「さっき送られたチャット、まったく気づかなかった……」そんな経験はありませんか?Microsoft Teamsで通知バナーが表示されないトラブルは、実はかなり多くの人が抱えている深刻な悩みです。会議の開始に遅刻したり、上司からの緊急メッセージを数時間も放置してしまったり。通知バナーが出ないだけで、仕事の信頼関係にヒビが入ることすらあります。
とくに2025年以降、旧バージョン(クラシックTeams)から新しいTeamsへ強制移行が進んだことで、「今まで普通に出ていたバナーが急に出なくなった」という報告が世界中で急増しました。新しいTeamsでは通知の仕組み自体が変わっており、以前のWindows通知システムとの連携が切れてしまったケースも少なくありません。
この記事では、Teamsの通知バナーが出ない原因を根本から洗い出し、初心者でもすぐに実践できる解決策から、IT管理者レベルの高度な対処法までを網羅的に解説します。2026年2月時点の最新アップデート情報もふまえているので、今まさに困っている方はぜひ最後まで読んでみてください。
- Teamsの通知バナーが出ない原因はアプリ設定・OS設定・環境要因の3層構造で特定できる
- 新しいTeamsでは通知の仕組みが根本的に変わっており、旧Teamsの設定知識だけでは対処できない
- 2026年1月のアップデートで通知プレビュー機能やコンパクト通知サイズなどが追加され、解決の選択肢が広がった
- そもそもTeamsの通知バナーとは何か?
- Teamsの通知バナーが出ない原因を3つの層で切り分ける
- 今すぐ試せる7つの解決策を順番に実行しよう
- 新しいTeams特有の通知トラブルと対処法
- 2026年最新アップデートで変わった通知機能
- スマホでTeamsの通知バナーが出ないときの対処法
- Web版Teamsで通知バナーが出ないときの注意点
- IT管理者向け組織全体の通知トラブルを解決するポイント
- 情シス歴10年超のプロが教える「他サイトには載っていない」通知トラブルの深掘り診断術
- 誰も教えてくれないTeamsの通知にまつわる「仕様の落とし穴」
- Teamsの通知効率を劇的に上げる「知る人ぞ知る」便利設定
- 現場で本当に困る「通知にまつわるリアルなトラブル」と解決法
- IT管理者だけが使える「リモートログ収集」で通知トラブルを遠隔診断する方法
- 通知トラブルを「二度と起きない状態」にするための予防策
- 通知バナーが出ない問題に関連してよく聞かれる追加の疑問
- ぶっちゃけこうした方がいい!
- Teamsで通知バナーが出ないに関する疑問解決
- 今すぐパソコンやスマホの悩みを解決したい!どうしたらいい?
- まとめ
そもそもTeamsの通知バナーとは何か?
まず基本を押さえておきましょう。Teamsの「通知バナー」とは、チャットやメンション、会議の開始などがあったとき、デスクトップの画面隅にポップアップで表示される青い通知ウィンドウのことです。Windowsなら画面右下、Macなら画面右上に表示されるのが標準的な動作になります。
バナー通知の最大の利点は、Teamsを開いていなくても、別の作業をしていても、メッセージが届いたことにすぐ気づけるという点です。短い返信ならバナー内の入力ボックスからそのまま送ることもできるので、いちいちTeamsのウィンドウに切り替える手間も省けます。
Teamsの通知には大きく分けて3つの種類があります。ひとつ目がこのバナー通知で、もっとも目に入りやすく緊急性の高い通知方法です。ふたつ目がアクティビティフィードで、Teams画面左上のベルアイコンに蓄積される通知です。みっつ目がメール通知で、Teamsにサインインしていないときにメールで知らせてくれます。通知バナーが出ないということは、この3層構造のうちもっとも即時性の高い層が機能していないことを意味するので、早急に対処する必要があります。
Teamsの通知バナーが出ない原因を3つの層で切り分ける
通知バナーが出ないと聞くと、多くの人は「Teamsの設定を確認しよう」と考えます。もちろんそれは正しいのですが、実はTeamsの設定だけ見ても解決しないケースが非常に多いのです。通知バナーが正常に表示されるには、Teamsアプリの設定、OSの通知設定、環境要因という3つの層がすべて正しく動作している必要があります。
第1層Teamsアプリ内の通知設定
最初に確認すべきは、Teams自体の通知設定です。Teamsの画面右上にある
…
(設定とその他)をクリックし、
設定
→
通知とアクティビティ
を開きます。ここで「チャットとチャネル」セクションを確認し、チャットメッセージの通知が「アクティビティとバナーに表示」になっているかチェックしてください。もし「フィードのみに表示」や「オフ」になっていたら、バナーは表示されません。
意外と見落としがちなのが、チャネルごとの個別通知設定です。Teamsのチャネルはデフォルトで@メンション以外の新規投稿を通知しない設定になっています。特定のチャネルの投稿でバナーが出ないなら、そのチャネル名の横にある
…
(その他のオプション)から
チャネルの通知
を選び、「すべての新しい投稿」を「バナーとフィード」に変更しましょう。
第2層OSの通知設定
Teamsの設定が正しくても、OS側で通知がブロックされていればバナーは出ません。Windowsの場合は、
設定
→
システム
→
通知
を開き、「アプリやその他の送信者からの通知を取得する」がオンになっていることを確認します。さらにその下のアプリ一覧でMicrosoft Teamsを探し、通知が許可されているか確認してください。
ここで重要なポイントがあります。新しいTeamsに移行した際、Windowsが新しいTeamsを別のアプリとして認識している場合があるのです。つまり、旧TeamsのWindows通知設定はオンになっていても、新しいTeamsの通知許可が登録されていないケースがあります。アプリ一覧に「Microsoft Teams」が複数表示されていないか、あるいは新しいTeamsが一覧に存在するかを注意深く確認してください。
第3層環境要因(集中モード・ステータス・時刻同期)
