こんにちは！今日は、Excelでデータの重複を簡単に取り除く方法をご紹介します。特に、Microsoft 365やExcel 2021以降をお使いの方に便利な「UNIQUE関数」と「スピル機能」を使った方法です。これらを活用すれば、手作業での削除作業から解放され、効率的にデータ整理ができますよ。
目次
Excelのイメージ
UNIQUE関数とは？
UNIQUE関数の基本
UNIQUE関数は、指定した範囲から重複を除いた一意の値を抽出する関数です。例えば、以下のようなデータがあるとします。
| 商品名 |
|---|
| リンゴ |
| バナナ |
| リンゴ |
| オレンジ |
このデータから重複を除いたリストを作成するには、次のように入力します。
=UNIQUE()
これにより、以下のような結果が得られます。
| 商品名 |
|---|
| リンゴ |
| バナナ |
| オレンジ |
UNIQUE関数の引数
UNIQUE関数には3つの引数があります。
- 配列: 重複を除きたいデータの範囲を指定します。
- 列の比較: TRUEにすると列単位で重複を除き、FALSEにすると行単位で重複を除きます。
- 回数指定: TRUEにすると1回だけ出現する値を抽出し、FALSEにするとすべての一意の値を抽出します。
例えば、以下のようなデータがあるとします。
| 商品名 | 価格 |
|---|---|
| リンゴ | 100 |
| バナナ | 150 |
| リンゴ | 100 |
| オレンジ | 200 |
このデータから、価格が150以上の商品のみを抽出するには、次のように入力します。
=UNIQUE(FILTER(B6, B2:B6>=150))
これにより、以下のような結果が得られます。
| 商品名 | 価格 |
|---|---|
| バナナ | 150 |
| オレンジ | 200 |
スピル機能とは？
スピル機能とは、1つのセルに入力した数式の結果が自動的に隣接するセルに展開される機能です。例えば、上記のUNIQUE関数の例では、1つのセルに数式を入力するだけで、結果が複数のセルに自動的に表示されます。
よくある質問や疑問
Q1: UNIQUE関数はどのバージョンのExcelで使用できますか？
UNIQUE関数は、Microsoft 365やExcel 2021以降のバージョンで使用できます。それ以前のバージョンでは使用できません。
Q2: UNIQUE関数で抽出したデータを並べ替えることはできますか？
はい、できます。UNIQUE関数とSORT関数を組み合わせることで、抽出したデータを昇順や降順に並べ替えることができます。
=SORT(UNIQUE())
Q3: UNIQUE関数で複数の列を対象にする場合、どのように指定しますか？
複数の列を対象にする場合、UNIQUE関数の引数に複数の列を指定します。例えば、以下のように入力します。
=UNIQUE(B6)
これにより、A列とB列の組み合わせで重複を除いた一意の値を抽出することができます。
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まとめ
UNIQUE関数とスピル機能を活用することで、Excelでのデータ整理が格段に効率化されます。手作業での重複削除から解放され、よりスムーズに作業を進めることができます。ぜひ、これらの機能を活用して、日々の業務やデータ分析に役立ててください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。
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