Wordの文書を編集しているとき、「誰が、いつ、どんな変更を加えたのか」を確認したい場面がよくありますよね。特に、複数人で文書を共有している場合や、過去の変更内容を振り返りたいときに便利なのが「変更履歴の記録機能」です。
この動画では、Word VBAを使って変更履歴を記録する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。パソコンやスマホにあまり詳しくない方でも安心して学べる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
Word VBAとは?変更履歴を記録する理由
まず、Word VBA(Visual Basic for Applications)とは、Wordの操作を自動化したり、カスタマイズしたりするためのプログラミング言語です。これを使うことで、手作業では難しい作業を簡単に実行できるようになります。
例えば、文書を複数人で編集しているとき、「誰が、いつ、どんな変更を加えたのか」を記録しておくことで、後から変更内容を確認したり、元に戻したりすることができます。これが「変更履歴の記録」です。
変更履歴の記録をVBAで自動化する方法
Wordには、標準で「変更履歴の記録」機能がありますが、VBAを使うことで、より細かい設定や自動化が可能になります。以下の手順で、VBAを使って変更履歴を記録する方法を解説します。
開発タブを表示する
まず、VBAを使うためには「開発」タブを表示する必要があります。手順は以下の通りです。
- Wordを開き、左上の「ファイル」タブをクリックします。
- 「オプション」を選択します。
- 「リボンのユーザー設定」をクリックし、「開発」にチェックを入れます。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
これで、リボンに「開発」タブが表示されるようになります。
VBAエディタを開く
次に、VBAエディタを開きます。
- 「開発」タブをクリックします。
- 「Visual Basic」をクリックします。
これで、VBAエディタが開きます。
モジュールを挿入する
VBAエディタで、新しいモジュールを挿入します。
- 「挿入」メニューから「モジュール」を選択します。
これで、新しいモジュールが挿入されます。
コードを入力する
モジュールに、以下のコードを入力します。
vba
Sub 変更履歴を記録する()
ActiveDocument.TrackRevisions = True
MsgBox "変更履歴の記録が開始されました。", vbInformation
End Sub
このコードは、文書の変更履歴の記録を開始するものです。
コードを実行する
コードを入力したら、実行します。
- 「実行」ボタン(緑色の三角形)をクリックします。
これで、変更履歴の記録が開始されます。
変更履歴を確認する方法
変更履歴を確認するには、以下の手順を行います。
- 「校閲」タブをクリックします。
- 「変更履歴の表示」をクリックします。
- 「すべての変更を表示」を選択します。
これで、文書内の変更履歴が表示されます。
よくある質問や疑問
Q1: VBAのコードを入力するのが難しいのですが、どうすればよいですか?
VBAのコードを入力するのが難しい場合は、まずは基本的な操作から始めてみてください。例えば、「変更履歴の記録」機能を手動で使ってみることで、VBAを使う必要性を感じることができるかもしれません。
Q2: VBAを使わずに、変更履歴を記録することはできますか?
はい、VBAを使わずに、Wordの標準機能で変更履歴を記録することができます。リボンの「校閲」タブから「変更履歴の記録」をクリックすることで、変更履歴の記録が開始されます。
Q3: 変更履歴を記録することで、文書のサイズが大きくなりますか?
はい、変更履歴を記録すると、文書のサイズが大きくなることがあります。特に、大量の変更が加えられた場合は、文書のサイズが大きくなることがありますので、注意が必要です。
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まとめ
Word VBAを使って変更履歴を記録する方法について解説しました。VBAを使うことで、手作業では難しい作業を簡単に実行できるようになります。ぜひ、今回の内容を参考にして、VBAを活用してみてください。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。





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