設定が正しくてもバナーが出ない場合、環境要因が原因であることが多いです。代表的なものが集中モード(フォーカスアシスト)です。Windows 11では「応答不可」モード、Windows 10では「集中モード」と呼ばれる機能で、これが有効だとすべての通知がブロックされます。しかも厄介なことに、プレゼンテーション中やゲーム中に自動的にオンになる設定があるため、知らないうちに集中モードが有効化されていることがあります。
もうひとつ見落とされやすいのが、Teamsのプレゼンス(ステータス)です。自分のステータスが「応答不可(Do Not Disturb)」に設定されていると、通話はボイスメールに転送され、バナー通知も一切届かなくなります。ステータスは手動で変更した場合だけでなく、会議中に自動的に変わることもあるので注意が必要です。
さらにレアケースですが、実際に報告されている原因としてPCの時刻のズレがあります。パソコンの時刻がサーバーと5分以上ズレていると、Teamsの通知システムが正常に動作しなくなるケースが確認されています。とくに企業の管理外デバイスや、長期間シャットダウンしていなかったPCで発生しやすい問題です。Windowsの
設定
→
時刻と言語
→
日付と時刻
で「時刻を自動的に設定する」がオンになっているか確認しましょう。
今すぐ試せる7つの解決策を順番に実行しよう
ここからは、通知バナーが出ないときに試すべき解決策を、効果が高い順に紹介します。上から順番に試していくことで、ほとんどのケースで問題が解消されるはずです。
解決策1Teamsの通知設定を「バナーとフィード」に変更する
Teamsを開いて、画面右上の
…
から
設定
→
通知とアクティビティ
に進みます。「チャットとチャネル」のセクションで、チャットメッセージ・@メンション・いいねとリアクションの各項目が「アクティビティとバナーに表示」になっているか確認してください。新しいTeamsでは設定画面のレイアウトが旧バージョンとかなり異なっているため、「編集」ボタンの位置が見つからないという声も多いです。設定画面上部の検索ボックスに「通知」と入力すると、目的の設定にすばやくたどり着けます。
解決策2Windowsの通知設定でTeamsを許可する
Windowsの
設定
→
システム
→
通知
を開きます。まず全体の通知がオンになっていることを確認したら、下にスクロールしてアプリ一覧からMicrosoft Teamsを探します。Teamsの通知が「オン」になっていること、さらにクリックして詳細設定を開き、「通知バナーを表示」にチェックが入っているかを確認してください。
解決策3集中モード・応答不可モードをオフにする
Windows 11の場合、タスクバー右下の時計エリアをクリックしてクイック設定を開き、「応答不可」がオフになっているか確認します。さらに
設定
→
システム
→
通知
の画面で「応答不可を自動的にオンにする」の各ルール(プレゼンテーション中、ゲーム中など)をすべてオフにすることをおすすめします。Mac利用者の場合は「集中モード(フォーカス)」が有効になっていないかをシステム設定から確認してください。
解決策4Teamsのプレゼンスを確認しリセットする
Teams画面右上のプロフィール画像をクリックし、現在のステータスを確認します。「応答不可」になっていたら「連絡可能」に変更しましょう。もし手動で変更した覚えがないのにステータスが変わっている場合は、「状態のリセット」を選択すると自動判定に戻ります。会議後にステータスが戻らないバグも報告されているため、会議が終わったらステータスを必ず確認する習慣をつけると安心です。
解決策5Teamsのキャッシュをクリアして再起動する
設定に問題がないのにバナーが出ない場合、Teamsのキャッシュが破損している可能性があります。まずTeamsを完全に終了させます(タスクバーのTeamsアイコンを右クリックして「終了」)。次にWindowsの場合、
Win + R
キーでファイル名を指定して実行を開き、
%appdata%\Microsoft\Teams
と入力してフォルダを開きます。このフォルダ内のファイルをすべて削除してからTeamsを再起動してください。新しいTeamsの場合は、
%localappdata%\Packages\MSTeams_8wekyb3d8bbwe\LocalCache
のフォルダが対象になります。
解決策6PCの時刻同期を確認する
意外に思われるかもしれませんが、PCの時刻がサーバーとズレていると通知が正常に配信されないことがあります。
設定
→
時刻と言語
→
日付と時刻
を開き、「時刻を自動的に設定する」と「タイムゾーンを自動的に設定する」の両方をオンにしましょう。もし時刻がズレている場合は、いったんオフにしてから再度オンにすると即座に同期が実行されます。現場のITサポートでは、このたった1つの操作で通知トラブルが解消した事例が実際に報告されています。
解決策7Teamsを再インストールする
ここまでの対策をすべて試しても改善しない場合は、Teamsのアンインストールと再インストールが最後の手段です。アンインストール後は、先ほど紹介したキャッシュフォルダに加えて、
%localappdata%\Microsoft\Teams
のフォルダもすべて削除してから、最新バージョンをインストールし直してください。再インストール後はWindows側の通知設定で新しいTeamsが許可されているか、忘れずに確認しましょう。
新しいTeams特有の通知トラブルと対処法
2025年7月にクラシックTeamsのサポートが完全に終了し、すべてのユーザーが新しいTeams(通称Teams 2.0)に移行しました。この移行に伴い、通知バナーに関する新たなトラブルが数多く報告されています。
バナーがすぐ消えてしまい気づけない問題
新しいTeamsでは、バナー通知が約5秒で自動的に消えてしまいます。旧TeamsではWindows標準の通知システムを使用していたため、アクションセンターに通知が残り、あとから確認できました。しかし新しいTeamsは独自の通知システムを採用しているため、バナーが消えた後にWindowsのアクションセンターに履歴が残りません。これは世界中のユーザーから不満の声が上がっている問題で、Microsoftも改善を検討中とされています。
