Wordで文書を作成していると、ページの途中で内容が切れてしまったり、見出しが次のページに行ってしまったりすることがありますよね。そんなときに便利なのが「改ページ」と「セクション区切り」という機能です。これらを上手に使うことで、文書のレイアウトを思い通りに調整できます。
今回は、これらの機能の使い方と注意点を、初心者の方にもわかりやすく解説します。パソコンやスマホの操作に自信がない方も、ぜひご覧ください。
改ページとセクション区切りの違いとは?
まずは、改ページとセクション区切りの違いを理解しましょう。
改ページとは?
改ページは、現在のページを強制的に区切り、次のページから新しい内容を開始する機能です。例えば、章の切り替えや、見出しとその内容を次のページに移したいときに使用します。
セクション区切りとは?
セクション区切りは、文書内で異なるレイアウト設定を適用するための機能です。例えば、ある部分は縦書き、別の部分は横書きにする場合や、特定のページだけヘッダー・フッターを変更したいときに使用します。
改ページを挿入する方法
改ページを挿入するには、以下の手順を実行します。
- 改ページを入れたい位置にカーソルを置きます。
- 「挿入」タブをクリックします。
- 「ページ」セクションにある「ページ区切り」を選択します。
また、ショートカットキー「Ctrl + Enter」を使うと、簡単に改ページを挿入できます。
セクション区切りを挿入する方法
セクション区切りを挿入するには、以下の手順を実行します。
- セクション区切りを入れたい位置にカーソルを置きます。
- 「レイアウト」タブをクリックします。
- 「ページ設定」セクションにある「区切り」のプルダウンメニューを開き、目的に応じた区切りを選択します。
セクション区切りには、「次のページから開始」「現在の位置から開始」「偶数ページから開始」「奇数ページから開始」の4種類があります。
改ページ位置の自動修正を設定する方法
改ページ位置の自動修正を設定することで、段落がページの途中で切れるのを防ぐことができます。以下の手順で設定できます。
- 段落内にカーソルを移動します。
- 「ホーム」タブの「段落」グループの「段落の設定」をクリックします。
- 「段落」ダイアログボックスの「改ページと改行」タブを開きます。
- 「改ページ位置の自動修正」項目で、必要な設定を行います。
例えば、「改ページ時 1行残して段落を区切らない」にチェックを入れると、段落の途中でページが変わるときに、現在のページと次のページともに1行だけ残して改ページしたくない場合に使用します。
よくある質問や疑問
Q1: 改ページとセクション区切りはどちらを使うべきですか?
改ページはページを強制的に区切るため、章の切り替えや見出しの移動などに使用します。セクション区切りは、レイアウトやヘッダー・フッターの設定を変更したい場合に使用します。目的に応じて使い分けましょう。
Q2: セクション区切りを削除するにはどうすればよいですか?
セクション区切りを削除するには、「表示」タブの「ナビゲーションウィンドウ」を使い、不要なセクション区切りを選択してDeleteキーで削除します。
Q3: 改ページがうまくいかない場合はどうすればよいですか?
改ページがうまくいかない場合は、改ページ位置の自動修正設定を確認し、必要な設定を行ってください。また、改ページを挿入する位置や方法を再確認してみてください。
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まとめ
改ページとセクション区切りを上手に使うことで、Word文書のレイアウトを思い通りに調整できます。初心者の方でも、今回紹介した手順を実践すれば、きれいな文書を作成できるようになるでしょう。
他にも疑問やお悩み事があればお気軽にLINEからお声掛けください。





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