Word VBAで「名前を付けて保存」ダイアログを表示する方法

2025.06.23

パソコン操作に不安がある方でも安心して取り組めるように、Word VBAを使って「名前を付けて保存」ダイアログを表示し、ユーザーに保存先やファイル名を指定してもらう方法をご紹介します。これをマスターすれば、作業効率がぐっとアップしますよ。

Word VBAで「名前を付けて保存」ダイアログを表示する方法
よくある質問や疑問
1. Q1. 保存先のフォルダが存在しない場合はどうなりますか？
2. Q2. 上書き保存の確認を表示させることはできますか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Word VBAで「名前を付けて保存」ダイアログを表示する方法

Wordのイメージ

Word VBAでは、`Application.GetSaveAsFilename` メソッドを使用して、「名前を付けて保存」ダイアログを表示することができます。このメソッドを使うことで、ユーザーに保存先やファイル名を指定してもらうことができます。

基本的なコード例

以下のコードをVBAエディターに入力して実行してみましょう。

vba

Sub 名前を付けて保存()

    Dim 保存先 As Variant

    保存先 = Application.GetSaveAsFilename(FileFilter:="Word文書 (*.docx), *.docx")

    If 保存先 <> False Then

        ActiveDocument.SaveAs2 FileName:=保存先, FileFormat:=wdFormatXMLDocument

    End If

End Sub

このコードでは、「名前を付けて保存」ダイアログを表示し、ユーザーが指定したファイル名で文書を保存します。ユーザーがキャンセルを押した場合は、何も保存されません。

コードの解説

* `Application.GetSaveAsFilename` メソッド名前を付けて保存ダイアログを表示し、ユーザーが指定したファイル名を返します。
* `FileFilter` 引数ダイアログで表示するファイルの種類を指定します。ここでは「Word文書 (\*.docx), \*.docx」と指定しています。
* `ActiveDocument.SaveAs2` メソッド指定したファイル名で文書を保存します。

注意点

* ユーザーがキャンセルを押した場合、`Application.GetSaveAsFilename` メソッドは `False` を返します。そのため、保存先が `False` でないことを確認してから保存処理を行うようにしましょう。
* `FileFilter` 引数で指定するファイルの種類と、保存するファイルの拡張子が一致していることを確認してください。例えば、`.docx` 拡張子で保存する場合、`FileFilter` も「Word文書 (\*.docx), \*.docx」と指定する必要があります。