暫定的な対策としては、Teamsの
設定
→
通知とアクティビティ
で通知サウンドをオンにすることが有効です。バナーを見逃しても音で気づくことができます。2026年1月のアップデートでは通知音の種類を選べるようになり、チャットとメンションで異なる通知音を設定できるようになりました。
バナーの表示位置がおかしい問題
新しいTeamsに移行したあと、バナーの表示位置が画面の意図しない場所に出るという報告も多くあります。2025年2月のアップデートでバナー通知の表示位置を変更する機能が追加されました。
設定
→
通知とアクティビティ
内にある「画面上の位置」から、右下・左下・右上・左上の4か所から好きな位置を選べます。この設定が存在することを知らない人が多いので、ぜひ確認してみてください。
タグメンションでバナーが出ない問題
旧Teamsでは、チームのタグ(例@営業部)を使ったメンションでバナー通知が届いていましたが、新しいTeamsではタグメンションのバナーが表示されないという問題が複数報告されています。個別の@メンションでは通知が届くのに、タグメンションだけ届かないという症状です。この問題は、
設定
→
通知とアクティビティ
で@メンションの通知を「バナーとフィード」に設定しても解消しない場合があり、組織のIT管理者を通じてMicrosoftにサービスリクエストを出す必要があるケースもあります。
2026年最新アップデートで変わった通知機能
2026年に入ってからも、Teamsの通知機能はアップデートが続いています。最新の変更点を知っておくことで、トラブルの原因特定や快適な通知環境の構築に役立ちます。
メッセージプレビュー付き通知の拡充
2026年1月のアップデートで、チャネル投稿・メンション・リアクションの通知にもメッセージプレビューが表示されるようになりました。以前はチャットの通知にしかプレビューがつかなかったため、チャネルの通知はバナーが出ても内容がわからず、結局Teamsを開く必要がありました。この改善により、バナーを見ただけで通知の重要度を判断できるようになり、作業の中断を最小限に抑えられます。
コンパクト通知サイズの導入
Microsoftの公式リリースノートによると、通知バナーのサイズを変更できる機能が今後展開される予定です。コンパクトサイズを選べば、画面の占有面積が小さくなり、すっきりしたデザインで通知を受け取れます。通知が邪魔で非表示にしていた人にとっては、この機能で「バナーをオンのまま使い続ける」という選択肢が生まれるかもしれません。
セキュリティ強化による通知への影響
2026年1月12日にTeamsのメッセージングセキュリティがデフォルトで強化されました。危険なファイル形式のブロックや悪意のあるリンクの検出が自動的に有効化されています。この変更により、セキュリティ警告のバナーが新たに表示されるようになった一方で、一部の環境ではセキュリティポリシーの競合が原因で通常の通知バナーが正しく動作しないケースも報告されています。もし2026年1月以降に突然バナーが出なくなった場合は、組織のIT管理者にセキュリティポリシーの設定を確認してもらうことをおすすめします。
スマホでTeamsの通知バナーが出ないときの対処法
デスクトップだけでなく、スマホでも通知トラブルは起きます。スマホ特有の原因と対処法を押さえておきましょう。
モバイル通知の仕組みを理解する
Teamsのモバイル通知には重要な仕様があります。デスクトップでTeamsがアクティブな間は、スマホに通知が届かないのです。これはTeamsの仕様で、二重通知を防ぐための設計です。デスクトップで3分間操作がないと「非アクティブ」と判定され、その後はスマホに通知が届くようになります。つまり「スマホに通知が来ない」と思っていても、実はデスクトップ側が通知を受け取っているだけという場合があります。
スマホで常に通知を受け取りたい場合は、Teamsモバイルアプリの設定で通知の配信タイミングを「常に」に変更してください。デフォルトでは「デスクトップでアクティブでないとき」に設定されているので、これを変えるだけでスマホでも即座にバナーが届くようになります。
バッテリー節約機能による通知ブロック
Androidスマホでは、バッテリー最適化機能がTeamsのバックグラウンド動作を制限し、通知が遅延したりブロックされたりすることがあります。端末の
設定
→
アプリ
→
Teams
→
バッテリー
で、バッテリー最適化を「制限なし」に変更しましょう。iPhoneの場合は低電力モードが通知に影響することがあるので、重要な通知を受け取りたいときは低電力モードをオフにすることを検討してください。
おやすみモード・クワイエットタイムの設定
Teamsモバイルアプリには「通知のブロック(クワイエットタイム)」という機能があります。プロフィール画像→通知→通知のブロックから設定できます。特定の時間帯(たとえば夜8時から朝7時まで)や曜日を指定して通知を止められる便利な機能ですが、設定したことを忘れていると「通知が来ない」という原因になります。また、スマホ本体のおやすみモードとTeamsのクワイエットタイムの両方を確認することが大切です。
Web版Teamsで通知バナーが出ないときの注意点
ブラウザでTeamsを使っている場合、デスクトップアプリとは異なる注意点があります。Web版Teamsの通知バナーは、ブラウザの通知許可に依存しています。Teamsに初めてアクセスしたとき「通知を許可しますか?」というポップアップが表示されますが、ここで「ブロック」を選んでしまうと、以降バナーが一切出なくなります。
ブラウザの通知許可を後から変更するには、アドレスバーの左にある鍵アイコン(またはサイト情報アイコン)をクリックし、「通知」の設定を「許可」に変更してください。また、ブラウザによってはTeamsを表示しているタブがアクティブなときだけ通知が表示される仕様のものもあります。常に通知を受け取りたい場合は、デスクトップアプリの利用を検討しましょう。
IT管理者向け組織全体の通知トラブルを解決するポイント
