「せっかく作ったWordの文書が、上書き保存したはずなのに消えてしまった…」そんな経験、ありませんか？特に、パソコンやスマホの操作に不安がある方にとっては、焦る気持ちもよくわかります。ですが、あきらめるのはまだ早いです。実は、消えたと思われるWordファイルでも、いくつかの方法で復元できる可能性があります。
今回は、初心者の方にもわかりやすく、ステップごとに復元方法をご紹介します。ぜひ、落ち着いて一緒に試してみましょう。
まずは冷静に！消えたファイルを探す前に確認すべきこと
Wordのイメージ
ファイルが消えたと思っても、実は保存場所を間違えていたり、表示の不具合だったりすることもあります。まずは以下の点を確認してみましょう。
- 保存先のフォルダを間違えていないか確認する。
- 「最近使ったファイル」から目的のファイルが開けるか試す。
- OneDriveや共有フォルダに保存していないか確認する。
- ファイル名を覚えている場合、Windowsの検索機能で探してみる。
これらを試しても見つからない場合、次の方法に進んでみましょう。
方法1Wordの「保存されていない文書の回復」機能を使う
Wordには、自動保存機能が備わっており、予期せぬ終了やクラッシュが発生した場合でも、直前の状態を回復できることがあります。
- Wordを開き、「ファイル」タブをクリックします。
- 「情報」を選択し、「ドキュメントの管理」から「保存されていない文書の回復」をクリックします。
- 表示された一覧から、目的のファイルを選択し、「開く」をクリックします。
- ファイルの内容を確認し、「名前を付けて保存」で保存します。
この方法で復元できるのは、Wordが自動保存していた場合に限られます。自動保存機能が無効になっていると、利用できないので注意が必要です。
方法2バージョン履歴から復元する
Wordには、以前のバージョンを確認して復元する「バージョン履歴」機能があります。特に、OneDriveやMicrosoft 365を利用している場合に有効です。
- Wordで該当のファイルを開きます。
- 「ファイル」タブをクリックし、「情報」を選択します。
- 「バージョン履歴」をクリックし、表示された一覧から復元したいバージョンを選択します。
- 「復元」をクリックして、選択したバージョンを復元します。
この機能を利用するには、事前にバージョン履歴が有効になっている必要があります。
方法3Windowsの「以前のバージョン」機能を使う
Windowsには、ファイルやフォルダの以前の状態を復元する「以前のバージョン」機能があります。
- 該当のファイルが保存されていたフォルダを開きます。
- フォルダ内で右クリックし、「プロパティ」を選択します。
- 「以前のバージョン」タブをクリックし、復元したい日時のバージョンを選択します。
- 「復元」をクリックして、選択したバージョンを復元します。
この機能が利用できるのは、事前に「ファイル履歴」が有効になっている場合に限られます。
方法4データ復元ソフトを使用する
上記の方法で復元できない場合、データ復元ソフトを使用することで、消えてしまったWordファイルを復元できる可能性があります。例えば、「Tenorshare 4DDiG」などのソフトがあります。
- データ復元ソフトをインストールし、起動します。
- スキャンしたいドライブを選択し、「スキャン」をクリックします。
- スキャン結果から復元したいファイルを選択し、「復元」をクリックします。
この方法は、ファイルが上書きされていない場合に有効です。上書きされると復元が難しくなるため、早めの対応が重要です。
よくある質問や疑問
Q1: 上書き保存した後でも復元できますか？
上書き保存後でも、上記の方法で復元できる可能性があります。ただし、上書きされた内容が新しいデータであるほど、復元が難しくなるため、早めの対応が重要です。
Q2: 自動保存機能が無効になっている場合、復元は不可能ですか？
自動保存機能が無効になっていると、復元の可能性は低くなりますが、完全に不可能というわけではありません。バージョン履歴やWindowsの「以前のバージョン」機能を試してみる価値はあります。
Q3: データ復元ソフトは安全ですか？
信頼性の高いデータ復元ソフトを使用すれば、安全に復元作業を行うことができます。ただし、インストール時には公式サイトからダウンロードし、他のソフトと同様に注意が必要です。
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まとめ
Wordで上書き保存したのにファイルが消えてしまった場合でも、慌てずに上記の方法を順番に試してみてください。多くのケースで、復元の可能性があります。特に、早めの対応が復元成功の鍵となります。
もし、これらの方法でも解決できない場合や、操作に不安がある場合は、お気軽にLINEからお声掛けください。専門的なサポートを提供いたします。
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