Word VBAで現在のフォルダパスを取得する方法

2025.03.14

こんにちは、皆さん。今日は、WordのVBAを使って、現在のフォルダパスを取得する方法についてお話しします。「そんなことできるの？」と思われるかもしれませんが、実はとても簡単なんですよ。

Word VBAでのフォルダパス取得の基本
ファイル名を含めたフルパスの取得
フォルダ内の全てのWordファイルを処理する方法
よくある質問や疑問
1. ドキュメントが保存されていない場合、`ActiveDocument.Path`はどうなりますか？
2. OneDriveやSharePoint上のドキュメントの場合、パスはどのように表示されますか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Word VBAでのフォルダパス取得の基本

Wordのイメージ

まず、Word VBAで現在のドキュメントが保存されているフォルダのパスを取得するには、`ActiveDocument.Path`というプロパティを使います。このプロパティは、ドキュメントの保存場所を示す文字列を返してくれます。

例えば、以下のように記述すると、現在のドキュメントのフォルダパスをメッセージボックスで表示できます。

vba

MsgBox ActiveDocument.Path

このコードを実行すると、ドキュメントが保存されているフォルダのパスが表示されます。

ファイル名を含めたフルパスの取得

ドキュメントのフォルダパスだけでなく、ファイル名も含めたフルパスを取得したい場合は、`ActiveDocument.FullName`を使用します。

vba

MsgBox ActiveDocument.FullName

これにより、ドキュメントのフルパスが表示されます。

フォルダ内の全てのWordファイルを処理する方法

特定のフォルダ内にある全てのWordファイルを順次処理したい場合、FileSystemObjectを利用すると便利です。

vba

Sub ProcessAllWordFiles()

    Dim fso As Object

    Dim folder As Object

    Dim file As Object

    Dim doc As Document

    Dim folderPath As String
    ' 処理したいフォルダのパスを指定

    folderPath = "C:\Your\Folder\Path"
    ' FileSystemObjectの作成

    Set fso = CreateObject("Scripting.FileSystemObject")

    Set folder = fso.GetFolder(folderPath)

' フォルダ内の全てのファイルをループ For Each file In folder.Files ' 拡張子がdocまたはdocxのファイルを処理 If LCase(fso.GetExtensionName(file.Name)) = "doc" Or LCase(fso.GetExtensionName(file.Name)) = "docx" Then Set doc = Documents.Open(file.Path) ' ここに各ドキュメントに対する処理を記述 doc.Close SaveChanges:=False End If Next file End Sub

このマクロを実行すると、指定したフォルダ内の全てのWordファイルを順次開き、必要な処理を実行できます。