個人の設定を見直しても解決しない場合、組織のポリシーが影響していることがあります。Teams管理センターのメッセージングポリシーで通知に関する設定が制御されているケースでは、ユーザー側では変更できません。
2026年1月のセキュリティアップデート以降、デフォルトテナントではメッセージングの安全機能が自動的に有効化されています。この影響で、セキュリティ警告のバナーが表示される一方、一部のカスタム通知設定と競合が起きる場合があります。管理者はTeams管理センターの
メッセージング
→
メッセージング設定
→
メッセージングの安全性
を確認し、組織のニーズに合った設定になっているか見直してください。
また、Teamsの管理者向け新機能としてリモートログ収集が利用可能になりました。ユーザーのデバイスから遠隔で診断ログを収集できるため、「通知が出ない」というユーザーからの問い合わせに対して、ユーザーに複雑な操作をお願いすることなく原因を調査できるようになっています。
情シス歴10年超のプロが教える「他サイトには載っていない」通知トラブルの深掘り診断術
ここまで紹介した基本的な解決策は、いわば「教科書どおり」の対処法です。しかし現場で10年以上ITサポートをやっていると、教科書どおりに直らないケースのほうが圧倒的に多いのが現実です。ここからは、一般的な解説記事ではまず触れられない「本当に現場で効いた」診断テクニックと、情シス目線だからこそ気づける盲点を共有します。
Windowsの「資格情報マネージャー」が通知トラブルの黒幕だった話
これは正直、他のどの記事にもほとんど書かれていないポイントです。Teamsの通知が出ないとき、みんなTeamsの設定やWindowsの通知設定ばかり見ますよね。でも実は、Windowsの資格情報マネージャーに保存された古い認証トークンが原因で通知が止まっているケースが、現場では驚くほど多いのです。
特に新しいTeamsに移行したあと、旧Teamsの認証情報がWindows内に残り続けていると、Teamsはサインイン状態に見えても裏側では認証が不完全な「半ログイン状態」になることがあります。この状態だと、チャットは見えるし操作もできるのに、リアルタイム通知だけが届かないという不思議な症状が起きます。
対処法はこうです。まず
コントロールパネル
→
ユーザーアカウント
→
資格情報マネージャー
を開きます。「Windows資格情報」と「汎用資格情報」の両方のタブを確認し、Microsoft Teams、MicrosoftOffice、ADAL、OneDriveなどに関連するエントリをすべて削除してください。そのあとPCを再起動し、Teamsに改めてサインインし直します。これだけで通知が復活するケースを、私は過去3年間で少なくとも20件以上経験しています。
「WAMトークンキャッシュ」の破損を疑え
もうひとつ、上級者向けの話をします。新しいTeamsはWAM(Web Account Manager)というWindows標準の認証仲介システムを使っています。従来はTeamsが独自に認証処理をしていたのですが、新しいTeamsではWindowsのWAMに認証を任せる設計に変わりました。このWAMのトークンキャッシュが壊れると、Teamsの表面上は正常に見えるのに、バックエンドの通知配信チャネルとの接続が断絶するという現象が発生します。
WAMキャッシュの破損が疑われる場合は、以下のフォルダの内容を削除してみてください。
- Teamsを含むすべてのOfficeアプリを完全に終了する。
- エクスプローラーのアドレスバーに
%localappdata%\Packages\Microsoft.AAD.BrokerPlugin_cw5n1h2txyewyと入力し、フォルダ内のファイルをすべて削除する。
- 続けて
%localappdata%\Microsoft\TokenBrokerフォルダの内容も削除する。
- PCを再起動し、Teamsを起動してサインインし直す。
この操作をすると、すべてのMicrosoft 365アプリからいったんサインアウトされるので注意してください。OutlookやWordなどでも再認証が必要になりますが、通知が完全に止まっている状況なら試す価値は十分あります。実際、ハイブリッドAD環境やEntra ID移行後の企業で、この方法が最後の切り札として効くことが非常に多いです。
誰も教えてくれないTeamsの通知にまつわる「仕様の落とし穴」
複数デバイスログイン時の通知は「早い者勝ち」ではない
PCとスマホの両方でTeamsにサインインしている人は多いと思います。このとき通知がどのデバイスに届くのか、正確に理解している人は意外と少ないです。Teamsの通知配信ルールは「デスクトップがアクティブならデスクトップに優先配信し、3分間非アクティブになったらモバイルに切り替わる」というものです。
ここで問題になるのが「アクティブ」の定義です。Teamsは、マウスの操作やキーボード入力があるかどうかでアクティブ判定をしています。つまり、PCの前に座ってモニターを見ていても、3分間マウスもキーボードも触らなければ「非アクティブ」扱いになり、通知はスマホに飛ぶのです。逆に、席を離れているのにマウスジグラー(マウスを自動で動かすツール)を使っていると、ずっとデスクトップがアクティブ判定のままになり、スマホには永遠に通知が届きません。
情シスへの問い合わせで「スマホに通知が来たり来なかったりする」という相談はトップ5に入る頻度ですが、原因のほとんどがこの仕様に由来しています。両方のデバイスで確実に通知を受け取りたい場合は、前の記事で触れたとおり、モバイルアプリの通知配信設定を「常に」に変更してください。
チャネル通知のデフォルトが「オフ」という罠
これは本当によくあるトラブルで、何度説明しても足りないくらいです。Teamsのチャネルに投稿されたメッセージの通知は、デフォルトで@メンション以外はバナーが出ない設定になっています。つまり、誰かがチャネルに新しく投稿しても、あなた宛の@メンションが付いていなければ、バナー通知は一切来ません。
