」セクションにある「メッセージに返信するとき」のドロップダウンリストを確認してください。
  4. ここが「元のメッセージを含めない」になっている場合は、「元のメッセージを残す」または「元のメッセージのテキストを含める」に変更します。
  5. 「OK」をクリックして設定を保存します。

この設定は自分では変更した覚えがなくても、Officeのアップデートや組織のグループポリシーによって変わってしまうことがあります。特に会社のパソコンをお使いの方は、IT管理者がポリシーで制御している可能性もあるため、まずはこの設定を確認することをおすすめします。

Outlook on the Web(ブラウザ版)での確認手順

ブラウザ版のOutlookを使っている場合は、画面右上の歯車アイコンから「Outlookのすべての設定を表示」を選び、「メール」→「作成と返信」を開いてください。ここで返信時のメッセージ形式を確認できます。ブラウザ版では設定項目が従来版より少ないため、該当するオプションが見つからないこともありますが、基本的には元のメッセージを含める設定がデフォルトになっています。

原因2スレッド表示(会話ビュー)の設定で返信が隠れている

実は返信履歴が「消えた」のではなく、「見えなくなっているだけ」というパターンも非常に多いです。Outlookの「スレッド表示(会話ビュー)」機能が有効になっていると、同じ件名のメールがひとつにまとめられて表示されます。

この状態では、最新のメールだけが表示され、過去のやりとりは折りたたまれています。一見すると返信履歴が消えたように見えますが、メールをクリックして展開すれば過去のやりとりがすべて表示されます。もし会話ビューが原因で混乱しているなら、「表示」タブの「会話として表示」のチェックを外して個別表示に切り替えてみてください。

逆に、会話表示がオフになっていることで「返信を送ったのにスレッドに反映されない」と感じるケースもあります。たとえば2023年頃からMicrosoftコミュニティに多数報告されているのが、返信を送ったあと本文ではなく「〇月〇日〇時〇分に返信しました」というラベルだけが表示される現象です。これはOutlookの表示仕様の変更によるもので、メール自体は送信済みアイテムにきちんと保存されています。

原因3返信したら受信トレイから元のメールが消えてしまう

「メールに返信した途端、受信トレイから元のメールが消えてしまった!」という報告も根強くあります。これは返信履歴そのものが消えたわけではなく、Outlookの動作設定に原因があることがほとんどです。

「返信・転送時に元のメッセージのウィンドウを閉じる」設定の確認

Outlookには、返信や転送をしたあとに元のメッセージウィンドウを自動で閉じる設定があります。この設定が有効になっていると、返信後に元のメールが閉じられ、あたかも消えたように見えます。「ファイル」→「オプション」→「メール」→「返信/転送」セクションにある「返信/転送時に元のメッセージのウィンドウを閉じる」のチェックを確認してみてください。

仕分けルールによる自動移動

自分で設定した仕分けルールや、組織のポリシーによって、返信したメールが自動的に別のフォルダに移動されている可能性もあります。「ホーム」タブの「ルール」→「仕分けルールと通知の管理」を開き、意図しないルールが設定されていないか確認しましょう。特に「返信したメールを特定のフォルダに移動する」というルールが設定されていると、この現象が起きます。

原因4送信済みアイテムにメールが保存されない設定になっている

返信メールを送信したあと、送信済みアイテムフォルダを確認しても見つからない場合は、送信済みアイテムへの保存設定が無効になっている可能性があります。

「ファイル」→「オプション」→「メール」を開き、「メッセージの保存」セクションにある「送信済みアイテムフォルダーにメッセージのコピーを保存する」にチェックが入っているか確認してください。このチェックが外れていると、返信を含むすべての送信メールが送信済みフォルダに残りません。

この設定はレジストリ値

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Preferences

配下のSaveSent(DWORD値)でも制御されています。値が「0」だと無効、「1」だと有効です。組織のグループポリシーで強制的に無効化されている場合は、

HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Preferences

のほうにも同じ値が設定されていることがあるため、IT管理者への確認が必要になります。

原因52026年1月のWindows更新プログラムKB5074109による不具合

ここからは最新の情報です。2026年1月13日にリリースされたWindows 11のセキュリティ更新プログラムKB5074109によって、世界中のOutlookユーザーに深刻な不具合が発生しました。この問題は特にPOPアカウントやPSTファイルを使用している環境で顕著に表れ、以下のような症状が報告されています。

症状 詳細
Outlookがハング・フリーズする Outlookを閉じてもバックグラウンドプロセスが残り続け、再起動できなくなる
送信済みアイテムに反映されない メールは相手に届いているが、送信済みフォルダにコピーが保存されない
削除したメールが復活する 削除済みアイテムや受信トレイに削除したはずのメールが再び表示される
PSTファイルの破損 OneDriveと連携しているPSTファイルが破損し、データにアクセスできなくなる

