Excel VBAでVLOOKUPと名前付き範囲を活用する方法

皆さん、こんにちは！今日は、ExcelのVBAでVLOOKUP関数と名前付き範囲を組み合わせて、効率的にデータを検索する方法をご紹介します。Excelを使っていて、「もっと簡単にデータを探せないかな？」と思ったことはありませんか？そんな時に役立つのが、今回のテクニックです。

VLOOKUP関数とは？
名前付き範囲とは？
VBAでVLOOKUPと名前付き範囲を組み合わせるメリット
実際のコード例
名前付き範囲の作り方
よくある質問や疑問
1. Q1: VLOOKUPで#N/Aエラーが出るのはなぜ？
2. Q2: 名前付き範囲を使うとファイルサイズが大きくなりますか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

VLOOKUP関数とは？

Excelのイメージ

まず、VLOOKUP関数についておさらいしましょう。これは、指定した値を表の左端の列から探し出し、その行の中から指定した列の値を返す関数です。例えば、商品コードから商品名を探すときなどに使います。

名前付き範囲とは？

次に、名前付き範囲についてです。これは、セル範囲にわかりやすい名前を付けることで、数式やVBAコード内でその範囲を簡単に参照できるようにする機能です。例えば、A1からA10の範囲に「売上データ」という名前を付ければ、以降その範囲を「売上データ」として参照できます。

VBAでVLOOKUPと名前付き範囲を組み合わせるメリット

では、VBAでこれらを組み合わせると、どんな良いことがあるのでしょうか？

ここがポイント！

コードが読みやすくなる範囲に名前を付けることで、コード内でその範囲が何を意味しているのか一目でわかります。
メンテナンスが容易になるデータ範囲が変更になった場合でも、名前付き範囲を更新するだけで済み、コード自体を修正する必要が減ります。

実際のコード例

それでは、具体的なコードを見てみましょう。以下は、名前付き範囲を使用してVLOOKUPを実行するVBAの例です。

vba

Function 商品価格取得(商品コード As String) As Variant

    Dim 検索結果 As Variant

    On Error Resume Next

    検索結果 = Application.WorksheetFunction.VLookup(商品コード, Range("商品マスタ"), 2, False)

    If IsError(検索結果) Then

        商品価格取得 = "該当なし"

    Else

        商品価格取得 = 検索結果

    End If

    On Error GoTo 0

End Function

このコードでは、「商品マスタ」という名前付き範囲から、指定した商品コードに対応する価格を取得しています。もし該当する商品コードがない場合は、「該当なし」と表示します。