Word VBAで段落の文字列を取得する方法【初心者向け解決ガイド】

Word VBAを使って、文書内の段落や文字列を取得する方法を、初心者の方向けにわかりやすく解説します。パソコンやスマホの操作に不安がある方でも、安心して学べる内容となっています。

Word VBAとは？

Wordのイメージ

Word VBA（Visual Basic for Applications）は、Microsoft Wordの操作を自動化するためのプログラミング言語です。例えば、同じ操作を何度も繰り返す作業を自動化したり、特定の文字列を一括で変更したりすることができます。

Word文書内の段落や文字列を取得するには、VBAの「Range」オブジェクトを使います。Rangeオブジェクトは、文書内の文字列の範囲を表すもので、これを操作することで文字列を取得できます。

文書全体の文字列を取得するには、以下のVBAコードを使用します。

Sub 全文取得()

    Dim strText As String

    strText = ActiveDocument.Range.Text

    MsgBox strText

End Sub

このコードを実行すると、文書全体の文字列がメッセージボックスに表示されます。

特定の段落の文字列を取得するには、以下のVBAコードを使用します。

Sub 特定段落取得()

    Dim strText As String

    strText = ActiveDocument.Paragraphs(1).Range.Text

    MsgBox strText

End Sub

このコードを実行すると、文書の1番目の段落の文字列がメッセージボックスに表示されます。

文書内のすべての段落の文字列を順番に取得するには、以下のVBAコードを使用します。

Sub 段落ごと取得()

    Dim par As Paragraph

    For Each par In ActiveDocument.Paragraphs

        MsgBox par.Range.Text

    Next

End Sub

このコードを実行すると、文書内の各段落の文字列が順番にメッセージボックスに表示されます。

段落の文字列を取得する際には、以下の点に注意してください。

ここがポイント！

VBAコードを実行するには、Wordを開き、「Alt + F11」でVBAエディタを開きます。新しいモジュールを挿入し、コードを貼り付けて実行します。

取得した文字列をファイルに保存するには、VBAの「FileSystemObject」や「Open」ステートメントを使用して、テキストファイルに書き込むことができます。

特定の条件に合う段落だけを取得するには、段落の「Style」プロパティや「Range.Text」プロパティを使って条件を設定し、Ifステートメントでフィルタリングします。

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Word VBAを使って、文書内の段落や文字列を取得する方法について解説しました。VBAを活用することで、日々の作業を効率化し、時間を節約することができます。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ学んでいけば、必ず身につきます。

他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。