「チャネルに投稿したのに誰も反応しない」「チャネルの投稿を全然見てもらえない」という相談を受けたとき、私がまず確認するのはこの設定です。投稿者側ではなく、受信者全員のチャネル通知設定がオフになっている可能性が高いのです。組織全体でこれを一括変更するグループポリシーはTeams管理センターには用意されていないため、ユーザー一人ひとりに設定変更をお願いするか、重要な連絡には必ず@メンションを付けるルールを組織で統一するしかないのが現状です。
「応答不可」のまま放置される問題と自動リセットの裏技
会議が終わったのにステータスが「応答不可」のまま戻らない。これ、びっくりするほどよくある現象です。本人は気づいていないのに、半日以上「応答不可」のまま過ごしている人を、情シスとして何百人と見てきました。応答不可の間は通知バナーが完全に止まるので、本人は「なんか今日通知少ないな」くらいの感覚で過ごし、夕方になって大量の未読に気づくというパターンです。
これを防ぐコツは、ステータスを手動で「応答不可」に変更するときに、必ず「期間」を設定することです。プロフィール画像→ステータス変更の画面で「期間」をクリックすると、30分・1時間・2時間・今日の終業時間・カスタムから選べます。期間を設定しておけば、指定時間が過ぎると自動的にステータスが通常に戻り、通知も復活します。会議のたびに応答不可にする習慣がある人は、この「期間の自動リセット」を徹底してください。
Teamsの通知効率を劇的に上げる「知る人ぞ知る」便利設定
自分宛のチャットをピン留めして通知の見逃しをゼロにする
Teamsには「自分専用のチャット」という機能があるのをご存じですか?チャット一覧の上部に「自分の名前(あなた)」というチャットが表示されており、ここに自分だけが見えるメモを残せます。これ自体は通知とは直接関係ありませんが、重要な通知を受け取ったらすぐにこの自分用チャットにメモを転送しておくと、あとで「あの通知どこいったっけ?」と探し回る必要がなくなります。
さらに便利なのがメッセージの保存機能です。重要なメッセージの右上にある
…
をクリックして「このメッセージを保存する」を選ぶと、あとからプロフィール→「保存済み」で一覧確認できます。バナー通知を見たけど今は対応できない、でも忘れたくないという場面で威力を発揮します。
検索ショートカットで埋もれた通知を一瞬で掘り起こす
通知を見逃した、あるいはバナーが出ずに気づかなかったメッセージを探すとき、
Ctrl + E
で検索ボックスに移動できます。ここで知っておくと便利なのが、日付指定検索です。検索ボックスに
Sent:2026/02/20
のように入力すると、その日に送信されたメッセージだけを絞り込めます。また、ワイルドカード検索として単語の末尾に
(アスタリスク)をつけると、その単語を含むすべてのメッセージを検索できます。たとえば「予算*」と検索すれば、「予算案」「予算報告」「予算会議」などをまとめてヒットさせられます。
「書式モード」で通知にまつわる誤送信を防ぐ
これは通知トラブルとは少し違う話ですが、Teamsで日常的に起きる「困った」に直結する知識です。Teamsのチャットでは
Enter
キーを押すとメッセージが即送信されます。うっかり途中で送ってしまい、相手に不完全なメッセージの通知が飛ぶ……という経験は誰しもあるはずです。
これを防ぐには、
Ctrl + Shift + X
で書式モードに切り替えます。書式モードでは
Enter
キーが改行になり、送信は
Ctrl + Enter
で行う仕様に変わります。入力中の誤送信がなくなるだけでなく、太字や箇条書きなどのリッチテキストも使えるようになるので、長文のメッセージを書くときにも重宝します。
会議中の画面共有でバナーが丸見えにならない設定
これは全Teamsユーザーに知ってほしい設定です。画面共有中にプライベートなチャットのバナーが表示されて冷や汗をかいた経験、一度はあるのではないでしょうか。
対策は2つあります。ひとつ目は、
設定
→
通知とアクティビティ
で「通話と会議中に通知をミュートする」をオンにすることです。これで会議中はバナーが表示されなくなります。ただし、この設定をオンにすると会議チャットの通知も来なくなるため、会議中にチャットでやり取りが活発な場合は不便になることもあります。
ふたつ目のより柔軟な方法は、「デスクトップ全体」ではなく「特定のウィンドウ」を共有することです。画面共有の開始時に「ウィンドウ」タブを選んで共有したいウィンドウだけを選択すれば、バナー通知は共有画面には映りません。デスクトップ全体の共有が必要な場面は実際にはそれほど多くないので、基本的にはウィンドウ単位の共有を習慣にすると安全です。
現場で本当に困る「通知にまつわるリアルなトラブル」と解決法
VPN接続中だけ通知が来なくなる問題
在宅勤務でVPNを使っている方から、「VPN接続中だけTeamsの通知が来ない」という相談をよく受けます。これはVPNのスプリットトンネリング設定が原因であることがほとんどです。VPNがTeamsの通知サーバーへの通信をVPNトンネル経由にルーティングし、そこで遅延やブロックが発生しているのです。
この場合、ユーザー側でできることは限られますが、IT管理者に「Teams関連のトラフィック(Microsoft 365のOptimize/Allowカテゴリのエンドポイント)をVPNスプリットトンネルの対象外にする」ことを依頼してください。Microsoft自身もTeamsのトラフィックはVPNトンネルを通さず、直接インターネット経由で通信させることを推奨しています。個人で対処できる暫定策としては、VPN接続中に通知の遅延を感じたら、TeamsのWeb版(ブラウザ版)を並行して開いておくという方法があります。
セキュリティソフトがTeamsの通知をブロックしている問題
これも現場で頻繁に遭遇するパターンです。Windowsの通知設定もTeamsの設定も問題ないのに、なぜかバナーが出ない。よくよく調べてみると、サードパーティのセキュリティソフトやファイアウォールがTeamsの通知をブロックしていた、ということが結構あります。
