何かと忙しい現代人の私たちにとって、時間を有効活用することは、常に求められています。
時間を有効活用するために、外出先で取引先や仕事先と連絡したり、家事で洗い物をしている時にちょっと電話しておきたいなんてことは、ちょくちょくありますよね?
しかし、会話と関係ない後ろの雑音がうるさかったりすると、自分の声が相手にうまく伝わらなくて、スムーズに電話できません!
実はiPhoneには、後ろの雑音を消して、相手にあなたの声を聞き取りやすくする機能が備わっています。
今回は、iPhoneのマイク機能でまわりの雑音を消して、電話をしやすくできる設定についてお話したいと思います。
iPhoneの「声を分離」機能が向いている人や場面
- 外出先で「Facetime」「LINE」「ZOOM」を使って電話をする機会が多い人。
- 相手が通話中によく聞こえにくそうにしている時。
- 相手の声が聞こえにくいので聞き取りやすくする時。
- ゲームをしながらみんなと通話したい人。
- 家事をしながら電話したり、お風呂上がりのドライヤー中など「ながら電話」したい人。
また、そもそも通話中に相手の声が聞こえない場合や相手が聞こえにくそうにしている場合は別の原因があるかもしれませんので、下記の記事をご覧いただき問題を解決してみて下さい。

iPhoneの「声を分離」はどんな機能なの?

iPhoneの「声を分離」はどんな機能なの?
結論、iPhoneのマイク機能「声を分離」とは、自分側の周囲の雑音を消して通話をしやすくすることができる機能です。
工事の音や車の音やハウリングのような機械音なども、まとめて小さくして電話をしている本人の声を、相手にハッキリと聞こえるようにしてくれます。
iPhoneには、通話をスムーズにするために、周りの雑音を消して人の声をはっきりと聞こえるようになるマイク機能「声を分離」があります。
2021年9月21日リリースした「iOS 15」からできる機能になっており、iPhone限定の機能で、Androidにはありません。
声を分離ができるiPhoneの対応機種は以下の機種になります。
対応機種 |
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iPhone SE(第2世代以降) |
iPhone XR |
iPhone XS |
iPhone XS Max |
iPhone 11 |
iPhone 11 Pro |
iPhone 11 Pro Max |
iPhone 12 mini |
iPhone 12 |
iPhone 12 Pro |
iPhone 12 Pro Max |
iPhone 13 mini |
iPhone 13 |
iPhone 13 Pro |
iPhone 13 Pro Max |
iPhone 14 |
iPhone 14 Plus |
iPhone 14 Pro |
iPhone 14 Pro Max |
iPhone SE(第3世代)やiPhone 13シリーズ、iPhone14シリーズもしっかり対応しています。
もちろん、イヤホンを使用しての通話でも、マイクモードの「声を分離」機能を利用することができます。iPhoneを持たずに声を分離して通話できるので、便利ですね。
「声を分離」機能とは、通話中にマイクモードをに設定することで、自分の声をハッキリと相手に聞こえるようにするノイズキャンセリング機能です。
しかし、残念なことに通常の電話アプリでは使うことができません。(2022年11月27日現在)
他にも、電話回線をつかった通話アプリでは利用できないので、すべての通話で利用できるわけではありません。
2023年4月15日現在では、最新のiOS 16.4.1では通常の通話でも利用できるようにアップデートされました。
通常の電話でも、Bluetooth接続をしている車のマイクでも、マイクモードの「声を分離」機能をしようできるようになりました。
個人的には、車で使用するにはまだ機能が足りていないと感じました。理由としては、車のマイクの位置によっては、周囲の音の方が運転手の声よりも優先されてしまい、人の声が小さくなってしまう場合があります。
もちろん、通常の電話だけではなく、Facetimeのような電話回線ではないインターネット回線を利用して通話する仕組みのアプリでは利用できます。
Appleの公式では、Facetime通話では使用できることが明言されています。
FaceTime通話で自分の声がはっきりと聞こえるようにし、それ以外の音は除去したい場合は、「声を分離」モード(サポートされているモデルで利用可能)をオンにできます。「声を分離」モードでは、FaceTime通話で自分の声が優先され、周囲の騒音は遮断されます。
引用元:Apple公式ホームページ「iPhoneでFaceTimeオーディオの設定を変更する」
Facetime通話以外にも、電話回線を使用しない通話ができるコミュニケーションアプリで利用することができます。
「LINE」「ZOOM」「Discord」「Skype」などのFacetime以外のアプリでもビデオ通話やスピーカーであれば使用することができます。
iPhoneの機械学習を使って「声」と「周囲の雑音」を区別してノイズキャンセリングを行っているので、「声を分離」機能を使うと、工事の音やトラックの音やBGMの音など、会話に必要のない雑音を消してくれます。
しかし、周囲で大きな人の声や駅のアナウンスなどがすると、小声の声として通話中に混じって多少聞こえてしまうなんてことがあります。
なので、100%周りの音を消してくれるわけではありませんので、過信は禁物です。
それでも、だいぶ声が聞こえやすくなるので、使うと感動します。
iPhoneで声を分離する設定方法
Facetimeなどで通話中に特定の操作をすることで、周りの雑音などの音声を抑える「声を分離」機能を使うことができます。

