Wordで作成した文書に他の人が修正を加えると、変更履歴が残ります。これらの履歴は、文書を提出する際に他人に見られたくない場合があります。特に、履歴を削除せずに提出すると、後で「こんなことも知らないのか」と思われてしまうかもしれません。そこで、今回は初心者の方でも安心してできる、Wordの変更履歴をすべて削除する方法をご紹介します。
変更履歴を完全に削除する手順
Wordのイメージ
変更履歴の記録を停止する
まず最初に、変更履歴の記録を停止しましょう。これにより、今後の変更が履歴として記録されなくなります。
- Wordを開き、上部の「校閲」タブをクリックします。
- 「変更履歴の記録」をクリックして、記録を停止します。
すべての変更を承諾する
次に、これまでの変更履歴をすべて承諾して、文書に反映させます。
- 「校閲」タブの「変更」グループにある「承諾」をクリックします。
- 表示されたメニューから「すべての変更を承諾」を選択します。
コメントを削除する
文書にコメントが残っている場合、それらも削除しましょう。
- 「校閲」タブの「コメント」グループにある「削除」をクリックします。
- 「ドキュメント内のすべてのコメントを削除」を選択します。
ドキュメント検査を実行する
最後に、文書に埋め込まれた個人情報や履歴を一括で削除します。
- 「ファイル」タブをクリックし、「情報」を選択します。
- 「問題のチェック」から「ドキュメント検査」をクリックします。
- 表示されたウィンドウで、「コメント、変更履歴、バージョン」にチェックを入れ、「検査」をクリックします。
- 検出された項目をすべて削除します。
PDFに変換して提出する方法
Wordファイルをそのまま提出するのではなく、PDF形式に変換して提出することで、変更履歴やコメントが残る心配を減らせます。
- 「ファイル」タブをクリックし、「エクスポート」を選択します。
- 「PDF/XPS ドキュメントの作成」をクリックし、「PDF/XPSの作成」を選択します。
- 保存先を指定し、「発行」をクリックします。
よくある質問や疑問
Q1: 変更履歴を非表示にするだけではダメですか？
変更履歴を非表示にするだけでは、文書内に履歴が残ったままです。提出先で再表示される可能性があるため、完全に削除することをおすすめします。
Q2: Mac版のWordでも同じ手順でできますか？
はい、Mac版のWordでもほぼ同じ手順で変更履歴の削除が可能です。ただし、メニューの配置や名称が若干異なる場合がありますので、注意してください。
Q3: VBAマクロを使って一括で削除する方法はありますか？
はい、VBAマクロを使用して変更履歴やコメントを一括で削除することも可能です。しかし、初心者の方には手動での操作をおすすめします。
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まとめ
Wordの変更履歴を完全に削除するには、記録の停止、変更の承諾、コメントの削除、ドキュメント検査の実行といった手順を踏むことが重要です。これらの手順をしっかりと行うことで、提出時の不安を解消できます。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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