YouTubeで音楽を使いたい！著作権を守って安全に動画を投稿する方法

YouTubeで動画をアップロードする際、音楽の使用には注意が必要です。著作権を侵害すると、動画の削除やチャンネルの停止、最悪の場合は法的な処罰を受ける可能性があります。特に、音楽の著作権に関するルールは複雑で、初心者にはわかりづらい部分も多いです。

今回は、45歳以上から55歳以上のパソコンやスマホの操作に不安がある方々に向けて、YouTubeで音楽を安全に使用するための基本的な知識と注意点を、わかりやすく解説します。

音楽の著作権とは？

Youtubeのイメージ

音楽には「著作権」と「著作隣接権」の2種類の権利があります。

著作権: 作詞家や作曲家が持つ権利で、歌詞やメロディーの使用を管理します。
著作隣接権: 歌手やレコード会社が持つ権利で、演奏や録音の使用を管理します。

これらの権利を無断で使用すると、著作権侵害となり、動画の削除や収益化の停止、最悪の場合は法的な処罰を受けることがあります。

YouTubeで音楽を使用する際には、以下の点に注意が必要です。

JASRAC（一般社団法人日本音楽著作権協会）は、作詞家や作曲家から著作権を委託されている団体です。YouTubeはJASRACと包括的な許諾契約を結んでおり、JASRACに登録されている楽曲については、個別に許可を取らなくても使用できる場合があります。

ただし、JASRACに登録されている楽曲でも、CDの音源やカラオケの音源には著作隣接権が存在するため、レコード会社やカラオケメーカーからの許可が必要です。

YouTubeオーディオライブラリは、YouTubeが提供する無料の音楽と効果音のライブラリです。ここにある楽曲は、YouTube上での使用が許可されており、著作権を気にせずに使用できます。

ただし、使用する際には、各楽曲の利用規約を確認し、必要に応じてクレジット表記を行ってください。

インターネット上には、著作権フリーの音楽を提供しているサイトが多数あります。これらのサイトから音楽をダウンロードし、YouTube動画に使用することができます。

ただし、すべてのフリー音楽がYouTubeでの使用を許可しているわけではありません。使用前に利用規約を確認し、商用利用や動画投稿に関する制限がないかをチェックしてください。

自分で作曲した音楽や、友人・知人が作った音楽を使用する場合、著作権の問題は発生しません。ただし、他の人が演奏した音楽を録音したものを使用する場合は、その録音に対する著作隣接権が発生するため、注意が必要です。

以下に、YouTubeで音楽を使用する際の具体的な注意点を示します。

ここがポイント！

カラオケで歌っている動画をそのままアップロードするのはNG
カラオケの音源には著作隣接権が存在するため、無断で使用すると著作権侵害となります。
テレビや映画の音楽をそのまま使うのはNG
テレビ番組や映画の音楽も著作権で保護されており、無断で使用すると著作権侵害となります。
他人の動画を編集してアップロードするのはNG
他人の動画を無断で編集し、自分の動画としてアップロードすることは著作権侵害となります。
YouTubeショートでの音楽使用に注意
YouTubeショートでは、YouTubeが提供する音楽を使用することができますが、独自に音楽を追加する場合は、著作権に注意が必要です。