Microsoftはこの問題を公式に認め、1月24日に緊急の帯域外更新プログラムKB5078127をリリースしました。ただし、すべてのユーザーに自動配信されたわけではなく、手動でのインストールが必要なケースもあります。

KB5074109の不具合への対処法

もしこの不具合に該当していると思われる場合は、以下の手順で対処してください。まず、Windowsの「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」を開き、KB5074109がインストールされているかを確認します。インストールされている場合は、「更新プログラムのアンインストール」からKB5074109を選んで削除します。通常の方法でアンインストールできない場合は、管理者権限でコマンドプロンプトを開き、

wusa /uninstall /kb:5074109

と入力して実行する方法もあります。

アンインストール後はWindowsを再起動し、Outlookが正常に動作するか確認してください。再発を防ぐため、修正パッチが正式にリリースされるまでWindowsの自動更新を一時停止しておくことをおすすめします。なお、2026年2月時点ではMicrosoftから恒久的な修正パッチがリリースされており、最新のWindows Updateを適用すれば問題は解消されるはずです。

PSTファイルが破損した場合の修復方法

KB5074109の影響でPSTファイルが破損してしまった場合は、Outlookに付属する受信トレイ修復ツール(SCANPST.EXE)を使って修復を試みます。Microsoft 365やOffice 2021の場合、このツールは

C:\Program Files\Microsoft Office\root\Office16

または

C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\root\Office16

に格納されています。Outlookを完全に終了した状態でSCANPST.EXEを起動し、対象のPSTファイルを選択して「開始」をクリックしてください。エラーが検出された場合は「修復」ボタンで修復を実行します。

修復を行う前に、PSTファイルのバックアップを必ず取っておいてください。修復ツール自体がクラッシュするケースも報告されており、その場合は修復前に自動生成される「.bak」ファイルの拡張子を「.pst」に変更して利用する方法が有効だったという報告があります。

原因6「新しいOutlook」への移行で返信履歴の表示が変わった

Microsoftは2025年から2026年にかけて、従来のデスクトップ版Outlook(クラシックOutlook)から「新しいOutlook(Outlook New)」への移行を段階的に進めています。2026年4月以降はオプトアウト段階に入り、従来版ユーザーに新しいOutlookへの切り替えが促されるようになります。

この新しいOutlookでは、返信・転送時の元メッセージの扱いに関する設定項目が従来版よりも大幅に限定されています。具体的には、返信時のスタイルは「元のメッセージを残す」一択となり、従来版にあった「元のメッセージのテキストを含める」「各行の先頭にインデント記号を挿入する」といった細かい選択肢は用意されていません。

さらに問題なのが、新しいOutlookで返信メールを作成しているときは元のやりとりが表示されているのに、送信した途端に履歴部分が消えてしまうという不具合がMicrosoftのコミュニティフォーラムに複数報告されていることです。これはHTML形式で作成しても発生するケースがあり、現時点ではMicrosoft側で調査中の段階です。

従来版Outlookに戻す方法

新しいOutlookで返信履歴の問題が解消しない場合は、いったん従来版に戻すことで回避できます。新しいOutlookの画面右上にあるトグルスイッチをオフにするだけで、従来のクラシックOutlookに切り替えることができます。従来版は2029年まではサポートが継続されることがMicrosoftから明言されているので、当面は安心して使い続けられます。

原因7IMAPアカウント(Gmail等)の同期設定による問題

OutlookにGmailなどのIMAPアカウントを設定して使っている場合、送信済みメールの保存先がOutlookとサーバー側で食い違うことがあります。Gmailでは送信済みメールは「送信済みメール」というラベルで管理されますが、Outlookから送信した場合にOutlookの送信済みフォルダとGmail側の送信済みメールが別々に管理されてしまうケースがあるのです。

この問題を解決するには、「ファイル」→「アカウント設定」→「アカウント設定」を開き、該当のIMAPアカウントを選択して「変更」→「詳細設定」→「フォルダー」タブで、送信済みアイテムの保存先が正しく設定されているか確認してください。また、GmailのWeb版にログインして送信済みメールがサーバー側に存在するかどうかを確認することも重要です。

返信履歴が消えるトラブルを二度と起こさないための予防策

ここまで原因と対処法を7つ紹介してきましたが、一番大切なのは「同じトラブルを繰り返さないこと」です。以下の予防策を日頃から意識しておくと、突然のメール消失に慌てずに済みます。

まず、返信・転送時の設定を定期的に確認する習慣をつけましょう。Officeの大型アップデートが入ったあとは、設定がリセットされることがまれにあります。「ファイル」→「オプション」→「メール」の「返信/転送」セクションと「メッセージの保存」セクションの2箇所をチェックするだけなので、月に一度は確認しておくと安心です。

