ExcelのFILTER関数で複数条件を「または（OR）」で指定する方法

2025.03.16

こんにちは、皆さん。今日は、ExcelのFILTER関数を使って、複数の条件を「または（OR）」で指定してデータを抽出する方法をご紹介します。これをマスターすれば、データ分析や整理がもっと楽になりますよ。

FILTER関数の基本

Excelのイメージ

まず、FILTER関数の基本的な使い方をおさらいしましょう。FILTER関数は、指定した条件に合致するデータを抽出するための関数です。基本的な構文は以下のとおりです。

=FILTER(配列, 条件, [空の場合])

– 配列抽出したいデータの範囲を指定します。
– 条件抽出する際の条件を指定します。
– 空の場合条件に合致するデータがない場合に表示する値を指定します（省略可能）。

複数の条件のいずれかを満たすデータを抽出したい場合、つまり「または（OR）」条件を指定するには、条件式を括弧で囲み、「+」で繋ぎます。構文は以下のとおりです。

=FILTER(配列, (条件1) + (条件2) + ..., [空の場合])

例えば、「部署が『総務部』または役職が『課長』のデータを抽出する」といった場合に、この方法を使います。

では、具体的な例を見てみましょう。以下のような社員のデータがあるとします。

この中から、「部署が『総務部』または役職が『課長』の社員を抽出する」場合、以下のように関数を設定します。

=FILTER(A2:C5, (B2:B5="総務部") + (C2:C5="課長"))

この数式を入力すると、以下の結果が得られます。

このように、条件のいずれかを満たすデータが抽出されます。

「*」を使うと、「かつ（AND）」条件として扱われます。つまり、全ての条件を満たすデータのみが抽出されます。

確かに、条件が多くなると数式が複雑になります。その場合は、条件をセルに入力し、それを参照する形で数式を組むと見やすくなります。

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今回は、ExcelのFILTER関数を使って、複数の条件を「または（OR）」で指定してデータを抽出する方法をご紹介しました。これを活用すれば、データ分析や整理がより効率的に行えます。ぜひ試してみてください。

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