Word VBAで文書全体を選択する方法【初心者向け解決ガイド】

2025.05.282025.05.31

Word VBA（Visual Basic for Applications）を使って、文書全体を選択する方法をご存じですか？特に、パソコンやスマホの操作に不安がある方にとって、VBAのコードは難しく感じるかもしれません。しかし、心配はいりません。今回は、Word VBAの「WholeStory」メソッドを使って、文書全体を簡単に選択する方法を、わかりやすく解説します。

WholeStoryメソッドとは？
WholeStoryメソッドの使い方
実際の活用例
よくある質問や疑問
1. WholeStoryメソッドが動作しない場合はどうすればよいですか？
2. WholeStoryメソッド以外で文書全体を選択する方法はありますか？
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

WholeStoryメソッドとは？

Wordのイメージ

Word VBAの「WholeStory」メソッドは、現在の選択範囲を文書全体に拡張するためのコマンドです。これを使うと、文書内のすべてのテキストやオブジェクトを一度に操作することができます。

例えば、文書全体のフォントを変更したい場合、以下のように記述します

Selection.WholeStory

Selection.Font.Name = "Arial"

このコードは、文書全体を選択し、そのフォントを「Arial」に変更します。

WholeStoryメソッドの使い方

WholeStoryメソッドを使うには、まずWordのVBAエディタを開き、以下の手順でコードを入力します

Wordを開き、「Alt」キーと「F11」キーを同時に押してVBAエディタを開きます。
「挿入」メニューから「標準モジュール」を選択します。
開いたモジュールに、以下のコードを入力します

Sub SelectWholeDocument()

    Selection.WholeStory

End Sub

このコードを実行すると、文書全体が選択されます。

実際の活用例

例えば、ExcelからWordにデータを転送する際、WholeStoryメソッドを使って文書全体を操作することができます。以下はその一例です

Sub CopyDataToWord()

    Dim objWord As Object

    Set objWord = CreateObject("Word.Application")

    objWord.Visible = True

    objWord.Documents.Add

    objWord.Selection.TypeText "Excelから転送されたデータ"

    objWord.Selection.WholeStory

    objWord.Selection.Font.Name = "Calibri"

    objWord.Selection.Font.Size = 12

End Sub

このコードは、ExcelからWordにデータを転送し、そのフォントを「Calibri」に、サイズを「12」に設定します。