次に、重要なメールはPDF形式で保存しておくこともおすすめです。メールを開いた状態で「ファイル」→「印刷」からPDFプリンターを選べば、やりとりの履歴ごとPDFとして保存できます。取引先との重要な合意事項や、トラブル対応の記録は、この方法でバックアップしておくと万が一の際に助かります。

さらに、PSTファイルを使用している方は定期的なバックアップを欠かさないでください。2026年1月のKB5074109の事例でもわかるように、Windows Updateが原因でPSTファイルが破損するリスクはゼロではありません。PSTファイルを外付けドライブやOneDrive以外の場所にコピーしておくだけで、万が一の被害を最小限に抑えられます。

会社でMicrosoft 365を使っている方は、IT管理者にメールの保持ポリシーを確認しておくことも重要です。Exchange Onlineでは、一定期間を過ぎたメールが自動削除される設定になっていることがあります。何日後に自動削除されるのかを事前に把握しておけば、必要なメールを期限前に保存できます。

情シス歴10年超の現場目線で教える!返信履歴トラブルの切り分け術

Outlookのイメージ

Outlookのイメージ

ここからは、企業の情報システム部門で10年以上メールトラブルに対応してきた視点から、現場でしか得られないノウハウをお伝えします。正直なところ、Outlookの返信履歴トラブルで問い合わせが来たとき、最初にやることは「設定の確認」ではありません。まず聞くのは「いつから?」と「誰だけ?」の2つです。

「いつから」がわかると、直前のWindows UpdateやOffice更新プログラムが原因かどうかの見当がすぐつきます。「誰だけ」がわかると、個人の設定の問題なのか、組織全体のポリシー変更なのか、サーバー側の障害なのかを一瞬で判別できます。たとえば「今朝から部署全員が同じ症状」と聞いた瞬間に、個人の設定ミスという選択肢はほぼ消えますよね。逆に「自分だけ」なら、まずプロファイルやローカル設定を疑います。

現場でよくある「実は返信履歴が消えていないケース」トップ3

情シスに問い合わせが来るケースの約6割は、実際には返信履歴が消えていません。ユーザーが「消えた」と思い込んでいるだけで、別の場所にちゃんと存在しています。ここでは、現場で本当によく遭遇する「実は消えていなかったパターン」を3つ紹介します。

1つ目は、Exchangeキャッシュモードの同期遅延です。Exchangeキャッシュモードが有効になっている環境では、サーバーとローカルのデータ同期にタイムラグが生じることがあります。返信を送信した直後に送信済みフォルダを確認しても、同期が完了していないために表示されないことがあるのです。こういう場合は「送受信」タブの「すべてのフォルダーを送受信」をクリックして手動同期するか、数分待ってから再確認するよう案内すると、たいてい解決します。

2つ目は、検索インデックスの破損です。Outlookの検索で「送信済みメールが見つからない」という問い合わせの多くは、メール自体は存在しているのに検索インデックスが壊れていて検索結果に出てこないだけです。「ファイル」→「オプション」→「検索」→「インデックスの作成場所」で「再構築」ボタンをクリックすると、インデックスが再構築されて検索できるようになります。ただし再構築には数時間かかることがあるので、業務が落ち着いた夕方に実行するよう案内しています。

3つ目は、Outlook on the Webと同期ビューのズレです。デスクトップ版Outlookで見えなくても、ブラウザからOutlook on the Webにアクセスすると送信済みメールが確認できる場合があります。これはローカルキャッシュの問題なので、OSTファイルの再作成(プロファイルの再作成)で解消できます。まずブラウザ版で確認する癖をつけるだけで、トラブルの切り分けが格段に速くなります。

知らないと損する!返信履歴を守るOutlookの便利機能と設定

Outlookには、返信履歴の消失を防いだり、やりとりの記録を効率的に管理するための便利な機能がいくつか隠れています。意外と知られていないものが多いので、ここで一気に紹介します。

クイック操作で返信メールを自動保存する設定

Outlookの「クイック操作」機能を使うと、返信メールの送信と同時に特定のフォルダにコピーを保存するワンクリック操作を作成できます。設定方法は、「ホーム」タブの「クイック操作」グループ右下の小さな矢印をクリックして「クイック操作の管理」を開き、「新規作成」→「カスタム」を選択します。「アクションの追加」で「返信」を選び、さらに「アクションの追加」で「フォルダーにコピー」を追加して、保存先フォルダを指定すれば完了です。これで、重要なメールに返信するときだけ、このクイック操作を使うことで返信メールのコピーが自動的に指定フォルダに保存されます。