とくに多いのが、セキュリティソフトの「ゲームモード」や「サイレントモード」が有効になっているケースです。ウイルスバスター、Norton、ESET、McAfeeなど、多くのセキュリティソフトにはフルスクリーンアプリを検知して自動的に通知を抑制する機能があります。Teams自体はフルスクリーンではなくても、PowerPointのスライドショーなど他のアプリがフルスクリーンになった瞬間にセキュリティソフトのサイレントモードがトリガーされ、そのままTeamsの通知もブロックされ続けるという連鎖が起きることがあるのです。
対処法としては、セキュリティソフトの設定画面を開き、「ゲームモード」「サイレントモード」「プレゼンテーションモード」などの名称で提供されている機能を探してオフにするか、Teamsを例外アプリとして登録してください。
Windowsの「通知データベース」が壊れたときの復旧法
これはかなりレアケースですが、知っておくと最後の手段として使えます。Windowsの通知システムにはWpnUserService(Windows Push Notification User Service)というサービスが関わっています。このサービスが管理する通知データベースファイルが破損すると、特定のアプリだけ通知がまったく出なくなるという症状が発生することがあります。
復旧手順は以下のとおりです。まずTeamsを含むすべてのアプリを閉じてから、PowerShellを管理者権限で開き、
Get-Service -Name WpnUserService* | Stop-Service
でサービスを停止します。次にエクスプローラーで
%localappdata%\Microsoft\Windows\Notifications
フォルダを開き、中のファイルをすべて削除します。その後PowerShellで
Get-Service -Name WpnUserService* | Start-Service
でサービスを再起動し、PCを再起動してください。これでWindowsの通知データベースが再構築され、通知が復活する可能性があります。
なお、この操作を行うとWindows側に保存されていた通知履歴がすべて消えるので、他のアプリの通知も一時的にリセットされます。重要な通知が残っていないか、事前に確認してから実行してください。
IT管理者だけが使える「リモートログ収集」で通知トラブルを遠隔診断する方法
組織のIT管理者の方に向けて、2025年後半から一般提供が開始されたリモートログ収集機能について解説します。これまでTeamsのトラブルシューティングでは、ユーザーに
Ctrl + Alt + Shift + 1
で診断ログを手動生成してもらい、そのファイルを共有してもらう必要がありました。しかし「通知が来ないんです」と相談してくるユーザーの大半は、ログ収集の操作方法を説明しても正しく実行できません。何度もやり取りを繰り返した挙句、結局リモートデスクトップで接続して自分で取得する……という非効率な作業が日常的に発生していました。
新しいリモートログ収集機能では、Teams管理センターの
ユーザー
→
ユーザーの管理
から対象ユーザーを選択し、「クライアントの正常性」タブからデバイスを選んで「クライアントログの要求」をクリックするだけです。ユーザーへの通知や許可は不要で、バックグラウンドでログが収集されます。収集されたログは30日間保存され、管理者がダウンロードして分析できます。
通知トラブルの原因調査では、このログの中からTeamsの通知配信に関連するエントリを確認できます。接続のタイムアウト、認証エラー、WebSocketの切断などが記録されているので、「設定は合っているのに通知が来ない」という原因不明のケースでもバックエンドで何が起きているかを突き止められます。ただし、OSのイベントログやProcess Monitorのトレースは収集対象外なので、OS側の問題が疑われる場合は従来どおり手動での調査も併用する必要があります。
通知トラブルを「二度と起きない状態」にするための予防策
Windows Updateの直後は通知設定を必ず再確認する
実は、Windowsの大型アップデート後に通知設定がリセットされるという現象が報告されています。とくにWindows 11の機能更新プログラム適用後に、Teamsの通知許可が無効化されたり、集中モードの自動ルールがデフォルトに戻ったりするケースがあります。Windows Updateが適用されたあとは、面倒でも一度
設定
→
システム
→
通知
を開いて、Teamsの通知設定が以前のままかどうかを確認する習慣をつけてください。
「職場または学校アカウント」の接続状態を定期的に確認する
Windowsの
設定
→
アカウント
→
職場または学校にアクセス
で、自分の組織アカウントが正しく接続されているか確認してください。ここで接続が切れていたり、古いアカウントが残っていたりすると、Teamsの認証や通知に予期しない影響を与えることがあります。特に転職や部署異動で組織が変わった場合、旧組織のアカウント情報が残っていると新しいTeams環境の通知に干渉するケースがあります。不要なアカウントは「切断」で削除しておきましょう。
Teamsの診断ログを自分で読んでみる
上級者向けのテクニックとして、Teamsの診断ログを自分で確認する方法を覚えておくと、トラブルの原因を自力で特定できるようになります。Teamsの画面でタスクバーのTeamsアイコンを右クリックして「ログの取得」を選ぶと、
logs.txt
ファイルが開きます。また、
Ctrl + Alt + Shift + 1
のショートカットで、より詳細な診断ログがダウンロードフォルダに生成されます。
ログの中身は開発者向けの情報なので読みにくいですが、たとえば「notification」で検索すると、通知の配信・受信に関するエントリが見つかります。「failed」や「error」「timeout」といったキーワードで絞り込むと、通知が失敗している具体的な箇所とエラー内容を把握できることがあります。IT管理者に相談する際にも、「ログにこういうエラーが出ています」と伝えられると、解決までの時間が大幅に短縮されます。
通知バナーが出ない問題に関連してよく聞かれる追加の疑問
Teamsで緊急メッセージを送ったのに相手に通知が届かないのはなぜですか?
