Word VBAで文書を保存して閉じる方法｜初心者でもできる簡単マクロ解説

2025.06.19

Wordで作成した文書をVBA（マクロ）を使って自動的に保存し、閉じる方法をご紹介します。パソコン操作に不安がある方でも安心して実行できるよう、わかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

Word VBAとは？
VBAを使って文書を保存して閉じる方法
保存せずに閉じる場合のコード
特定の条件で保存して閉じる方法
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Word VBAとは？

Wordのイメージ

Word VBA（Visual Basic for Applications）は、Microsoft Wordに組み込まれたプログラミング言語です。これを使うことで、文書の編集や操作を自動化することができます。例えば、毎回手動で行っている「保存して閉じる」という作業も、VBAを使えばワンクリックで完了できます。

VBAを使って文書を保存して閉じる方法

VBAを使って文書を保存し、閉じるには以下のコードを使用します。

Sub 保存して閉じる()

    ' 文書を保存

    ActiveDocument.Save

    ' 文書を閉じる

    ActiveDocument.Close

End Sub

このコードを実行すると、現在開いている文書が保存され、その後自動的に閉じられます。

保存せずに閉じる場合のコード

もし、変更を保存せずに文書を閉じたい場合は、以下のコードを使用します。

Sub 保存せずに閉じる()

    ' 文書を保存せずに閉じる

    ActiveDocument.Close SaveChanges:=wdDoNotSaveChanges

End Sub

このコードを実行すると、変更内容を保存せずに文書が閉じられます。

特定の条件で保存して閉じる方法

例えば、文書の内容によって保存するかどうかを判断したい場合、以下のようなコードを使用できます。

Sub 条件付き保存して閉じる()

    ' 文書の内容が特定の条件を満たす場合に保存して閉じる

    If ActiveDocument.Paragraphs.Count > 5 Then

        ActiveDocument.Save

        ActiveDocument.Close

    Else

        MsgBox "文書の内容が少なすぎます。"

    End If

End Sub

このコードでは、文書内の段落数が5以上の場合に保存して閉じ、それ以外の場合はメッセージボックスで警告を表示します。