Word文書をVBAで「読み取り専用」で開く方法を、初心者でもわかりやすく解説します。特に、45歳以上のパソコン操作に不安がある方々に向けて、親しみやすい語り口調でお伝えします。
はじめになぜ「読み取り専用」で開くのか？
Wordのイメージ
例えば、社内で共有されている報告書やマニュアルを編集せずに確認したいとき、誤って内容を変更してしまう心配がありますよね。そんなときに便利なのが、「読み取り専用」で文書を開く方法です。これにより、内容を閲覧するだけで、編集を防ぐことができます。
基本のVBAコードWord文書を読み取り専用で開く
まずは、Word VBAを使って文書を読み取り専用で開く基本的なコードをご紹介します。
Sub OpenReadOnlyDoc()
Dim wdApp As Object
Dim wdDoc As Object
' Wordアプリケーションを起動
Set wdApp = CreateObject("Word.Application")
wdApp.Visible = True
' 指定した文書を読み取り専用で開く
Set wdDoc = wdApp.Documents.Open("C:\path\to\your\document.docx", ReadOnly:=True)
End Sub
このコードでは、指定したパスのWord文書を読み取り専用で開きます。`ReadOnly:=True`の部分がポイントです。
応用編Excel VBAからWordを読み取り専用で開く
次に、Excel VBAからWord文書を読み取り専用で開く方法をご紹介します。これにより、ExcelからWordを操作する自動化が可能になります。
Sub OpenWordFromExcel()
Dim wdApp As Object
Dim wdDoc As Object
' Wordアプリケーションを起動
Set wdApp = CreateObject("Word.Application")
wdApp.Visible = True
' 指定した文書を読み取り専用で開く
Set wdDoc = wdApp.Documents.Open("C:\path\to\your\document.docx", ReadOnly:=True)
End Sub
このコードを実行すると、ExcelからWordを起動し、指定した文書を読み取り専用で開きます。
注意点読み取り専用で開いた文書の編集について
読み取り専用で開いた文書は、通常の方法では編集できません。しかし、内容を変更したい場合は、以下の方法で対応できます。
名前を付けて保存文書を別名で保存し、新たに編集を行います。
読み取り専用の解除文書のプロパティから「読み取り専用」のチェックを外すことで、編集可能にします。
よくある質問や疑問
Q1: VBAのコードをどこに書けばいいですか？
Wordの場合、「開発」タブの「Visual Basic」からVBAエディタを開き、標準モジュールにコードを貼り付けて実行できます。
Q2: ExcelからWordを操作する際の注意点はありますか？
ExcelとWordのバージョンが一致していることを確認してください。また、セキュリティ設定でマクロが有効になっている必要があります。
Q3: 読み取り専用で開いた文書を編集したい場合、どうすればいいですか？
文書を「名前を付けて保存」し、新たに保存したファイルで編集を行ってください。
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まとめ
Word VBAを使って文書を「読み取り専用」で開く方法をご紹介しました。これにより、誤って文書を編集してしまうリスクを減らすことができます。ぜひ、日常の業務で活用してみてください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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