Word VBAでPDF保存を簡単に！初心者でもできるマクロ活用術

Wordで作成した文書をPDF形式で保存したいけれど、毎回手動で保存するのは面倒ですよね。そんなときに役立つのが、Word VBA（Visual Basic for Applications）を使った自動保存のマクロです。今回は、初心者の方でもわかりやすく、実際に使えるマクロをご紹介します。

Word VBAでPDF保存するマクロとは？
初心者でもできる！PDF保存マクロの作成方法
さらに便利に！PDF保存ボタンを追加する方法
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Word VBAでPDF保存するマクロとは？

Wordのイメージ

Word VBAを使うと、普段の操作を自動化できるんです。例えば、毎回「名前を付けて保存」を選んでPDF形式で保存するのではなく、マクロを実行するだけで自動的にPDFとして保存できます。これにより、時間の節約や作業の効率化が図れます。

初心者でもできる！PDF保存マクロの作成方法

では、実際にPDF保存のマクロを作成してみましょう。以下の手順で進めます。

Visual Basic Editorを開く

まず、Wordを開いた状態で「Alt + F11」を押して、Visual Basic Editorを起動します。

新しいモジュールを挿入する

左側の「VBAProject（Normal）」を右クリックし、「挿入」→「標準モジュール」を選択します。

マクロコードを入力する

新しく挿入されたモジュールに、以下のコードをコピー＆ペーストします。

Sub PDF形式で保存()

    Dim myFileName As String

    Dim myFilePath As String

    Dim myDoc As Document

    Dim intPos As Integer
    Set myDoc = ActiveDocument
    '拡張子のない名称を取得

    myFileName = myDoc.Name

    intPos = InStrRev(myFileName, ".")

    myFileName = Left(myFileName, intPos - 1)
    'PDFファイルで保存

    myFilePath = myDoc.Path

    myDoc.ExportAsFixedFormat _

        OutputFileName:=myFilePath & "\" & myFileName & ".pdf", _

        ExportFormat:=wdExportFormatPDF

Set myDoc = Nothing End Sub

このコードは、現在開いているWord文書をPDF形式で保存するものです。

マクロを実行する

コードを入力したら、「F5」キーを押すか、上部の「実行」ボタンをクリックしてマクロを実行します。これで、同じフォルダにPDF形式で保存されます。

さらに便利に！PDF保存ボタンを追加する方法

毎回マクロを実行するのは少し手間かもしれません。そこで、WordのツールバーにPDF保存ボタンを追加して、ワンクリックでPDF保存できるようにしましょう。

クイックアクセスツールバーを開く

Wordの左上にあるクイックアクセスツールバーの下向き矢印をクリックし、「その他のコマンド」を選択します。

マクロを追加する

「コマンドの選択」から「マクロ」を選び、先ほど作成した「PDF形式で保存」を選択して「追加」ボタンをクリックします。

アイコンを変更する（任意）

「変更」ボタンをクリックして、アイコンや名前を変更することができます。これで、ツールバーにPDF保存ボタンが追加されます。

PDF保存を実行する

ツールバーのPDF保存ボタンをクリックするだけで、PDF保存が実行されます。

よくある質問や疑問

Q1: マクロを使うのは難しそうですが、本当に初心者でもできるのでしょうか？

はい、初心者の方でも安心して取り組める内容です。手順に沿って進めていただければ、特別な知識がなくてもマクロを作成し、実行することができます。

Q2: 保存先のフォルダを指定することはできますか？

はい、可能です。コード内の「myFilePath」を変更することで、保存先のフォルダを指定できます。例えば、「C:\Documents\」と指定すれば、そのフォルダに保存されます。

Q3: PDF保存後に自動的にPDFを開くことはできますか？

はい、可能です。コード内の「OpenAfterExport:=False」を「OpenAfterExport:=True」に変更することで、保存後にPDFが自動的に開かれます。

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まとめ

今回は、Word VBAを使ってPDF保存を自動化する方法をご紹介しました。マクロを活用することで、日々の作業が効率化され、時間の節約にもつながります。ぜひ、今回の内容を試してみてください。

他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。