Windows 11でスタートメニューにアプリをピン留めする方法（PowerShell編）

パソコンを使っていると、「あのアプリ、すぐに開きたいのに毎回探すのが面倒だな」と感じること、ありませんか？そんなときに便利なのが、スタートメニューにアプリを「ピン留め」する機能です。これを使えば、よく使うアプリをすぐに起動できて、作業効率がぐんとアップします。

でも、「ピン留めってどうやるの？」と疑問に思う方も多いはず。特に、PowerShellを使った方法は少し敷居が高いと感じるかもしれません。そこで、今回は初心者の方でもわかりやすいように、PowerShellを使ったスタートメニューへのアプリのピン留め方法を、丁寧にご紹介します。

PowerShellを使ってスタートメニューにアプリをピン留めする方法
よくある質問
今すぐ解決したい！どうしたらいい？
まとめ

PowerShellを使ってスタートメニューにアプリをピン留めする方法

Windowsのイメージ

まず、PowerShellとは、Windowsに標準で搭載されているコマンドラインツールのことです。これを使うことで、スタートメニューのカスタマイズを効率的に行うことができます。

### 必要な準備

1. PowerShellを管理者として起動する

スタートボタンを右クリックし、「Windows Terminal（管理者）」を選択します。これで管理者権限でPowerShellが起動します。

2. スタートメニューのレイアウトをエクスポートする

現在のスタートメニューの設定をバックアップしておきましょう。以下のコマンドを入力して実行します。

powershell

   Export-StartLayout -Path "C:\Backup\StartMenuLayout.xml"

これで、スタートメニューのレイアウトが「StartMenuLayout.xml」というファイルに保存されます。

### アプリをピン留めする

次に、特定のアプリをスタートメニューにピン留めする方法です。

1. アプリのショートカットを作成する

例えば、「メモ帳」をピン留めしたい場合、以下のコマンドでショートカットを作成します。

powershell

   $WshShell = New-Object -ComObject WScript.Shell

   $Shortcut = $WshShell.CreateShortcut("$env:APPDATA\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\メモ帳.lnk")

   $Shortcut.TargetPath = "C:\Windows\System32\notepad.exe"

   $Shortcut.Save()

2. ショートカットをスタートメニューにピン留めする

作成したショートカットをスタートメニューにピン留めするには、以下のコマンドを実行します。

powershell

   $Shell = New-Object -ComObject Shell.Application

   $Folder = $Shell.Namespace('C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs')

   $Item = $Folder.ParseName('メモ帳.lnk')

   $Verb = $Item.Verbs() | Where-Object { $_.Name -eq 'スタートにピン留めする' }

   $Verb.DoIt()

※「ユーザー名」の部分は、実際のユーザー名に置き換えてください。

これで、「メモ帳」がスタートメニューにピン留めされました。