iPhoneで声を分離する設定方法1-3
- 通話中に右上から下へスクロールしてコントロールセンターを開く。
- マイクモードを押す。
- 声を分離を選択して押す。
LINEだと声を分離を選択できない時の対処方法

LINEで声を分離とワイドスペクトルは現在使用できませんと表示された時の対処法
結論、声を分離とワイドスペクトルは現在使用できませんと表示される場合は、一度スピーカーに切り替えれば、選択はできるようになります。
しかし、現状音声通話だけでは、iPhoneの「声を分離」を使えません。
つまり、LINEなどで通常の電話をするときには使用できません。スピーカーでの通話かビデオ通話でなければ使用できないようになっています。
iPhoneやAndroidなど機種を変えてテストしましたが、現状では「音声通話」の時は使用できませんでした。
今後のiOSのアップデートやLINEアプリのアップデートなどで使えるようになるかもしれませんが、現状ではLINEの音声通話だけでは「声を分離」のマイク設定はできませんのでご注意ください。
スピーカーやビデオ通話では、使うことができるので、何かをしながら電話をするときには使えます。
もし、あなたがイマiPhoneの「声を分離」ができなくて困っているのであれば、別の記事で詳しく解決する方法を解説していますので、そちらをご覧ください。


まとめ
iPhoneの「声を分離」機能は、相手とビデオ通話やスピーカーで電話する時に、あなたの周囲の雑音を消して通話がしやすくなる機能です。
スピーカーや音声通話に設定することで、何かをしながら通話する時には、大変便利です。
以前は、普通の音声通話では使用することができませんでしたが、iOS 16.4.1では通常の音声通話でも使用できるようになりました。
これで、さらに利便性が高くなりましたね。
周囲の雑音のせいで、相手とうまく会話ができない時に使うと、相手とスムーズに会話できるので、自分も含めて相手もストレスなく通話することができるようになりますので、外出先や家事などをしながら電話する機会が多い方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
本記事の簡単まとめ
- iPhoneには周りの雑音を抑える「声を分離」というマイクモードがある。
- 「声を分離」機能は、音声通話では使うことができなかったが、iOS 16.4.1では音声通話でも使用できるようになった。
- 「Facetime」だけではなく「LINE」「ZOOM」「Discord」「Skype」などのアプリでもビデオ通話やスピーカーであれば使用することができる。
- iPhoneが「声」と「周囲の音」を分けて判別してくれるのであなたの声を相手が聞きやすくなる。
- 100%周囲の音を削除してくれるわけではない。
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ではでは、最後までご覧いただきありがとうございました。
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