Teamsには「緊急」マーク付きメッセージを送る機能があります。メッセージ入力欄の下にある
!
(優先度設定)アイコンをクリックし、「緊急」を選んで送信すると、相手のデバイスに2分間隔で最大20分間、繰り返し通知が送信されます。ただし、相手が「応答不可」ステータスの場合や、組織のポリシーで緊急メッセージが制限されている場合は届きません。また、この機能は個人チャットでのみ利用可能で、チャネルの投稿では使えません。相手が本当に緊急メッセージに気づいていないなら、電話やスマホへの直接連絡も並行して行うのが現実的です。
Teamsの通知音だけが鳴らない場合はどうすればいいですか?
バナーは出るのに音が鳴らないという場合は、まずTeamsの
設定
→
通知とアクティビティ
→
サウンド
で「通知音を再生する」がオンになっているか確認してください。次に、Macの場合はOS側の確認も重要です。システム設定のサウンドで「警告音の音量」がゼロになっていないか、出力デバイスが正しく選択されているかを確認します。複数のスピーカーやヘッドセットを使っている場合、Teams側の音声出力デバイスとOS側の通知音出力デバイスが異なっているケースもあります。Windowsの場合は、タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックして「音量ミキサー」を開き、Teamsの音量が個別にミュートされていないかもチェックしてください。
グループチャットの通知が多すぎてオフにしたら大事な連絡まで見逃してしまいます。どうすればいいですか?
これは通知管理でもっとも悩ましい問題のひとつです。おすすめの対処法は、チャットごとに通知設定を個別にカスタマイズすることです。グループチャット名の横にある
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から「チャットの通知をカスタマイズ」を選ぶと、そのチャットの通知だけを「バナーとフィード」「フィードのみ」「オフ」から選べます。つまり、重要なグループチャットだけバナー通知をオンにし、雑談系のグループはフィードのみにする、という使い分けが可能です。
さらに実践的なテクニックとして、重要なチャットはピン留めしておくことをおすすめします。チャット名の上で右クリックして「ピン留め」を選ぶと、チャット一覧の最上部に固定表示されます。通知の有無に関わらず、常に目に入る位置にあるので見逃しを防げます。
テナントのグループポリシーでTeamsの通知設定が変更できない場合はどうしたらいいですか?
会社のIT部門がTeamsの通知設定をポリシーで制御しているケースでは、ユーザーが設定画面でいくら変更しても反映されないことがあります。設定画面に「一部の設定は組織によって管理されています」という表示が出ていたら、これに該当します。この場合はユーザー側で直接できることはないため、IT管理者に「バナー通知を有効にしてほしい」と具体的に伝えてください。管理者はTeams管理センターのメッセージングポリシーから通知に関連する設定を変更できます。
ぶっちゃけこうした方がいい!