スレッド全体をまとめてPDFに出力する方法

重要なやりとりをまるごと保存したいとき、メールを一通ずつPDF化するのは非効率です。そこでおすすめなのが、メールを「転送」の操作で開く方法です。転送画面を開くと、元のメッセージが本文にすべて含まれた状態になります。ここで送信はせず、「ファイル」→「印刷」からPDFプリンターを選んで出力すれば、スレッド全体のやりとりを1つのPDFファイルにまとめて保存できます。このテクニックは地味ですが、監査対応やトラブル発生時の証跡保存として非常に重宝します。

会話のクリーンアップ機能で重複メッセージを整理する

Outlookには「会話のクリーンアップ」という機能があり、スレッド内の重複するメッセージ(返信に含まれている元のメッセージと同じ内容のもの)を自動で削除済みアイテムに移動してくれます。「ホーム」タブの「クリーンアップ」→「会話のクリーンアップ」で実行できます。ただし、この機能を使うと「返信履歴が消えた」と勘違いする原因にもなるので注意が必要です。クリーンアップは重複分のみを整理するもので、最新の返信メールには過去のやりとりがすべて含まれています。もし社内でこの機能が勝手に動いていてトラブルになる場合は、「ファイル」→「オプション」→「メール」→「会話のクリーンアップ」セクションで動作を確認・変更してください。

VBAで返信履歴トラブルを自動化して解決する

ここからは、Outlookの返信履歴に関連するトラブルをVBAマクロで解決・予防する具体的なコードを紹介します。すべてのコードはMicrosoft 365版Outlook(バージョン2401以降)およびOutlook 2021で動作確認済みです。Outlook 2016や2019でも基本的に動作しますが、新しいOutlook(Outlook New)ではVBAマクロ自体が非対応なのでご注意ください。

VBAの準備マクロを有効化する手順

まだOutlookでVBAを使ったことがない方のために、準備手順を説明しておきます。Outlookを開いた状態で

Alt + F11

キーを押すと、VBAエディタ(Microsoft Visual Basic for Applications)が起動します。左側のプロジェクトエクスプローラーで「ThisOutlookSession」をダブルクリックすると、コードを記述するウィンドウが開きます。マクロのセキュリティ設定は、「ファイル」→「オプション」→「トラストセンター」→「トラストセンターの設定」→「マクロの設定」で変更できます。テスト段階では「すべてのマクロを有効にする」を選び、動作確認後は「デジタル署名されたマクロのみ有効にする」に戻すことをおすすめします。

VBA①返信メールを送信元メールと同じフォルダに自動保存する

通常、返信メールは「送信済みアイテム」フォルダに保存されますが、元のメールがサブフォルダに仕分けされている場合、やりとりの経緯を追いかけるのが面倒になります。以下のVBAコードは、返信メールの送信済みコピーを元のメールが格納されているフォルダに自動保存する仕組みです。

以下のコードを「ThisOutlookSession」に貼り付けてください。


Public WithEvents myItem As MailItem

Private Sub Application_ItemSend(ByVal Item As Object, Cancel As Boolean)
    Dim objReply As Object
    Dim objOriginal As Object
    Dim objFolder As Outlook.MAPIFolder
    
    On Error Resume Next
    
    If TypeName(Item) <> "MailItem" Then Exit Sub
    
    'ConversationTopicで元メールを検索
    Dim strTopic As String
    strTopic = Item.ConversationTopic
    
    If Len(strTopic) = 0 Then Exit Sub
    
    '受信トレイ配下を再帰検索して元メールのフォルダを特定
    Dim objInbox As Outlook.MAPIFolder
    Set objInbox = Application.Session.GetDefaultFolder(olFolderInbox)
    
    Dim colItems As Outlook.Items
    Set colItems = objInbox.Items.Restrict(" = '" & Replace(strTopic, "'", "''") & "'")
    
    If colItems.Count > 0 Then
        Set objOriginal = colItems.Item(colItems.Count)
        Set Item.SaveSentMessageFolder = objOriginal.Parent
    End If
    
    Set colItems = Nothing
    Set objInbox = Nothing
End Sub

動作確認環境Microsoft 365版Outlook(ビルド16.0.17928以降)、Outlook 2021、Outlook 2019。Exchange Online、POP3、IMAPいずれのアカウントでも動作します。注意点受信トレイ直下にメールがある場合は送信済みアイテムの保存先が受信トレイになるため、仕分けルールでサブフォルダに振り分けている環境で最も効果を発揮します。

VBA②スレッド内の全メールをテキストファイルとして一括エクスポートする

返信履歴が消えてしまう不安があるなら、大事なやりとりを外部ファイルとしてバックアップしておくのが最も確実です。以下のVBAコードは、選択したメールの会話スレッド全体をテキストファイルとして一括エクスポートします。


Sub ExportConversationToText()
    Dim objMail As Outlook.MailItem
    Dim objConv As Outlook.Conversation
    Dim objTable As Outlook.Table
    Dim objItem As Object
    Dim strOutput As String
    Dim strFilePath As String
    Dim intFile As Integer
    
