Wordで文書を作成していると、画面上に赤い線が表示されることがあります。これは「変更履歴」機能によるもので、特に複数人で文書を編集している際に見られます。この記事では、赤い線が表示される理由と、その対処法について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
赤い線が表示される理由
Wordの「変更履歴」機能は、文書の編集内容を記録し、誰がどの部分を変更したのかを追跡できるようにするものです。この機能が有効になっていると、以下のような表示がされます
- 赤い縦線文書の左側に表示され、変更が加えられた行を示します。
- 取り消し線削除された文字や段落に引かれます。
- 下線新たに追加された文字や段落に引かれます。
これらの表示は、文書の編集履歴を他の人と共有する際に便利ですが、印刷時には不要な場合があります。
印刷時に赤い線を表示させない方法
文書を印刷する際に赤い線を表示させたくない場合、以下の手順で設定を変更できます
- Wordを開き、上部のメニューから「校閲」タブをクリックします。
- 「変更履歴」グループ内の「変更履歴の記録」ボタンをクリックして、機能を無効にします。
- 次に、「ファイル」タブをクリックし、「印刷」を選択します。
- 印刷設定画面で、「設定」のドロップダウンメニューから「変更履歴/コメントの印刷」を選択し、「しない」を選びます。
これで、印刷時に変更履歴が表示されなくなります。
変更履歴を完全に削除する方法
文書内の変更履歴を完全に削除したい場合、以下の手順で行えます
- 「校閲」タブを開き、「変更」グループ内の「すべての変更を承諾」ボタンをクリックします。
- 表示されるメニューから「すべての変更を承諾」を選択します。
これで、文書内のすべての変更履歴が承認され、赤い線や取り消し線、下線が削除されます。
よくある質問や疑問
Q1: 変更履歴を無効にしても、赤い線が消えません。どうすればよいですか?
変更履歴を無効にするだけでは、既に文書に記録された変更履歴は残ります。赤い線を完全に消すには、上記の手順で「すべての変更を承諾」する必要があります。
Q2: 印刷時に赤い線を表示させたくないだけで、変更履歴は残しておきたい場合はどうすればよいですか?
印刷時に変更履歴を表示させたくない場合は、印刷設定で「変更履歴/コメントの印刷」を「しない」に設定することで、変更履歴を残したまま印刷時に表示させないことができます。
Q3: 変更履歴を無効にした後、再度有効にするにはどうすればよいですか?
「校閲」タブで「変更履歴の記録」ボタンをクリックし、再度有効にすることで、変更履歴の記録を再開できます。
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まとめ
Wordで文書を作成する際、赤い線が表示されるのは「変更履歴」機能が有効になっているためです。印刷時にこれらの線を表示させたくない場合は、印刷設定で変更履歴の印刷を「しない」に設定することで対応できます。また、文書内の変更履歴を完全に削除したい場合は、「すべての変更を承諾」することで、赤い線や取り消し線、下線を削除できます。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。





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