Word VBAで簡単に1行を選択する方法とは？初心者でもできるマクロ活用術

2025.05.272025.05.30

Wordで文書を作成していると、特定の行を選択して編集したい場面がよくありますよね。そんなときに便利なのが、Word VBA（Visual Basic for Applications）を使ったマクロです。今回は、初心者の方でも簡単に試せる「1行選択」のマクロをご紹介します。

Word VBAとは？

Wordのイメージ

Word VBAとは、Microsoft Wordに組み込まれたプログラミング言語のことです。これを使うと、マウスやキーボードだけではできないような操作を自動化したり、効率的に作業を進めたりすることができます。

例えば、毎回同じ書式を設定するのが面倒だと感じたことはありませんか？そんなとき、VBAを使えば、ワンクリックでその作業を自動化することができます。

では、実際に1行を選択するマクロを見てみましょう。以下のコードをVBAエディタに入力してみてください。

Sub 一行選択()

    Selection.MoveDown Unit:=wdLine, Count:=1, Extend:=wdExtend

End Sub

このマクロは、カーソルがある位置から1行下に選択範囲を拡張するものです。具体的には、カーソルがある行をそのまま選択することができます。

* `Selection.MoveDown`カーソルを指定した方向に移動させる命令です。
* `Unit:=wdLine`移動の単位を「行」に指定しています。
* `Count:=1`移動する行数を1行に設定しています。
* `Extend:=wdExtend`選択範囲を拡張する設定です。

このマクロを実行すると、カーソルがある行が選択されます。

1行だけでなく、複数行を選択したい場合は、以下のように`Count`の値を変更します。

Sub 複数行選択()

    Selection.MoveDown Unit:=wdLine, Count:=3, Extend:=wdExtend

End Sub

このマクロは、カーソルがある位置から3行下までを選択範囲として拡張します。

注意点とコツは下記の点です。

ここがポイント！

Wordで「Alt + F11」を押すと、VBAエディタが開きます。そこに上記のコードを入力してください。

以下のコードで選択範囲を解除できます。

Sub 選択解除()

    Selection.Collapse Direction:=wdCollapseStart

End Sub

VBAの基本を学ぶことで、さまざまな操作を自動化できます。まずは簡単なマクロから始めて、徐々に応用していくことをおすすめします。

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