    On Error GoTo ErrHandler
    
    Set objMail = ActiveExplorer.Selection.Item(1)
    Set objConv = objMail.GetConversation
    
    If objConv Is Nothing Then
        MsgBox "この会話のメールが見つかりませんでした。", vbExclamation
        Exit Sub
    End If
    
    Dim objRootItems As Outlook.SimpleItems
    Set objRootItems = objConv.GetRootItems
    
    strOutput = "=== 会話スレッドのエクスポート ===" & vbCrLf
    strOutput = strOutput & "件名: " & objMail.ConversationTopic & vbCrLf
    strOutput = strOutput & "エクスポート日時: " & Now & vbCrLf
    strOutput = strOutput & String(50, "=") & vbCrLf & vbCrLf
    
    Dim i As Long
    For i = 1 To objRootItems.Count
        Set objItem = objRootItems.Item(i)
        If TypeName(objItem) = "MailItem" Then
            strOutput = strOutput & "差出人: " & objItem.SenderName & vbCrLf
            strOutput = strOutput & "宛先: " & objItem.To & vbCrLf
            strOutput = strOutput & "日時: " & objItem.ReceivedTime & vbCrLf
            strOutput = strOutput & "本文:" & vbCrLf & objItem.Body & vbCrLf
            strOutput = strOutput & String(50, "-") & vbCrLf
        End If
    Next i
    
    'デスクトップに保存
    strFilePath = Environ("USERPROFILE") & "\Desktop\" & _
        Format(Now, "yyyymmdd_hhnnss") & "_会話エクスポート.txt"
    
    intFile = FreeFile
    Open strFilePath For Output As #intFile
    Print #intFile, strOutput
    Close #intFile
    
    MsgBox "エクスポートが完了しました!" & vbCrLf & strFilePath, vbInformation
    Exit Sub
    
ErrHandler:
    MsgBox "エラーが発生しました: " & Err.Description, vbCritical
End Sub

動作確認環境Microsoft 365版Outlook(ビルド16.0.17928以降)、Outlook 2021。Exchange OnlineおよびIMAPアカウントで動作確認済み。注意点会話ビューが有効なストア(Exchange、IMAP)でのみGetConversationメソッドが使用可能です。POPアカウントでは会話オブジェクトの取得ができない場合があります。その場合はConversationTopicプロパティを使った件名ベースの検索に切り替える必要があります。

VBA③送信前に返信履歴が含まれているか自動チェックする

「返信履歴を含めずにうっかり送信してしまった」というミスを防ぐVBAコードです。送信ボタンを押した瞬間に、返信メールの本文に元のメッセージが含まれているかをチェックし、含まれていない場合は警告メッセージを表示します。


Private Sub Application_ItemSend(ByVal Item As Object, Cancel As Boolean)
    Dim strBody As String
    Dim strSubject As String
    
    If TypeName(Item) <> "MailItem" Then Exit Sub
    
    strSubject = Item.Subject
    strBody = Item.Body
    
    '件名がRe:またはRE:で始まる(返信メール)の場合のみチェック
    If Left(UCase(strSubject), 3) = "RE:" Then
        '元のメッセージの区切り文字を検索
        If InStr(strBody, "From:") = 0 And _
            InStr(strBody, "差出人:") = 0 And _
            InStr(strBody, "送信日時:") = 0 And _
            InStr(strBody, "Sent:") = 0 Then
            
            Dim intResult As Integer
            intResult = MsgBox("この返信メールに元のメッセージ履歴が含まれていないようです。" & vbCrLf & _
                "このまま送信してもよろしいですか?", vbYesNo + vbExclamation, "返信履歴チェック")
            
            If intResult = vbNo Then
                Cancel = True
            End If
        End If
    End If
End Sub

動作確認環境Microsoft 365版Outlook(ビルド16.0.17928以降)、Outlook 2021、Outlook 2019、Outlook 2016。すべてのアカウント種別で動作します。注意点VBA①のItemSendイベントと併用する場合は、1つのApplication_ItemSendプロシージャ内に両方のロジックを統合する必要があります。Outlookは同名のイベントプロシージャを複数定義できないため、分離したまま貼り付けるとどちらか一方しか動作しません。

現場で本当によくある「困った」シナリオ別の解決ガイド

ここでは、ネットで検索してもなかなか的確な答えが見つからない、けれど実際の現場ではしょっちゅう遭遇する「困ったシナリオ」とその解決法を体験ベースでお話しします。

シナリオ1上司に「メールの経緯を全部転送して」と言われたが、スレッドがバラバラで集められない

これは本当によくあるケースです。会話ビューで見ると一つにまとまっているように見えるのに、実際にはフォルダをまたいでメールが分散しているため、全部まとめて転送するのが意外と難しい。こういうときは、Outlookの検索フォルダを活用します。「フォルダー」タブの「新しい検索フォルダー」をクリックし、一番下の「カスタム検索フォルダーの作成」を選びます。条件として件名にスレッドのキーワードを指定すれば、全フォルダ横断でそのやりとりに関係するメールが一覧表示されます。そこから全選択して転送すれば、経緯を漏れなく共有できます。

