論文作成におけるWordの文字サイズ設定ガイド：初心者でも安心のステップバイステップ解説

2025.05.22

論文をWordで作成する際、文字サイズや行間の設定は非常に重要です。特にパソコンやスマホの操作に不慣れな方にとっては、どこから手をつけてよいのか分からないことも多いでしょう。この記事では、初心者の方でも安心して論文作成に取り組めるよう、Wordの文字サイズ設定についてわかりやすく解説します。

Wordでの文字サイズ設定の基本

Wordのイメージ

Wordでは、文字サイズの単位として「ポイント（pt）」が使用されます。1ptは約0.35mmに相当します。論文の本文では、一般的に10.5ptから11ptが推奨されています。これは、読みやすさと印刷時の見栄えを考慮したサイズです。

日本語の論文では、読みやすさを重視して「MS明朝」や「游明朝」などの明朝体がよく使用されます。英語の部分では、「Times New Roman」が一般的です。フォントの選択は、論文全体の印象を左右するため、統一感を持たせることが大切です。

行間は、文字サイズの1.5倍から1.75倍程度が読みやすいとされています。例えば、文字サイズが11ptの場合、行間は16.5ptから19.25ptが目安です。Wordでは、「段落」設定から「行間」を「1.5行」や「固定値」に設定することで調整できます。

段落と段落の間に余白を設けることで、文章が読みやすくなります。Wordでは、「段落後の間隔」を設定することで、段落ごとのスペースを調整できます。一般的には、6ptから12pt程度が適切です。

論文のタイトルは、本文よりも大きな文字サイズで設定することで、視認性が向上します。一般的には、16ptから18ptが推奨されています。また、太字にすることで、さらに目立たせることができます。

章や節の見出しも、本文より大きな文字サイズで設定します。章の見出しは14pt、節の見出しは12pt程度が一般的です。見出しには、ゴシック体を使用することで、明朝体の本文と区別しやすくなります。

文字サイズを変更した際に行間が広がる場合は、段落設定で「行間」を「固定値」に設定し、適切な数値（例16pt）を入力することで調整できます。

文書全体のフォントサイズを統一するには、Ctrl + Aで全選択し、ホームタブの「フォントサイズ」から希望のサイズを選択してください。

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論文作成において、文字サイズや行間の設定は、読みやすさや印刷時の見栄えに大きく影響します。初心者の方でも、Wordの基本的な設定を理解し、適切に調整することで、質の高い論文を作成することができます。もし他にも疑問やお悩み事があれば、お気軽にLINEからお声掛けください。