Word VBAの配列を使いこなす！初心者でもできる簡単ステップアップ術

Word VBA（Visual Basic for Applications）を使って、文書作成をもっと効率的にしたいと思っていませんか？特に、同じような内容を何度も繰り返し入力する場面では、配列を活用することで作業がぐっと楽になります。

今回は、Word VBA初心者の方でもわかりやすく、配列の基本から実践的な活用方法までをご紹介します。これを読めば、あなたもVBAの達人への第一歩を踏み出せること間違いなしです！

Word VBAの配列とは？
配列の基本的な使い方
配列を使った実践例文書の一括差し込み
配列の応用2次元配列の活用
よくある質問や疑問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

Word VBAの配列とは？

Wordのイメージ

まずは、配列とは何かを簡単に説明します。配列とは、同じ種類のデータをまとめて扱うための箱のようなものです。例えば、10人分の名前を一度に管理したいとき、1つずつ変数を作るのではなく、配列を使うことでスッキリとまとめて管理できます。

配列の基本的な使い方

Word VBAで配列を使うためには、まず「Dim」ステートメントを使って配列を宣言します。例えば、以下のように書きます。

Dim names(4) As String

このコードは、「names」という名前の配列を宣言し、5つの要素（0から4まで）を持つことを意味します。

次に、配列に値を代入する方法です。

names(0) = "田中"

names(1) = "鈴木"

names(2) = "佐藤"

names(3) = "高橋"

names(4) = "伊藤"

これで、5人分の名前を配列に格納することができました。

配列を使った実践例文書の一括差し込み

では、実際に配列を使って、Word文書に名前を一括で差し込む方法を見てみましょう。以下のコードは、先ほどの「names」配列を使って、文書内の指定した場所に名前を差し込む例です。

Sub InsertNames()

    Dim names(4) As String

    names(0) = "田中"

    names(1) = "鈴木"

    names(2) = "佐藤"

    names(3) = "高橋"

    names(4) = "伊藤"

Dim i As Integer For i = 0 To 4 Selection.TypeText Text:=names(i) Selection.TypeParagraph Next i End Sub

このコードを実行すると、文書のカーソル位置に、名前が1行ずつ挿入されます。これにより、同じ内容を何度も入力する手間が省け、作業効率が大幅にアップします。

配列の応用2次元配列の活用

さらに、2次元配列を使うことで、より複雑なデータの管理が可能になります。例えば、名前と住所を一緒に管理したい場合、以下のように2次元配列を使います。

Dim data(4, 1) As String

data(0, 0) = "田中"

data(0, 1) = "東京"

data(1, 0) = "鈴木"

data(1, 1) = "大阪"

data(2, 0) = "佐藤"

data(2, 1) = "名古屋"

data(3, 0) = "高橋"

data(3, 1) = "福岡"

data(4, 0) = "伊藤"

data(4, 1) = "札幌"

このように、2次元配列を使うことで、複数の関連するデータを効率的に管理することができます。