Wordで文字を入力したら、後ろの文字が消えてしまった経験はありませんか?それは「上書きモード」がオンになっているからです。今回は、上書きモードの解除方法と、誤ってオンにならないようにする設定方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
上書きモードとは?
Wordには「挿入モード」と「上書きモード」の2種類の入力モードがあります。
挿入モード
挿入モードでは、文字を入力するとカーソルの後ろに文字が追加されます。例えば、「こんにちは」と入力すると、次に入力する文字は「こ」の後ろに追加されます。
上書きモード
上書きモードでは、文字を入力するとカーソルの後ろにある文字が上書きされます。例えば、「こんにちは」と入力してカーソルが「ん」の後ろにあるときに「さ」と入力すると、「ん」が「さ」に置き換わります。
上書きモードは、意図せずオンになってしまうことがあります。特に、キーボードの「Insert」キー(または「Ins」キー)を誤って押すことで切り替わることが多いです。
上書きモードを解除する方法
上書きモードを解除するには、以下の方法があります。
方法1: Insertキーを押す
キーボードの「Insert」キーを押すことで、上書きモードと挿入モードを切り替えることができます。画面下部のステータスバーに「上書きモード」や「挿入モード」と表示されている場合、その表示をクリックしても切り替えることができます。
方法2: ステータスバーを右クリックして設定する
- Wordの画面下部にあるステータスバーを右クリックします。
- 表示されるメニューから「上書き入力」にチェックを入れます。
- ステータスバーに「上書きモード」や「挿入モード」が表示されるようになります。
この表示をクリックすることで、モードを切り替えることができます。
方法3: Wordのオプションで設定する
- Wordのリボンから「ファイル」タブをクリックします。
- 「オプション」をクリックします。
- 「詳細設定」を選択します。
- 「編集オプション」の中にある「上書き入力モードで入力する」のチェックを外します。
- 「OK」をクリックします。
これで、上書きモードが無効になります。
上書きモードが誤ってオンにならないようにするには?
上書きモードが誤ってオンにならないようにするためには、以下の設定を行うと良いでしょう。
Insertキーの機能を無効にする
- Wordのリボンから「ファイル」タブをクリックします。
- 「オプション」をクリックします。
- 「詳細設定」を選択します。
- 「編集オプション」の中にある「上書き入力モードの切り替えにInsキーを使用する」のチェックを外します。
- 「OK」をクリックします。
これで、Insertキーを誤って押しても上書きモードに切り替わることはなくなります。
よくある質問や疑問
Q1: Insertキーが見当たらない場合はどうすれば良いですか?
ノートパソコンなどでは、Insertキーが省略されていることがあります。その場合、上書きモードの切り替えはステータスバーの表示をクリックする方法や、Wordのオプションで設定を変更する方法を試してみてください。
Q2: 上書きモードを頻繁に使用する場合、設定を変更する必要がありますか?
上書きモードを頻繁に使用する場合は、Insertキーでの切り替えを有効にしておくと便利です。ただし、誤ってオンにならないように注意が必要です。
Q3: 上書きモードが解除できない場合、どうすれば良いですか?
上書きモードが解除できない場合は、Wordを再起動してみてください。それでも解決しない場合は、Wordの設定やキーボードの状態を確認する必要があります。
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まとめ
Wordで文字を入力したら後ろの文字が消えてしまう場合、それは上書きモードがオンになっているからです。上書きモードを解除することで、文字が正しく入力されるようになります。また、上書きモードが誤ってオンにならないように設定を変更することも可能です。これらの方法を試して、快適なWordの操作を実現してください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。





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