Word VBAで番号付きリストを作成する方法【初心者向け解決ガイド】

2025.06.28

Wordで文書を作成する際、番号付きリストを使うと内容が整理され、見やすくなります。特に、VBA（Visual Basic for Applications）を使うことで、リストの作成を自動化し、効率的に作業を進めることができます。今回は、Word VBAを使って番号付きリストを作成する方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。

番号付きリストとは？
VBAで番号付きリストを作成する基本的な方法
リストのスタイルをカスタマイズする方法
リストの番号をリセットする方法
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

番号付きリストとは？

Wordのイメージ

番号付きリストとは、項目に番号を付けて順序を示すリストのことです。例えば、手順書やマニュアルなどでよく使われます。手動で番号を付けるのは手間がかかりますが、VBAを使えば自動で番号を付けることができます。

VBAで番号付きリストを作成する基本的な方法

VBAを使って番号付きリストを作成するには、以下の手順を踏みます。

Wordを開き、「Alt + F11」を押してVBAエディタを開きます。
「挿入」から「標準モジュール」を選択します。
以下のコードをコピーして貼り付けます。

Sub CreateNumberedList()

    Dim para As Paragraph

    Dim i As Integer

    i = 1

    For Each para In ActiveDocument.Paragraphs

        para.Range.InsertBefore i & ". "

        i = i + 1

    Next para

End Sub

コードを貼り付けたら、「F5」を押して実行します。
文書に番号付きリストが作成されます。

このコードは、文書内の各段落の前に番号を付けていきます。番号は1から始まり、段落ごとに1ずつ増えていきます。

リストのスタイルをカスタマイズする方法

VBAでは、リストのスタイルをカスタマイズすることも可能です。例えば、番号の形式を変更したり、インデントを調整したりできます。以下のコードは、番号の形式を「1.1.1」のように変更する例です。

Sub CreateCustomNumberedList()

    Dim para As Paragraph

    Dim i As Integer

    i = 1

    For Each para In ActiveDocument.Paragraphs

        para.Range.ListFormat.ApplyListTemplate ListTemplate:= _

            ListGalleries(wdOutlineNumberGallery).ListTemplates(1)

        para.Range.InsertBefore i & ". "

        i = i + 1

    Next para

End Sub

このコードでは、リストテンプレートを適用することで、番号の形式を変更しています。さらに、番号の前にカスタムの番号を追加しています。

リストの番号をリセットする方法

文書内で新たに番号付きリストを開始する際、前のリストの番号をリセットしたい場合があります。以下のコードは、リストの番号を1から再スタートさせる例です。

Sub ResetNumberedList()

    Dim para As Paragraph

    For Each para In ActiveDocument.Paragraphs

        para.Range.ListFormat.ListLevelNumber = 1

    Next para

End Sub

このコードでは、各段落のリストレベルを1に設定することで、番号をリセットしています。