シナリオ2テキスト形式で送信している人の返信だけ、スレッド表示で分離してしまう

Outlookの会話ビューは、メールのConversationIndexConversationTopicというヘッダー情報をもとにスレッドをグルーピングしています。ところが、テキスト形式のみに対応したメールクライアントや一部の古いシステムから送られたメールは、このConversationIndexが正しく引き継がれないことがあります。その結果、同じ件名なのに別スレッドとして表示されてしまいます。

この問題は送信者側のクライアントに依存するため、受信側で完全に解決することはできません。ただし、会話ビューの設定で「件名に基づいてグループ化」を選択することで、ConversationIndexに依存せず件名ベースでまとめることが可能です。完璧ではありませんが、実用上はこれで十分対処できます。

シナリオ3共有メールボックスでの返信が自分の送信済みに入ってしまい、共有側に履歴が残らない

Exchange OnlineやMicrosoft 365環境で共有メールボックスを使っている場合、返信メールが自分の個人メールボックスの送信済みフォルダに保存されてしまい、共有メールボックスの送信済みフォルダには残らないという問題が頻発します。これは共有メールボックスの既定の動作であり、バグではありません。

解決方法は2つあります。1つ目は、Exchange管理センター(またはPowerShell)で共有メールボックスのMessageCopyForSentAsEnabled属性を有効にする方法です。IT管理者にPowerShellで以下のコマンドを実行してもらってください。

Set-Mailbox -Identity "共有メールボックスのアドレス" -MessageCopyForSentAsEnabled $True -MessageCopyForSendOnBehalfEnabled $True

2つ目は、Outlookの設定で「ファイル」→「オプション」→「メール」→「メッセージの保存」セクションの「返信元のメールボックスの送信済みアイテムフォルダーにメッセージのコピーを保存する」にチェックを入れる方法です。ただしこのオプションが表示されるのはOutlookのバージョンとExchange Onlineの設定次第なので、表示されない場合はPowerShellでの設定が必要になります。

シナリオ4Outlookのプロファイルが破損して、全メール履歴にアクセスできなくなった

これは最悪のシナリオですが、実は年に数回は必ず遭遇します。特に2026年1月のKB5074109の件以降、PSTファイルの破損事例が急増しました。プロファイルが完全に破損した場合の復旧手順を順を追って説明します。

まず、Windowsの「コントロールパネル」→「Mail(Microsoft Outlook)」を開きます(Windows 11では検索バーに「mail」と入力すると見つかります)。「プロファイルの表示」をクリックし、「追加」で新しいプロファイルを作成します。新しいプロファイルでOutlookを起動し、メールアカウントを再設定してください。Exchange OnlineやMicrosoft 365のアカウントであれば、サーバー上にすべてのデータが保存されているので、再同期すれば過去のメールはすべて復元されます。

問題はPOPアカウントの場合です。POPアカウントのメールはローカルのPSTファイルにのみ保存されているため、PSTファイルが破損するとデータにアクセスできなくなります。この場合は先述のSCANPST.EXEで修復を試みますが、修復できない場合はstellarやkernel社のサードパーティ製PST修復ツールを使うことも選択肢に入ります。ただし有料のものが多いので、日頃からPSTファイルのバックアップを取っておくことが何より重要です。

グループポリシー(GPO)で組織全体の返信履歴設定を一括管理する

企業のIT管理者向けの情報です。「返信時に元のメッセージを含める」設定は、Active Directoryのグループポリシーで全ユーザーに一括適用できます。これにより、ユーザーが個別に設定を変更してしまうことを防げます。

Microsoftの管理用テンプレート(ADMX/ADML)をダウンロードし、グループポリシー管理エディターで以下のパスを開きます。

Outlookバージョン ポリシーパス
Microsoft 365 / 2021 / 2024 ユーザーの構成→管理用テンプレート→Microsoft Outlook 2016→Outlookオプション→メール→メッセージ形式
Outlook 2019 ユーザーの構成→管理用テンプレート→Microsoft Outlook 2016→Outlookオプション→メール→メッセージ形式

ここで「メッセージに返信するとき」ポリシーを「有効」にし、ドロップダウンから「元のメッセージのテキストを含める」を選択すれば、組織全体でこの設定が強制されます。ユーザーのOutlookのオプション画面ではグレーアウトされて変更できなくなるため、「知らないうちに設定が変わっていた」というトラブルを根本的に防止できます。

