Wordで作成した文書に「編集の制限」がかかっていると、内容を変更できなくて困った経験はありませんか？特に、パスワードが設定されている場合、その解除方法がわからず、手をこまねいてしまうことも。そこで今回は、初心者の方でも安心して実践できる、Word VBAを使った「編集の制限」の解除方法をご紹介します。
Word VBAで「編集の制限」を解除する方法
Wordのイメージ
まず、Word VBA（Visual Basic for Applications）を使って、文書の編集制限を解除する基本的な手順を見ていきましょう。
VBAエディタを開く
Wordを開いた状態で、「Alt」キーと「F11」キーを同時に押すと、VBAエディタが開きます。
新しいモジュールを挿入
VBAエディタが開いたら、左側の「VBAProject（あなたの文書名）」を右クリックし、「挿入」→「モジュール」を選択します。
以下のコードを入力
新しく挿入されたモジュールに、以下のコードをコピー＆ペーストしてください。
vba
Sub RemoveProtection()
ActiveDocument.Unprotect
End Sub
このコードは、現在開いている文書の保護を解除するものです。
マクロを実行
コードを入力したら、「F5」キーを押すか、上部の「実行」ボタンをクリックしてマクロを実行します。これで、文書の編集制限が解除されるはずです。
注意点と補足情報
パスワードが設定されている場合上記の方法では、パスワードが設定されている文書の保護を解除することはできません。パスワードを忘れてしまった場合、専門のツールやサービスを利用する必要があります。
マクロのセキュリティ設定Wordの設定でマクロが無効になっている場合、上記の手順でマクロを実行できません。マクロを有効にするには、「ファイル」→「オプション」→「セキュリティ センター」→「セキュリティ センターの設定」→「マクロの設定」で「すべてのマクロを有効にする」を選択してください。
よくある質問や疑問
Q1: VBAを使わずに編集制限を解除する方法はありますか？
はい、Wordの「レビュー」タブから「編集の制限」を選択し、「保護の解除」をクリックすることで、編集制限を解除できます。ただし、パスワードが設定されている場合は、正しいパスワードが必要です。
Q2: 編集制限が解除できない場合、どうすればよいですか？
パスワードを忘れてしまった場合、専門のツールやサービスを利用してパスワードを解除する方法があります。ただし、これらの方法は自己責任で行ってください。
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まとめ
Word VBAを使って「編集の制限」を解除する方法をご紹介しました。初心者の方でも、VBAエディタを開いて簡単なコードを入力するだけで、文書の保護を解除できます。もし、パスワードが設定されている場合や、上記の方法で解除できない場合は、専門のツールやサービスを利用することを検討してください。
他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。
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