ここまで読んでくれた方に、情シス10年超の経験をふまえて本音を言います。Teamsの通知バナーが出ないときに「あれもこれも確認して……」と片っ端から設定を見直すのは、正直いって効率が悪いです。現場で何百件とトラブル対応してきた結論として、もっとも効率的なのは「サインアウト→キャッシュ全削除→再サインイン」を最初にやってしまうことです。
多くの解説記事では「まず設定を確認しましょう」から始まりますが、設定が原因で通知が止まっているケースは体感で全体の3割程度です。残りの7割は、キャッシュの破損、認証トークンの期限切れ、WAMの不整合、Windowsアップデートによるリセットなど、設定画面を見ただけではわからない問題が原因です。そしてこれらの問題は、サインアウト→キャッシュクリア→再サインインという一連の操作でまとめて解決できることが多いのです。
具体的にはこの手順です。Teamsからサインアウトする。Teamsを完全に終了する。
%localappdata%\Packages\MSTeams_8wekyb3d8bbwe\LocalCache
を開いて中身を削除する。ついでに
コントロールパネル
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資格情報マネージャー
でTeams関連のエントリも消す。PCを再起動して、Teamsにサインインし直す。たったこれだけです。所要時間は5分程度。設定を1つずつ確認して回るよりもはるかに速いし、根本的な原因まで潰せます。
もちろん、何が原因だったのかを知りたい気持ちはわかります。でもぶっちゃけ、通知が出ない状態を1秒でも早く解消して仕事に戻ることのほうが、原因特定よりもずっと大事ですよね。まず「全クリア→再サインイン」で復旧させてから、再発防止のために設定を確認する。この順番のほうが、仕事への影響を最小限に抑えられます。
そしてもうひとつ。通知トラブルは「起きてから対処する」のではなく、「起きにくい環境を先に作っておく」ことが何より重要です。具体的には、Windowsの集中モードの自動ルールを全部オフにする、セキュリティソフトのサイレントモードをオフにする、PCの時刻同期をオンにする、ステータス変更時は必ず期間を設定する。この4つを事前にやっておくだけで、通知トラブルの発生確率は体感で半分以下に減ります。トラブルが起きてからあたふたするより、5分で終わる予防策を先にやっておくほうが、100倍楽です。本当に。
Teamsで通知バナーが出ないに関する疑問解決
通知バナーの表示時間を長くすることはできますか?
新しいTeamsではバナーの表示時間をTeams側から直接変更することはできません。旧TeamsではWindows標準の通知を利用していたため、
設定
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アクセシビリティ
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視覚効果
の「通知を表示する長さ」で最大5分まで延長できました。しかし新しいTeamsは独自の通知システムを使っているため、このWindows設定が反映されません。現時点での回避策は、通知音をオンにしておくことと、アクティビティフィードをこまめに確認する習慣をつけることです。Microsoftは将来的にWindows経由での通知配信を検討中とコメントしていますが、具体的な時期は明らかにされていません。
別のPCでは通知が来るのに、自分のPCだけ来ないのはなぜですか?
同じアカウントで別のPCでは通知が正常に届く場合、問題はアカウントではなくPC環境にあると判断できます。まずWindowsの通知設定と集中モードの自動ルールを確認してください。次にTeamsのキャッシュクリアを試し、それでも直らない場合はWindowsの別のユーザーアカウントでTeamsにサインインしてテストします。別ユーザーで正常に動作する場合は、Windowsのユーザープロファイルが破損している可能性があり、プロファイルの再作成が必要になることがあります。
チャットの通知は来るのにチャネルの通知バナーだけ出ないのはなぜですか?
これはTeamsの仕様による動作です。チャネルの通知はデフォルトでバナーが無効になっており、@メンションされた場合のみ通知が届きます。チャネルのすべての新規投稿でバナー通知を受け取りたい場合は、チャネル名の横の
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チャネルの通知
から、「すべての新しい投稿」を「バナーとフィード」に変更する必要があります。この設定はチャネルごとに個別に行う必要がある点に注意してください。
会議中にバナー通知を一時的に止めるにはどうすればいいですか?
画面共有中にプライベートなチャットの内容がバナーで表示されてしまうのは、多くの人が経験するヒヤリハットです。もっとも簡単な対処法は、会議開始前にプロフィール画像からステータスを「応答不可」に変更することです。応答不可の間はすべてのバナー通知が停止します。ステータスのリセット期間を会議終了時間に合わせて設定しておけば、会議が終わったら自動的に通常の通知に戻ります。もうひとつの方法として、
設定
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通知とアクティビティ
で「通話と会議中に通知をミュートする」をオンにする手もありますが、この場合は会議関連の通知(会議チャットなど)も止まることに注意が必要です。
Teamsの通知がメールでは届くのにバナーが出ないのはなぜですか?
メール通知はTeamsにサインインしていない場合に送信される仕組みです。バナーが出ない一方でメール通知が届くということは、Teamsがあなたのセッションを「非アクティブ」と認識している可能性があります。Teamsアプリが正常に動作しているか、タスクマネージャーでTeamsのプロセスが実行中かを確認してください。バックグラウンドでTeamsが停止していたり、ネットワーク接続が不安定でTeamsがオフラインになっていたりする場合、メール通知だけが届くという状況が発生します。
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まとめ
Teamsで通知バナーが出ない問題は、一見シンプルなようで、実はTeamsの設定・OSの設定・環境要因という3つの層が複雑に絡み合っています。とくに新しいTeamsへの移行後は、通知の仕組みが根本的に変わったことで、旧バージョンの知識だけでは対処できないケースが増えました。
まずはTeamsアプリ内の通知設定を確認し、次にWindowsやMacの通知許可を見直し、最後に集中モードやステータスなどの環境要因をチェックする。この順序で確認すれば、ほとんどのケースで原因を特定し解決できます。キャッシュクリアや時刻同期の確認といった少し踏み込んだ対策も、手順さえ知っていれば誰でも実行できるものばかりです。
2026年に入ってからもTeamsの通知機能はアップデートが続いており、メッセージプレビューの拡充やコンパクト通知サイズの導入など、使いやすさが着実に向上しています。今回紹介した解決策を試してもどうしても改善しない場合は、組織のIT管理者に相談するか、Microsoft 365管理センターからサービスリクエストを出して専門チームのサポートを受けることも検討してみてください。通知バナーが正しく動作するだけで、日々のコミュニケーション効率は劇的に変わります。ぜひこの記事を参考に、快適なTeams環境を取り戻してくださいね。






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