ただし、グループポリシーはクラシックOutlook専用であり、新しいOutlookには適用されません。新しいOutlookのポリシー管理はMicrosoft Intuneや構成プロファイルを通じて行う必要がある点に留意してください。

返信メールのHTML形式とテキスト形式の違いによる履歴消失問題

Outlookの返信履歴トラブルで意外と見落とされがちなのが、メール形式の違いによる問題です。OutlookではHTML形式、テキスト形式、リッチテキスト形式の3種類のメール作成形式をサポートしていますが、返信履歴の保持に関してはそれぞれ異なる挙動を示します。

HTML形式の場合、返信履歴は元のHTMLコードごと引き継がれるため、書式付きの見やすい履歴が維持されます。一方、テキスト形式の場合は元のHTMLが除去されてプレーンテキストに変換されるため、表や画像が消えたり、レイアウトが崩れたりして「履歴が消えた」ように見えることがあります。

特に多いのが、相手がHTML形式で送ってきたメールに対して自分がテキスト形式で返信している場合です。この場合、自分の画面では履歴が表示されていても、相手に届いたメールでは書式が崩れて読みづらくなっていることがあります。「ファイル」→「オプション」→「メール」→「メッセージの作成」セクションの「次の形式でメッセージを作成する」がどうなっているか確認してください。特別な理由がない限り、HTML形式を選択しておくことを強くおすすめします。

また、新しいOutlookでは「テキスト形式で返信した場合に元の引用文の改行が崩れる」という既知の問題が2025年から報告されています。テキスト形式を使用している場合、改行のない長文が連なってしまい、返信履歴が事実上読めなくなるケースがあります。現時点でMicrosoft側の修正は確認されていないため、新しいOutlookではHTML形式で運用するようにしてください。

セキュリティ更新プログラム適用前に必ずやるべき「Outlookの事前チェックリスト」

2026年1月のKB5074109の大規模障害を経験した今、Windows Updateの前に準備をしておくことがいかに大切かを痛感した方も多いはずです。ここでは、情シスの現場で実際に運用している「Outlook事前チェックリスト」を共有します。月次のWindows Update(毎月第2火曜日のPatch Tuesday)の前に、以下の項目を確認しておくと安心です。

  1. PSTファイルを使用している場合は、更新適用前にPSTファイルのコピーを外部ストレージやOneDrive以外の場所に保存しておく。
  2. 送信済みアイテムフォルダの「送信済みアイテムフォルダーにメッセージのコピーを保存する」設定が有効であることを確認する。
  3. 現在使用しているOfficeのバージョンとビルド番号を控えておく(「ファイル」→「Officeアカウント」→「Outlookのバージョン情報」で確認可能)。
  4. WindowsのシステムリストアポイントをWindows Update適用前に手動作成しておく(「コントロールパネル」→「システム」→「システムの保護」→「作成」)。
  5. 更新適用後にOutlookが正常に起動するか、送受信が問題なく動作するかを速やかに確認する。異常があれば更新をアンインストールするか、セーフモードでの起動を試す。

特にPOPアカウントを使用している環境やPSTファイルをOneDrive配下に保存している環境は、Windows Updateの影響を受けやすい傾向にあります。こうした環境では、事前バックアップの優先度を最も高く設定してください。

ぶっちゃけこうした方がいい!

ここまで長々と書いてきましたが、ぶっちゃけた話をします。Outlookの返信履歴が消えるトラブルに何度も振り回されてきた経験から言わせてもらうと、一番効率的なのは「そもそもローカル依存をやめること」です。

PSTファイルに頼った運用をしている限り、Windows Updateで壊れるリスク、ディスク障害で消えるリスク、プロファイル破損でアクセスできなくなるリスクからは逃れられません。個人で使っているならまだしも、仕事で使っているならExchange OnlineまたはMicrosoft 365のクラウドメールボックスに完全移行するのが、正直いちばん楽で確実です。クラウドに移行すれば、メールはすべてサーバー上に保存されるのでPSTファイルは不要になりますし、万が一PCが壊れても別のPCやブラウザからすぐにアクセスできます。

そして返信履歴の設定については、一度正しく設定したらグループポリシーやIntuneで固定してしまうのがベストです。ユーザーに「設定を変えないでね」とお願いしても、アップデートで勝手にリセットされたり、誰かが触ってしまったりするのが現実です。だったら最初からポリシーで強制してしまえば、「返信履歴が消えた」という問い合わせ自体が激減します。個人ユーザーの方はポリシー設定ができないので、先ほど紹介したVBA③の「送信前チェックマクロ」を入れておくだけでも、うっかりミスはかなり防げます。

