Wordマクロのセキュリティと企業ポリシーの実装方法

皆さん、こんにちは。今日は、Wordのマクロに関するセキュリティと、企業での適切なポリシー設定についてお話しします。最近、マイクロソフトがOfficeのマクロを既定で無効にする方針を発表しました。これは、マクロを悪用したサイバー攻撃が増加しているためです。では、具体的にどのように対策を講じれば良いのでしょうか？

マクロとは何か？その利便性とリスク

Wordのイメージ

まず、マクロとは何かをご説明します。マクロは、WordやExcelなどのOfficeアプリケーションで、繰り返し行う作業を自動化するための機能です。例えば、毎月の報告書作成で同じ形式の文書を作る場合、マクロを使うとボタン一つで作業を完了できます。とても便利ですよね。

しかし、このマクロ機能を悪用する攻撃者も存在します。例えば、メールに添付されたWordファイルに悪意のあるマクロが含まれており、これを開いてマクロを有効にすると、ウイルスに感染してしまうことがあります。特に、インターネットからダウンロードしたファイルのマクロは危険性が高いため、注意が必要です。

マイクロソフトの新しいセキュリティ対策

このような背景から、マイクロソフトはインターネットから取得したOfficeファイルのマクロを既定で無効にする対策を導入しました。これにより、ユーザーが誤って悪意のあるマクロを実行してしまうリスクを減らすことができます。

企業におけるマクロのセキュリティポリシーの実装方法

では、企業としてどのようにマクロのセキュリティを強化すれば良いのでしょうか？以下に具体的な手順を示します。

よくある質問や疑問

Q1. マクロを完全に無効にすると業務に支障が出ますか？

マクロは業務効率化に役立つツールですが、セキュリティリスクも伴います。完全に無効にするのではなく、信頼されたマクロのみを許可する設定や、特定のユーザーや部署にのみマクロの使用を許可するなど、バランスの取れた対策が必要です。

Q2. マクロのセキュリティ設定を変更するにはどうすれば良いですか？

Officeのアプリケーションを開き、[ファイル] > [オプション] > [セキュリティセンター] > [セキュリティセンターの設定] > [マクロの設定]で、適切なオプションを選択できます。ただし、企業内のPCの場合、IT管理者が一括で設定している場合もあるため、変更前に確認が必要です。

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まとめ

マクロは便利な機能ですが、適切なセキュリティ対策が欠かせません。企業としては、ポリシー設定やユーザー教育を通じて、安全なマクロの利用環境を整えることが重要です。他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。