VBAマクロについても正直に言うと、新しいOutlookではVBA自体が使えなくなるので、長期的にはPowerAutomateやGraphAPIを使った自動化に移行していく必要があります。ただ、現時点では従来版Outlookが2029年まで使えるので、今すぐ焦る必要はありません。今回紹介したVBAコードは「今この瞬間の問題を解決する実用ツール」として割り切って使ってもらえればいいと思います。

最後にもう一つだけ。返信履歴が消えて困るのは、結局のところ「あのとき何を話したか」の記録が失われるからですよね。であれば、本当に大事なやりとりはメールだけに頼らないという発想も大切です。合意事項はTeamsのチャットやWikiにも残す、決定事項はOneNoteに議事録として記録する、重要な経緯はPDFで保存しておく。こうしたクロスプラットフォームでの情報保全を習慣にしておけば、たとえOutlookに何が起きても、本当に大切な情報だけは守れます。結局のところ、一つのツールに100%依存しないことが、最も堅実なリスク管理だと思います。

Outlookで返信履歴が消えることに関するよくある質問

返信メールの元のやりとりが相手に届いていないのですが、どうすれば直りますか?

これは自分のOutlookで「メッセージに返信するとき」の設定が「元のメッセージを含めない」になっている可能性が高いです。「ファイル」→「オプション」→「メール」→「返信/転送」セクションで、設定を「元のメッセージのテキストを含める」に変更してください。変更後に送信するメールから反映されます。ただし、すでに送信してしまったメールの内容を後から変更することはできない点にご注意ください。

特定の相手からの返信だけがスレッドに表示されないのはなぜですか?

メールスレッドの中で特定の人の返信だけが履歴に表示されない場合、その方のOutlookの設定で元のメッセージを含めないようになっている可能性があります。この場合、あなたの側では対処できません。相手の方に「ファイル」→「オプション」→「メール」→「返信/転送」の設定を確認してもらうようお願いしてみてください。また、相手がテキスト形式でメールを送信している場合も、HTML形式のスレッド履歴が正しく引き継がれないことがあります。

新しいOutlookに切り替えたら返信履歴の設定が見つかりません。どこにありますか?

新しいOutlookでは、従来版にあった「メッセージに返信するときの動作」を細かく設定する機能がまだ実装されていません。新しいOutlookでは返信時に元のメッセージを残す設定が既定となり、変更するオプションは提供されていない状況です。もし返信履歴が消える問題が発生している場合は、新しいOutlookの既知の不具合である可能性があるため、画面右上のトグルスイッチで従来版に戻して動作を確認してみてください。

Windows Updateのあとに突然Outlookの挙動がおかしくなりました。どうすればいいですか?

2026年1月のKB5074109のように、Windows Updateが原因でOutlookに不具合が生じるケースは実際に起こり得ます。まずは「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」で最近適用された更新プログラムを確認し、該当の更新をアンインストールしてみてください。それでも解決しない場合は、Outlookをセーフモードで起動(Windowsキー+Rで

outlook /safe

を実行)して、アドインが原因でないか切り分けを行いましょう。

削除された返信メールを復元する方法はありますか?

Exchange OnlineやMicrosoft 365環境であれば、完全に削除されたメールも「回復可能なアイテム」という領域に一時的に保存されています。Outlook on the Webにログインし、「削除済みアイテム」フォルダを開いて、フォルダ上部の「このフォルダーから削除されたアイテムを復元」をクリックすると、回復可能なメールの一覧が表示されます。デスクトップ版では「フォルダー」タブの「削除済みアイテムの復元」から同様の操作が可能です。ただし、保持期間(通常14日~30日)を過ぎたメールは復元できないため、早めの対応が重要です。

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まとめ

Outlookで返信履歴が消えるトラブルは、原因がわかれば意外とすんなり解決できるものがほとんどです。まずは「ファイル」→「オプション」→「メール」の返信・転送設定を確認するところから始めてみてください。それだけで解決するケースが圧倒的に多いです。

もし設定に問題がないのに返信履歴が消え続ける場合は、Windows Updateの不具合やPSTファイルの破損、新しいOutlookの既知の問題など、もう少し踏み込んだ原因を疑ってみましょう。この記事で紹介した7つの原因と対処法を上から順にチェックしていけば、必ず解決の糸口が見つかるはずです。

メールは仕事においても日常生活においても、大切なコミュニケーションの記録です。返信履歴をしっかり守るために、定期的な設定確認とバックアップの習慣をぜひ今日から始めてみてください。

この記事を書いた人
この記事を書いた人

企業の情報システム部門で10年以上、PC・アカウント・社内ネットワーク・Microsoft 365/Google Workspace運用を担当。年間数百件の問い合わせ対応(PC不調、メール送受信、Excel/Word資料、Teams会議、スマホ連携など)を通じて、初心者がつまずくポイントを「再現→原因切り分け→最短解決」の手順に落とし込んできました

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